日中韓の東アジア3国で台頭しているいわゆる「サイバー民族
主義」について報じた記事が目に留まった。
直接、生身の人間と相対することもないこのサイバー空間では、
個々の人間が抱える「心の闇」が匿名性という仮面に守られ
暴走する傾向が強い、とは「ヲタク」も常々感じていることである。
「敵対的共犯関係」にあると分析されている日中韓の「サイバー
民族主義症候群」。
「ヲタク」は、たとえそれが日本のものであれ韓国のものであれ、
近隣民族への敵愾心をあおるような民族主義については、
常に批判的に見ている。
サイバー上で「ヲタク」が志向している方向性は、「是々非々を
忘れない草の根国際連帯」とでも言ったところか。
口で言うほど簡単なものではないとわかっているものの、
今後とも「ヲタク」らしくシコシコ取り組んでいくしかない。
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■ 한중일 ‘인터넷 삼국지’…‘사이버 민족주의’ 극성
韓中日「インターネット三国志」...台頭する「サイバー民族主義」
(東亜日報 9月13日)
최근 누리꾼의 화제는 영화 ‘괴물’(감독 봉준호)의 표절
여부다. 일본 누리꾼이 일본 애니메이션 ‘WX 기동경찰
페트레이버 극장판-폐기물 13호’에 나오는 괴생물체를
그대로 베껴 ‘괴물’을 만들었다고 시비를 걸어왔기 때문.
또 ‘괴물’이 일본 개봉 첫 주 박스오피스 7위로 기대에 못
미치는 성적을 기록한 반면 일본영화 ‘일본침몰’은 국내
박스오피스 1위를 차지하자 양국 누리꾼들의 자존심
싸움이 본격화됐다. 한국 누리꾼들은 “일본침몰이야말로
미국영화 ‘투모로우’를 베낀 것”이라고 공격성 댓글을
올리고 있다.
最近、映画「グエムル-漢江の怪物」(ポン・ジュンホ監督)の盗作
疑惑がネットユーザーたちの話題を集めている。日本のネット
ユーザーが、韓国の「グエムル」は日本アニメ「WX機動警察パトレ
イバー劇場版・廃棄物13号」に登場する怪物をパクッたものだと
問題提起したことがきっかけだった。また、「グエムル」が日本
公開1週目に観客動員7位という期待以下の成績に終わった反面、
日本映画の「日本沈没」が韓国で観客動員1位を記録したことで、
両国のネットユーザー間の「自尊心対決」に火がついた。韓国の
ネットユーザーらは「『日本沈没』こそハリウッド映画『デイ・
アフター・トゥモロー』のパクリだ」などと「日本沈没」を攻撃する
書き込みを続けている。
일본 대 한국뿐만이 아니다. 동북공정, 독도 영유권,
야스쿠니신사 참배 등 삼국의 영토, 역사 대립이 증폭되면서
인터넷에서는 한중일 ‘민족주의 전쟁’이 갈수록 확산되고
있다. 지난달 일부 중국 누리꾼들은 온라인 축구 게임
‘익스트림 사커’의 일본 서버에 집단적으로 들어가
채팅창을 ‘고이즈미 할복’ 등 욕설로 도배했다.
こうした現象は何も日本対韓国に限られたものではない。
「東北工程」(※)、「独島(竹島)領有権」、「靖国神社参拝」など、
韓中日三国間で領土や歴史をめぐる対立が過熱化する中、
ネット上では三つ巴の「民族主義戦争」が日増しに激化する様相を
示している。先月、日本のオンラインゲーム「エクストリーム・
サッカー」のサイトに中国のネットユーザーが押し寄せ、チャット
ルームを「小泉割腹」などの罵詈雑言で一色に塗りつぶした。
(※)「高句麗」を古代中国の一地方政権と見る中国の歴史解釈。
多くの韓国人がこれに反発している。
한국 서버도 마찬가지. 게임업체 관계자들은 “한국에서
게임이 오픈되면 중국 이용자들이 한꺼번에 들어와 종종
게임이 끊길 정도”라고 밝혔다.
韓国のサイトも同じだ。ゲームサイト関係者らは「韓国で新しい
ゲームが登場すると、中国の利用者がどっと押し寄せ、しばしば
ゲームサイトがダウンしてしまう程だ」と語る。
한국 누리꾼들도 감정적이기는 마찬가지다. 각종 포털사이트
게시판에는 영화 포스터로 만든 중국 동북공정 패러디,
‘고이즈미 부수기, 고이즈미 멀리차기’ 게임 등이 인기다.
韓国のネットユーザーらも感情的なのは同じだ。各種ポータル
サイトの掲示板では、中国の東北工程を揶揄した映画ポスターの
パロディーをはじめ、「コイズミを破壊しよう」や「コイズミを遠くまで
蹴飛ばしてみよう」などのゲームが人気を集めている。
인조이 저팬, 와우 저팬 등 한국-일본어 번역기를 통해
글을 올리는 커뮤니티에도 민족주의 정서가 그대로 표출되고
있다. 일본 누리꾼이 ‘한국은 중국의 속국이다’ 등의 글을
올리면 수많은 한국 누리꾼의 댓글이 따라붙는다.
エンジョイ・ジャパン、ワウ・ジャパンなど韓日自動翻訳の掲示板
上にも、民族主義的な感情が露骨に表現されている。日本の
ネットユーザーが「韓国は中国の属国だ」などの書き込みを
すれば、多くの韓国人ユーザーがそれに反撃を加える。
전문가들은 동북아 3국 누리꾼간 민족주의적 정서가 인터넷
담론을 형성하며 쟁점화되고 있는 현상을 ‘사이버 민족주의
증후군’(Cyber Nationalism Syndrome)으로 설명했다.
백지운 인천문화재단 연구원은 “사이버 공간이 다양한
의견을 교류하게 해주기보다 비슷한 입장을 강화하는
속성으로 가다보니 민족주의 정서가 더욱 극단화,
저급화된다”고 지적했다.
専門家らは東アジア3国のネットユーザーの民族主義的感情が
ネット上で一定の世論を形成したり論争を巻き起こすような現象を
「サイバー民族主義症候群(Cyber Nationalism Syndrome)」なる
言葉で説明する。インチョン文化財団のペク・チウン研究員は
「サイバー空間が多様な意見を交流する場としてよりも、似た
意見や立場の者同士を強く結びつける場として機能することで、
民族主義的な感情が一層、過激化し低俗化する」と指摘した。
임지현 한양대 교수는 “삼국의 누리꾼은 한 국가에서
민족주의가 대두되면 나머지 국가의 민족주의도 도드라지고
이에 모든 국가의 민족주의가 강화되는 ‘적대적 공범관계’에
있다”고 분석했다.
また、漢陽大学のイム・ジヒョン教授は「3国のネットユーザーは、
ある1国で民族主義が台頭すれば、刺激を受けた他国でも
民族主義的傾向が顕著になり、結局、3国全ての民族主義が
強化されるという『敵対的共犯関係』にある」と分析した。
(終わり)
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