日本の新内閣発足を伝える韓国メディアの情報量とその質は、
日本のメディアと比べても決して遜色はない。
日本発の外信報道を中心に、韓国メディア独自の視点を織り
混ぜた各種分析報道が連日行われている。
そういう中で、「ヲタク」が興味深く目を通したのは、産経新聞の
9月28日付け記事が元ネタとなった外信報道だった。
元ネタの見出しは「安倍首相就任会見 『しっかりと』32回
『思います』35回」。
「ヲタク」にとっては政治姿勢やものの考え方の面で共感の
感じられない新首相ではあるが、こういう記事を読むと、政治家も
なかなか大変なもんだと、ついつい同情してしまった。
ちなみに、韓国の外信報道では「しっかりと」を「확실하게
(確実に)」という漢字語に訳し伝えていた。
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■ 아베 상투어는 "확실하게"
安部新首相の決まり文句は「しっかりと」
(毎日経済新聞 9月28日)
"앞으로 '확실하게' 해나가야 한다고 생각한다."
「これから、しっかりと取り組まなければならないと思います」
일본 새 내각을 이끌고 있는 아베 신조 총리가
두드러지게 자주 사용하는 표현이다.
これは、日本の新内閣を率いる安部晋三首相が
目立って多用する表現だ。
산케이신문에 따르면 아베 총리는 지난 26일 취임
기자회견에서 '확실하게'라는 단어를 무려 32번이나
사용했다.
産経新聞によれば安部首相は26日の就任記者会見で
「しっかりと」という単語を実に32回も使った。
또 '생각한다'를 35회, '해나가겠다'를 22회나 반복했다고
이 신문은 지적했다.
また、それ以外にも「思います」を35回、「~してまいります」を
22回も繰り返したと同紙は指摘した。
기자회견이 26분 동안 진행된 점을 감안하면 거의 1분마다
이 같은 표현들을 한 번씩 사용한 셈이다.
26分間の記者会見で、ほとんど1分に1回、こうした表現が
使われた計算になる。
아베 총리는 27일 아침 자택 앞에서 기다리던 기자들이
각오를 묻자 또다시 "확실하게 하겠습니다"고 말했다.
安部首相は27日朝、自宅前で待ち受けていた記者たちの今後の
抱負を問う質問に対しても、また「しっかりとやります」と答えた。
자민당 총재 선거과정에서도 언변이 유창하지 못하고,
논리적으로 설명하지 못한다는 평을 받아온 아베
총리 입에서 몸에 밴 말투가 자신도 모르게 나오는
것으로 보인다.
自民党総裁選の過程でも、弁舌が巧みでなく論理的な
説明がへただとの評を受けた安部首相の口から、日ごろから
身に染み付いた言葉が無意識に口をついて出たものと
思われる。
그러나 취임 초기 의욕이 앞서 '확실하게'를 강조하는
것은 좋지만 말의 끝부분을 '생각한다' '생각하고
있다'로 마무리해 자신감이 없다는 인상을 준다는
지적도 나온다.
しかし、就任初期の意気込みから「しっかりと」を強調するの
はいいとしても、文末を「思います」「思っています」で結ぶ
ことで自信のない印象を与えているとの指摘も出ている。
이에 대해 일본 국민들은 총리가 말투를 바꿀 것을
주문하고 있다.
これに対し、日本国民の間では首相が話し方を変えるよう
求める意見が強まっている。
(終わり)