改憲論の問題点(情報の読み方)
憲法記念日。
2018年5月3日の朝日新聞朝刊(西部版・14版)の一面に「憲法を考える」が掲載されている。そのなかに、改憲論者の「出発点」が次のように簡単に紹介されている。
安倍はこの「遺志」を引き継いでいる。アメリカによる押し付け憲法ではない「日本らしい」憲法を、というわけである。
この主張には、巧妙に隠されていることがある。
岸は、
と言っている。その主張から「民族」ということばが省略されている。
ここを見落としてはいけない。
言い換えると、安倍の改憲論は、「民族」を取り除いたものであるかどうか、あらゆる民族に開かれたものであるかどうかを問い直さなければならない。
日本に住むあらゆる民族(当然、韓国・北朝鮮人、中国人、他のアジア諸国の人々)でありながら「日本国籍」を持っている人を意識しているかどうか、という点から問い直さなければならない。
民族がなんであろうが、日本に住み、日本国籍を取得し、暮らしている人を含めて、「日本国民」の憲法を目指しているか。
社会にあふれる「民族ヘイト」を見る限り、(安倍を支持している右翼の言動を見る限り)、そこには「他民族」への配慮は見られない。
これは大問題である。
日本の人口(日本民族の人口)はどんどん減っている。労働力の多くはすでに「外国人」に頼っている。
これからの日本は、外国人(移民)に頼らないことには成り立たない。
フランスは人口減を移民を受け入れることで乗り切った。
同じ政策なしでは、日本は立ち行かない。
外国人を「研修生」と呼んで安価に労働させるという手法では、日本は確実に滅ぶ。
ここから、自民党の「改憲案」を見直すことも必要である。
安倍が目指しているのは、単純に「国民のために頑張っている自衛隊を違憲と呼ぶのはかわいそう」というだけの視点からみてはいけない。
安倍が狙っているのはナチスと同じ「民族差別」と「民族差別による独裁」そのものである。
憲法記念日。
2018年5月3日の朝日新聞朝刊(西部版・14版)の一面に「憲法を考える」が掲載されている。そのなかに、改憲論者の「出発点」が次のように簡単に紹介されている。
自民党の誕生前、安倍首相の祖父、岸信介元首相(故人)は、講演会誌の1954年1月号でこう訴えた。「民族的自信と独立の気魄を取り戻す為には吾々の手に依つて作られた憲法を持たねばならぬ」
安倍はこの「遺志」を引き継いでいる。アメリカによる押し付け憲法ではない「日本らしい」憲法を、というわけである。
この主張には、巧妙に隠されていることがある。
岸は、
民族的自信と独立の気魄を取り戻す
と言っている。その主張から「民族」ということばが省略されている。
ここを見落としてはいけない。
言い換えると、安倍の改憲論は、「民族」を取り除いたものであるかどうか、あらゆる民族に開かれたものであるかどうかを問い直さなければならない。
日本に住むあらゆる民族(当然、韓国・北朝鮮人、中国人、他のアジア諸国の人々)でありながら「日本国籍」を持っている人を意識しているかどうか、という点から問い直さなければならない。
民族がなんであろうが、日本に住み、日本国籍を取得し、暮らしている人を含めて、「日本国民」の憲法を目指しているか。
社会にあふれる「民族ヘイト」を見る限り、(安倍を支持している右翼の言動を見る限り)、そこには「他民族」への配慮は見られない。
これは大問題である。
日本の人口(日本民族の人口)はどんどん減っている。労働力の多くはすでに「外国人」に頼っている。
これからの日本は、外国人(移民)に頼らないことには成り立たない。
フランスは人口減を移民を受け入れることで乗り切った。
同じ政策なしでは、日本は立ち行かない。
外国人を「研修生」と呼んで安価に労働させるという手法では、日本は確実に滅ぶ。
ここから、自民党の「改憲案」を見直すことも必要である。
安倍が目指しているのは、単純に「国民のために頑張っている自衛隊を違憲と呼ぶのはかわいそう」というだけの視点からみてはいけない。
安倍が狙っているのはナチスと同じ「民族差別」と「民族差別による独裁」そのものである。
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