惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

「ククルクク・パロマ」

2013-06-19 20:59:25 | 音楽
 本を読む時、小さな音で音楽を流していることが多いのは、基本的には眠気の襲来を防ぐため。本には眠気を誘う魔力があるので、それを音楽で邪魔してもらおうという魂胆です。
 しかし、音楽そのものが読書の邪魔をすることもあります。今日もそうだった。

 エアチェック(死語ですか?)した音源だったのですが、カエターノ・ヴェローゾの歌う「ククルクク・パロマ」が耳に入ると、もうそればかりが気になって活字は追えません。あまりにも素晴らしい。
 アルモドバル監督のスペイン映画『トーク・トゥ・ハー』の挿入歌にもなっていましたが、もとはメキシコの曲のはず。昔、ハリー・ベラフォンテが歌っていました。

 「ククルクク」は鳩の鳴き声。「パロマ」はずばり「鳩」ですから、他の鳥でいえば「チュンチュク雀」とか「カアカア烏」とかいうような意味のタイトルですね。

 あと記憶に残っているのは、このタイトルのマンガ。永島慎二が描いていました。「漫画化残酷物語」の一編だったかな(ちがうかもしれません)。
 曲同様、このマンガも良かった。

 ということで、この歌には色々と良い思い出があるのです。カエターノがまたそうした記憶を激しく掻きたててくれるので、しばらくボーッとなっていました。


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