2009年夏のプサン訪問では、なぜか、街を歩く妻と長男の
後姿を、数枚の写真に収めている。
信じられない気もするが、「ヲタク」夫婦も結婚以来、すでに
20年近くが経とうとしている。
△プサン市プピョン(富平)洞を歩く妻、長男、そして末っ子
遠い昔に消え去った二人の甘い恋愛物語は、いまや昔話として、
かすかに記憶に残るのみ。
△ナンポ(南浦)洞を歩く母子①
結婚以来、今日までの長い間、まるで仲の悪い兄と妹のように、
ことあるごとにいがみあってきたのが「ヲタク」夫婦だ。
△ナンポ(南浦)洞を歩く母子②
しかし、考えようによっては、お互いワガママをぶつけ合い、
何の気兼ねもなく安心していがみ合えるからこそ、20年近くも
いっしょにやってこれたのかもしれない。
中2の息子の背丈はすでに彼女を追い越し、足は「ヲタク」よりも
大きくなっている。
(終わり)
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2009年夏のプサン中華街で、「연변양고기(延辺羊肉)」なる
屋号の店を発見した。
「연변(延辺)」とは、言うまでもなく、中国の延辺朝鮮族自治州から
取られた屋号だ。
延辺出身者(中国朝鮮族)がプサンの中華街に開いた店なの
だろうか?
今回、この店の料理を賞味することはできなかったが、機会を
みつけ、ぜひ、延辺のマトン料理を賞味してみたいものだ。
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)
日本で口にできる洋風の「おしゃれな」ファストフードは、ほぼ
全て韓国でも口にできると考えてよい。
しかし、日本にもあるようなマクドナルドの風景を写真に撮っても、
全くおもしろみがない。
やはり、「ヲタク」が強い関心を引かれるのは、韓国に独特な
ファストフード文化だ。
2009年夏に訪れたプサン市ナンポ(南浦)洞の一角で、
韓国式海苔巻きや天ぷら、おでんなどのファストフードを売る
屋台を目にした。
向かい合って営業する2軒の屋台の様子を写真に収めて
みた。
韓国では、洋風ファストフードばかりではなく、ある意味で
昔ながらの日韓折衷風ファストフードも、大きな人気を
集めている。
上の写真で、末っ子が口にしているのは、アイスクリームでは
なく、棒餅のおでん。
以前なら、彼女が喜んで食べていた棒餅だが、現在は、
どうやら棒餅の淡白さに飽きが来たようだ。
上記写真に写った末っ子の表情が、そうした変化をよく
物語っている。
結局、末っ子は棒餅の大半を食べ残してしまったので、残りは
「ヲタク」が食べてあげるハメとなった。
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)
以前、当ブログにおいて、韓国社会と「占い」の深い関係について
ふれたことがあった。
同問題を見つめる「ヲタク」の基本的な視点は、今でも全く
変わっていない。
ところで、2009年夏のプサン訪問で、独身者向けの占い所
(韓国語では『哲学館』)が、ふと目についた。
場所は、例によってチョリャン(草梁)洞。
看板に書かれた「신수(身数)」なる韓国語が理解できなかった
ので、後学のため、写真に収めてきたのだ。
以下、新しく学んだ「신수(身数)」も含め、上記写真の
占い所で行われる占いを簡単に解説してみる。
・・ ・・
□ 사주(四柱)...人間が生まれた年、月、日、時間の干支
(十干十二支)を四つの柱として運勢を占う。
□ 신수(身数)...人の運命。運勢。=운수(運数)
□ 궁합(宮合)...男女の相性運を四柱などを元に占う。
□ 이사(移徒)...引越し先の方角、場所などを四柱などを元に占う。
□ 택일(択日)...運勢のいい日を選ぶ占い。
(終わり)
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△グーグルマップより
2009年夏のプサン訪問では、チョリャン(草梁)1洞を眼下に
見下ろす山腹道路沿いの民間駐車場まで登ってみた(上記
画像の『撮影場所』)。
目的は、駐車場からの眺望にある。
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△写真中央付近に見えるのがプサン駅
チョリャン(草梁)1洞付近の山腹道路からは、プサン駅
(草梁3洞)が真正面に見下ろせる。
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△写真中央付近に見えるのが影島
視線を少し右に移せば、ヨンド(影島)が視界に入る。
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△写真中央付近にプサンタワーが見える
そして、視線をさらに右に移せば、チョリャン(草梁)2洞からは
見えない龍頭山公園のプサンタワーもはっきり見える。
なかなかいい眺めである。
最後に、撮影場所の足元左手に見えたアパートの様子を
記録しておく。
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ちなみに、このアパートの向こう側に、チョリャン(草梁)2洞、
6洞、4洞、3洞の市街地が広がっている。
プサン市東区草梁洞には1洞から6洞までがあり、人口は
合計で約3万5000人。なお、プサン駅周辺部の5洞は3洞に
吸収合併されたので、現在、草梁洞に5洞は存在しない。
(終わり)
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2009年夏のプサン訪問で、「ヲタク」はタクシーの車窓から、
非常に印象深い風景を目撃した。
何と、サイレンを鳴らした消防車が、一般車両と同じように
信号待ちをしていたのだ。
「ヲタク」の乗ったタクシーを含め、回りの車も、サイレンを鳴らす
消防車に道を譲る気配など全くなく、ごく普段通りの運転を
していた。
「ヲタク」にとっては、かなりのカルチャーショックであった。
場所は、夜のナンポ(南浦)洞。
周知のように、日本では、救急車やパトカー、消防車など、道路
交通法に定められた緊急自動車が緊急走行する場合、信号機や
通行帯、最高速度などの規制が適用除外または緩和される。
また、一般車両は緊急自動車の進行を妨げないように運転する
義務を負い、それを怠れば道交法違反(「緊急車妨害等」)となる。
ネットで調べたのだが、実は、韓国の「도로교통법(道路交通法)」
にも、日本の道交法と全く同じような内容の規定がある。
しかし、現状としては、少なくとも韓国の道路の一部には、同国の
道交法の規定とは程遠い実態があるようだ。
タクシーには妻も同乗していたので、この件について二人で
少し話した。
日本で運転免許を取得して間もない妻は、「韓国では運転者への
教育が不徹底なのではないか」と語っていた。
いずれにしろ、日本社会と韓国社会を比較する上で、両国の
緊急自動車の走行環境の違いを調べて見るのもおもしろい
かもしれない。けっこう多くの示唆を与えてくれそうだ。
ところで、その夜、信号待ちをする消防車をカメラに収める
ことは、残念ながらできなかった。
しかし、一般車両に混じって夜の道路を高速疾走する消防車の
後ろ姿だけは、かろうじてカメラに収めることができた。
△高速疾走する消防車(黄色囲み部分)
あの消防車がどこに向かっていたのかは知らない。
何とか無事、任務を全うできたことを祈るのみである。
△夜のソンドで見た救急車
一方、夜のソンド(松島)海水浴場で、救急車も目にしたが、
消防車に比べ圧倒的に車体の小さな救急車が、韓国、
少なくともプサンの道路でスムーズに道を譲ってもらえるとは、
考えにくい。
救急車も、やはり、一般車両をかわしながら高速疾走している
のだろうか。
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)
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△プサン港で下船後、入国手続きに向かう長男
2009年夏のプサン訪問では、韓国での入国審査前に、
新型インフルエンザの検疫を受けた。
と言っても、検査自体は実に簡単なもので、細い検査器具を
耳に近づけられただけで済んだ。おそらく、体温を確認された
だけだろう。
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△新型インフルエンザの検疫をする係員
とは言え、審査場の入り口付近で、突然、数人の検査員を目に
した時には、正直、かなり驚いた。この検疫検査について、
事前には全く知らなかったのだ。
とにかく、検査員の出で立ちが不気味で物々しかった。
彼らは、黄色のチョッキを着て、さらに青色のマスクと青色の
手袋までしていた。
予期せぬ事態を前に微妙に狼狽した「ヲタク」は、とりあえず、
入り口横の喫煙コーナーに身を避け、タバコを吹かしながら
頭の中を整理した。
そして、この様子をカメラに収めることにしたのだが、正面切って
検査員らを撮影するのは難しそうだった。
そこで、喫煙コーナーから、窓ガラス越しに「こっそり」検査の
様子を写真に収めたというわけだ。
上記写真の中央部をよく見ると、けっこう恐い人たちが写っている。
(終わり)
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△プピョン洞の独島活魚店
2009年夏のプサン訪問では、日本人には少し敷居の高い
活魚店を目にした。
まずは、ナンポ(南浦)洞のお隣、プピョン(富平)洞で目にした
「독도횟집」(独島活魚店)。
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△プピョン洞の独島活魚店
いや、もし「竹島は韓国の領土だ」と考える日本人がいたなら、
むしろ、お勧めの店なのかもしれない。
この店でそれを口にすれば、予想外の歓待を受けることが
できるかもしれない。
どうでもいいことを妄想しながら店の様子をカメラに収めてみた。
また、ちょっと驚いたことに、この活魚店は、前回、「ヲタク」家族が、
妻の妹家族といっしょに入ったアンコウ鍋の店とは、細い路地を
挟んで2軒隣。
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そして、その間に挟まれた酒場は、このブログでも2、3度紹介
したことのある、例の女子高生(&看護婦)の看板を掲げた店。
「ヲタク」は、この架空の日本人風女子高生との間に、奇妙な
因縁まで感じてしまった。
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△草梁洞の独島活魚店
さらにもう1軒。
妻の実家のあるチョリャン(草梁)洞で目にした「독도횟집」
(独島活魚店)も記録しておく。
(終わり)
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△「ヲタク」父子が乗った高速船「コビー号」
2009年の夏、「ヲタク」と長男(中2)は、里帰り中の妻と
末っ子(小2)を追ってプサンに渡った。
学校の課外授業や部活のある長女(高1)を福岡に残したままの
プサン訪問だったので、「ヲタク」父子のプサン滞在予定は、
今までになく短い2泊3日。
その日、「ヲタク」父子が乗った船は、JR九州の「ビートル号」と
共同運行されている韓国側の「コビー号」だった。
△接岸したコビー号
ところで、ターミナルの展望テラスから、接岸するコビー号を
見ていて、また一つ、どうでもいいことに気が付いた。
ビートル号とコビー号の接岸場所は違う。
ビートル号は、上記写真で言えばコビー号の手前のスペースに
接岸することになっている。
そして、船の接岸場所が違えば、当然、乗船場所も異なる。
△ビートル号の乗船場所
コビー号に乗る場合、乗客は、ビートル号の乗船場所を右手に
迂回し、さらに少し専用通路を歩かなければならない。
△コビー号乗り場に向かう長男
上記写真は、コビー号の乗船場所まで、専用通路を歩く
長男の後ろ姿。
ちなみに、ここ数年、「コビー号」に乗船した「ヲタク」が必ず
やることがある。
それは、座席の後部にあるトイレのチェックだ。
△コビー号のトイレ内に張られた注意書き
使用後のトイレットペーパーを便器ではなく専用のゴミ箱に
捨てるという韓国のトイレ文化が、日韓国際航路を走る
高速船の中でも健在している様を確認するためだ。
「ヲタク」は、実にくどい性格の持ち主だ。
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)
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2009年夏のプサン訪問で、プサン高校下の変則6叉路付近に
ある「기사식당(技師食堂)」を写真に収めた。
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「灯台下暗し」とでも言えばよいのか、「ヲタク」が、この見慣れた
食堂通りを技師食堂、つまり運転手食堂だと知ったのは、
うかつにもつい最近のことだ。
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注意してみると、食堂前の駐車スペースには、タクシーも
ちらほら止められていた。
駐車スペースもあり、1人で気楽に食事のできる店。
それが運転手食堂だ。
(終わり)
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