福岡の博多港と韓国・プサン港を結ぶ日韓高速船で、とんでも
ない事故が発生した。
3月1日午後6時過ぎ、プサン沖の海上でエンジントラブルを
起こしたコビー号(未来高速)が、強風と高波に荒れる海の中を
2時間あまりも漂流し、事故発生から10時間後となる2日午前
4時過ぎ、警備艇に曳航されプサン港に到着したとのこと。
△プサン港に到着したコビー号(釜山日報)
事故を起こしたコビー号には200人を超える乗客が乗っていた。
(日本メディアの報道によれば、日本人乗客も1名乗船していた
とのこと)
乗客らは、どれほどの恐怖と苦痛を味わったことだろう。
さいわいなことに人命にかかわるような被害は出ていないとの
ことだが、運行会社には猛省を促すとともに、今後、2度とこうした
事故が起きないよう安全管理を徹底してもらいたいものだ。
ここでは、プサンCBSの関連報道を翻訳練習させてもらった。
△「オレには全く関係ない」
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■한일여객선, 부산 앞바다서 표류하다 10시간 만에 귀환
日韓高速船・コビー号事故、プサン沖で漂流 10時間後に帰還
(プサンCBS 3月2日)
승객 200여 명을 태우고 일본을 출발해 부산으로 향하던
국제여객선 코비호가 기관고장으로 2시간 넘게 표류하다
10시간 만인 2일 새벽 부산항에 무사히 도착했다.
乗客200人あまりを乗せ日本を出港しプサンに向っていた日韓
高速船・コビー号が、エンジントラブルを起こし2時間以上漂流した
後、事故発生から10時間後の2日未明、無事、プサン港に到着した。
1일 오후 6시15분쯤 부산 태종대 동방 8.6마일 해상에서
한일여객선 코비호가 갑자기 기관고장을 일으켜 표류하는
사고를 당했다.
1日午後6時15分頃、プサン太宗台東方沖約14kmの海上で、
日韓高速船・コビー号が突然のエンジントラブルにより自力航行
できなくなり漂流する事故が発生した。
신고를 받은 부산해양경찰서는 경비함정을 급히 보내 약
2시간 후인 8시 35분부터 예인작업을 벌였으며, 승객 205명과
승무원 7명 등 코비호 승선자들은 사고 10시간 만인 2일 새벽
오전 4시15분쯤 부산항에 무사히 도착했다.
緊急連絡を受けたプサン海洋警察署は、急遽、警備艇を派遣し、
約2時間後の8時35分から曳航作業を始めた。事故を起こした
コビー号の乗客205人と乗務員7人は、事故発生から10時間後の
2日午前4時15分頃、プサン港に無事、到着した。
승객들은 사고 당시 해상의 강한 바람과 높은 파도로 선체가
심하게 흔들려 극심한 공포에 시달리고 일부는 부상까지
입었다면서, 풍랑주의보가 내려진 상황에서 선사 측이
무리한 항해에 나서 사고가 났다고 강하게 항의했다.
乗客らは、「強風と高波で船体が大きく揺れ続け、強い恐怖を
感じた。一部には怪我人も出た」と証言。また、「波浪注意報を
無視し、運航会社が無理な出港を強行したことが事故に
つながった」として強く抗議する乗客らもいた。
해경은 이에 따라 선장을 비롯한 선사 관계자를 불러 기관
고장을 일으킨 원인 등 선박관리 부실 여부와 함께 항해를
무리하게 강행한 것은 아닌지 조사할 방침이다.
海洋警察は、今後、船長や運行会社の関係者を呼び、エンジン
トラブルの原因や船舶の安全管理上の問題、さらには当日の
出港判断に問題はなかったか、などについて調査する方針だ。
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)