東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

小池百合子の生態

2007-08-19 07:06:31 | 社会・経済

名は体をあらわすという。男との、ボスとの百回の合体をなすということだろう。細川、小沢、小泉、安倍をどうたらしこんだか。深夜の携帯電話らしい。深夜に、横にワイフが寝ているのに女から携帯に電話をもらって喜ぶ男もいるのだろう。

売り上げに狂奔するバーのホステスではあるまいし、午前零時すぎに携帯で(携帯に、どっちだい)電話して部下を懐柔しようというのは、これは逆セクハラですよ。私が小池さんにすすめる役どころは防衛大臣ではなくてマタハリ役である。ちょっと年をくっているが、安倍じいちゃん・ぼっちゃんあたりには効果的だろう。

新聞の論調を見ると携帯で連絡がつく、つかないといっていて国家の非常時に対応できるかというのが多い。まことにその通りなのだが、その前になんかおかしいな、待てよと気がついた。

大臣は毎日役所にいくんだろう。次官とは昼間いくらでも話し合う時間があるだろうに。会議や外出でその日に都合がつかなければ翌日にすればいい。深夜に携帯で連絡するというのはどういうことだ。飲み屋からでも電話したのかネ。

一回だけ、勤務時間外の非常識な時間に電話して、全然連絡がつかない、危機対処上問題があると相手を記者に向かって非難するのはどういう神経だ。

そんなに緊急で日本出発まで話す時間が無かったならアメリカ出張中に携帯から連絡すればいいではないか。この時代それは容易なことだし、スマートなことだ。アーリントン墓参なんか断って電話すればいい。

小池百合子さん、その年ではもう真夜中の携帯電話という手は効くまいヨ。


ストレス下の小池百合子

2007-08-18 20:35:23 | 社会・経済

人間の本性というのは強いストレス下、苦境で表面化する。一つ読みが狂ってヤバイことになったときにいや応なしに露呈する。防衛事務次官人事をめぐる騒ぎでの「携帯電話」云々の迷言はお話にならない。四六時中携帯を覗き込んでいる女学生とおなじメンタリティだ。

目の周りの筋肉のこわばりも隠しようが無い。彼女の最大のウイークポイントは首の肉のたるみだが、この騒動で十歳ほど加齢化が進行したようだ。今日は馬鹿でかくて真っ黒い数珠玉のネックレスを何重にも巻いて隠そうとしていたようだ。

安倍首相に「リーダーシップを発揮してくれ」と泣き付いて早期決着になったようだ。明日からだっけ、安倍さんの長期外遊中に事態をコントロールする自信がなかったのだろうがネ。


復刻「アメリカのホロコースト犯歴」4

2007-08-18 07:48:34 | 社会・経済

それでもアメリカは世界一

ナノ秒の大虐殺(3):600万人(補1参照)という数字には同意いただけましたか。なかなか難しいと思うが、一応そのくらいにしておかないとマッチメークが出来ない。まさか横綱と序の口の新弟子の取り組みを組むわけにもいかないではないか。それじゃ興行にならない。文部科学省からも文句を言われる。仮定の話であるからしばらくご辛抱願いたい。

一応(ユダヤ人問題の最終的解決)が行われた時期を1939年から1945年の6年間とする。一年間100万人である。一日2700人あまり、1時間あたり114人となる。おぞましい計算だがアメリカの生産性の高さと比較するためにやむをえない。

アメリカは1945年3月10日の東京大空襲では2時間で10万人の

東京都
民を焼き殺した。1時間あたり5万人である。1945年8月の広島長崎にいたってはナノ秒で30万人を焼き殺している。

アメリカは原爆と並行して関東平野にサリンを散布する計画を進めていた。アメリカは日本上陸作戦を二方面から行う予定だった。九州上陸作戦をオリンピック作戦と名づけた。関東平野上陸作戦はコロネット作戦といった。

アメリカ軍の計画によると日本市民の死者を500万人以上と見込んでいたという。広島、長崎への原爆投下は新兵器の実験そのものである。毒ガスは確立された技術である。上空からの散布は確実で高い成功率を保障された戦術であった。

硫黄島の飛行場から発進したムスタング戦闘機で日本の対空砲火、迎撃機を壊滅させ、グアム、サイパン、テニアンの空港から発進させる数百機のB-29長距離爆撃機で関東平野の上空に侵入する。散布作戦は10分以内に終わるであろう。

アメリカは広島にウラニウム型の原子爆弾を投下して成功したにもかかわらず、並行して開発していたプルトニウム爆弾の実験をするために数日後に長崎に原子爆弾を投下した。

さて、昨日の報道によると、アメリカの核不拡散担当大使ロバート・ジョセフは次のように原爆投下を正当化したという。

1・さらに何百万人もの日本人が命を落としたであろう戦争を終わらせた点に

2・大半の歴史家は同意していると思う

1.             日本がサイパン陥落後半年以上前から和平をすでに模索していたことをアメリカは把握していた。ただソ連に仲介を頼むというトンチンカンなことをしていたが。アメリカが日本の無条件降伏に固執しなければ早期の停戦は可能であった。アメリカこそが日本との停戦交渉を拒否していたのである。したがって上記1のコメントは「非情、冷酷、非現実的な無条件降伏を日本に押し付けるためには、アメリカはさらなる原爆投下、毒ガス散布による日本人の大量虐殺を当然のこととしていた」と変更しなければ意味が通らない。(補2参照)

2・自分の、アメリカの意見を述べよ。「大半の歴史家」に助けを求めるな。それも「同意していると思う」といかにも自信無げだ。

補1: ニュルンベルグ裁判で連合国の検察は500万人がナチスの絶滅収容所で殺されたと主張していた。その後その数字は糾弾する側から100万人単位で、少ないほうに修正されているらしい。

補2: 無条件降伏という要求を唯々諾々と受け入れる為政者はいない。国家の存続と国民の生命と財産に責任を持つ為政者として、なにをされても「しょうがない」という無条件降伏を受け入れるということは許されることではない。すこしでも有利な条件を確保しようとするのは当然のことである。

その為政者がそれまでに無謀で拙劣な戦争指導で国家の破壊をもたらし、国民の生命、財産に惨害を与えていたとしても、だから無条件降伏を即座に受け入れていいという理屈は無い。東条英機はサイパン陥落後に退陣していたが、その後の戦争指導者を含めて高級軍事官僚を厳しく批判してきた著者でも、ポツダム宣言を即座に受け入れなかったから原爆投下の責任はアメリカにないなどという荒唐無稽な通説には同意できない。(カテゴリー・東条英機ほか参照)

もっとも彼我の戦力差についての情報分析、原爆などの新兵器の開発についての諜報、ソ連参戦計画を把握できなかったことなど、日本の諜報能力に問題があったとはいえる。

アメリカにジェノサイド(日本民族絶滅、ナチスの言葉で言えば日本人問題の最終的解決)の意思と計画があることはポツダム宣言のなかに脅迫的言辞で明記されていたが。


復刻「アメリカのホロコースト犯歴」3

2007-08-17 06:22:25 | 社会・経済

現行犯逮捕なのに ++ ナノ秒の大虐殺(2) ::

最初に読者と合意しておかなければならないことがある。ナチスによるホロコーストの犠牲者の数である。これを書くに当たってざっと資料をあたってみた。専門家でない私としては下調べから始めたわけである。

ところが、これがナマズのような、コンニャクのようなつかみどころのない話で、色々な数字、説があるのには驚いた。前回のアメリカの日本爆撃、原爆投下に続いてドイツの現代科学を用いたホロコーストの生産性という観点から、強制収容所における毒ガスを使ったユダヤ人の大量殺戮を中心として検討することとする。

現代的方法によらない大虐殺まで話を広げるとアメリカも中国やソ連には負けてしまうだろう。

強制収容所の問題はドイツの敗戦と同時に露見し把握された問題で、いわば現行犯逮捕で有無をいわさない証拠があると思っていた。ところがサにあらず、ということらしい。毒ガスで殺害された証拠となる遺体が発見されていないという報告もある。強制収容所で発見されたガス室といわれるものが、そうではないという説もあるようだ。

多数の証言がお互いに全く矛盾しているという指摘もある。ナチスのドキュメントにまったく言及するものがないという指摘もある。これは敗戦時に焼却隠滅したということになている。実際にはナチス文書をろくろく調べていないのだという人もいる。

最近になって当時のナチス政府の残された文書を一箇所に集めてこれから検討を始めようという動きも出てきたとか。

戦時中連合軍の偵察機が強制収容所上空から撮影した写真からは煙など焼却施設が稼動していたという証拠はないという報告もある。もちろん世に流布されている数字を主張する多数の資料もあるのだが、上述のように無数の反証もあることがわかった。もちろん専門家でない私にはどちらが正しいという裁定は出来ない。

犠牲者の数についても、ホロコーストを肯定する人の間でも信じられないくらいのばらつきがある。上は1000万人から100万人のあいだに大体収まるようである。ホロコーストに疑問を呈したり、犠牲者の数を云々することを封殺する雰囲気が欧米にあることはよく知られたことである。

日本で、だれかが核兵器を持つことを検討するがいけないばかりではなくて、核の議論をすることがいけないという人もいたが、ユダヤ人のホロコーストについてもそういう風潮があるようだ。

山本七平ではないが、「空気」というものは世界中どこの国にでもある。日本文化の専売特許ではない。かっての宗教裁判、宗教戦争と同じである。

ここで色々あげつらってもラチがあかないので、一応欧米の(現代宗教裁判所)が採用している数字すなわちユダヤ人のホロコースト犠牲者は600万人と仮定して話をすすめる。

つづく


小池百合子vs守屋防衛次官

2007-08-16 07:38:42 | 社会・経済

五十女の墓参りは絵になるか、考えてみたいと思います。昨日は8月15日でしたが、安倍内閣の閣僚は誰も靖国に参拝しないという話でしたが、夕方急遽高市大臣が参拝しました。次期防衛大臣は彼女かな。

小池百合子は直前の訪米ではワシントンのアーリントン陸軍墓地を訪ねて花輪を備えている映像がニュースで流れた。田中真紀子を思い出しました。彼女もアーリントンで献花しているんですね。真紀子も靖国神社には見向きもしなかった。

日本の防衛大臣を始めほかの大臣もアーリントンにいくのでしょうか。あまりニュースで見たこともない。最近は守屋次官とのイザコザで田中真紀子と比較されることの多い小池さんですが、やはり共通点があるのかな。田中真紀子は最初からああいう官僚とのトラブルがあったらしい。

田中真紀子はなんとかいう社会党の首相の時代、科学技術相に始めてなり、あまり当時は報道されなかったようですが、その後外務省で起こしたのと同じ騒ぎをやらかしている。外務省は二度目です。

小池さんは環境大臣の時は表面に出るようなトラブルを起こしていないようだが、今回はトチ狂ったとしか思えない騒動を引き起こした。更年期障害と猛暑のせいですかね。もと環境大臣だから気候変動には敏感なのかな、お気の毒です。謹んでご同情申し上げます。

拙劣、乱暴なやり方はあっけにとられる。防衛省の内情を知らないから騒動そのものの軍配はあげませんが、やり方は女性らしい陰湿かつ直裁というか女性的露骨さというか、やはり彼女は女性だったのですね。

彼女のやり方は乱暴なばかりではなく、ずいぶんと粗忽です。根回しは最初から意図的にするつもりはなかったようですが、新聞に自分から人事構想をリーク後、訪米して数日間日本を離れている。もっとも反発が予想される時期で対処が重要な時期にノホホンとアメリカを訪ねて厚遇されたと思いオオハシャギでした。パカですね。

田中真紀子にしても小池百合子にしても、畑で日焼けして真っ黒けの百姓女がハワイの教会で結婚式を挙げたがるのとおなじ精神年齢なのですね。あれはアメリカにお願いしてアーリントン墓地に行っているようです。

あるいは、国務省、国防省は日本の女大臣にはアーリントン墓参をすすめれば大喜びすると知っているのでしょう。

こういう場合、たとえ向こうから慫慂された場合でも、レシプロカルに靖国神社への参拝も求めるのが日本の閣僚の義務ではありませんか。百歩譲って靖国の政治的問題に顧慮したとしても、同様の行為を求めるべきでしょう。

たとえば、戦後カンボジアなどPKO活動で公務死された自衛隊員はどう慰霊されているのか。靖国にまつられているのか、それとも自衛隊が別に慰霊施設を設けているのか。そうなら、アメリカの国防相には来日時そこへ参拝を求めるべきでしょう。とにかく、小池百合子や田中真紀子がアーリントン墓地にいそいそと参拝する映像は不愉快極まりないものです。


復刻「アメリカのホロコースト犯歴」2

2007-08-15 08:20:07 | 社会・経済

ナノ秒の大虐殺(1)

今の日本の子供たちはかわいそうだ。幼いときにロボトミー手術を強制的にされている(ロボトミー手術とは前頭葉白質を切断破壊し廃人化する手術)。はしかワクチンの強制接種は止めたのにね。ちぐはぐなことだ。

さて例の久間大臣の発言だが、彼に求めるのは辞任、罷免ではなくて、名誉回復のために原爆投下非難決議案を率先提案することである。野党もトンチンカンなことを言っている。

非難決議案は踏み絵にもなる。久間発言を非難しながら、決議案に反対することができるだろうか。

星条旗よ永遠なれ、だ。虐殺、リンチではアメリカは他国の追随をゆるさない。ナチスの強制収容所でのホロコーストを含めても世界歴史のなかでアメリカの大虐殺の規模、生産性は抜きん出ている。ナチス、正確にはドイツ人の、と言うべきと考えているが、そのナチスとの比較は後に述べるとして、いわゆる戦略爆撃、都市爆撃の非モラル性において、その高い生産性においてアメリカが群を抜いていることを述べよう。

民間人が犠牲者となる都市爆撃のはしりとしてスペインのゲルニカに対する爆撃があげられる。これはもっぱらピカソが描いた絵のおかげで有名なのであるが、田舎の小さな町にたいする爆撃であって被害者の数もよく分からない。ピカソというシンボルをうまく利用した主義者たちの宣伝努力がおおきい。

年代的につぎに来るのは、中国奥地に逃げ込んだ蒋介石政府のあった重慶への日本軍の爆撃である。爆撃は1938年暮れから1941年9月まで断続的に行われた。中国側資料によるとこの期間の死者は11,800人である。終戦前半年あまりにわたってアメリカが行った日本本土各都市への爆撃により100万人近くを焼き殺した行為とは比較にならない。それも最初の高高度から夜間に行った軍事施設に対する爆撃から、あっという間にエスカレートして、1945年3月の東京の大空襲では下町の住宅密集地の住民を二時間で10万人を焼き殺し、同年8月には広島、長崎に原爆を立て続けに落としてナノ秒に何十万人を焼き殺すというように幾何級数的に生産性をあげてきている。

東京大空襲では野球のナイター中継も終わらないような短時間のうちに10万人を焼き殺し、百万戸の家屋を焼失させたのである。その非人道的生産性はさすがT型フォードの生産国と言わざるをえない。

このペースで重慶爆撃と同じ期間続けられたら日本人はひとりもいなくなっただろう。昭和天皇の終戦の詔勅にあるように、敵は残虐で非人道的兵器を使用して戦地より数千キロ後方にいる女、子供を皆殺しにしたのである。日本民族を抹殺しようとしていたのである。「忍びがたきを忍び、耐えがたきを耐え」ポツダム宣言を受諾したのである。

一部婦女子がさけぶように「歴史を鏡とする」のはいい。歴史を正しく認識しているならだ。しかし、日本人がうらみを忘れるのも将来へのステップである。一種の自己防衛メカニズムといえよう。あまり苦しいこと、むごいことは忘却の底に沈める。これが無力な幼児や子供に見られる一種の自己防衛心理メカニズムである(ジムクンドのフロちゃん参照)。これをトラウマという。しかし、原因不明のPTSD症状になやまされる。いつかは白日のもとにトラウマをさらして、相手の非道に適切に対処することが必要である。問題は日本人がそこまで、トラウマに正対できるまでに成熟したかということだ。

今回だいぶおどろおどろしい話になった。本当は書きたくなかったのだが、世界の客観情勢の進展は上記の史実に忘却の重しを乗せるのはまだ早いことを痛感させられた次第である。


復刻「アメリカのホロコースト犯歴」1

2007-08-13 18:59:00 | 社会・経済

怪我の功名(7月1日投稿)

次から次へとタイミングよくニュースの種が現れる。久間防衛大臣の「長崎、広島の原爆投下はしょうがなかった」という発言が大変なさわぎだ。たしかに困った発言だ。アメリカの原爆投下がナノ秒の世界史上に比類のないジャイアント・ホロコーストであることをポイントアウトしたのは怪我の巧妙だろう。

しかし、罪は日本国民、与野党の政治家にもある。アメリカに抗議したことがありますか。国会で原爆非難決議を採択してアメリカに突きつけたことがありますか。広島には原爆の碑というのがあって「過ちは繰り返しません」という被害者の誓いのことばがあるそうだが、いったいこれは何のことだ。

一つ言っておくが、広島、長崎は被害選民でもなければ被害エリートでもない。東京大空襲でも同じ規模のホロコーストが行われた。東京では二時間かかった、広島、長崎ではナノ秒であるという違いだけだ。居丈高な言動はよくない。戦争の惨禍を宣撫する効果を薄れさせる。半年間にわたって百万人にも上る日本人婦女子がアメリカの爆撃によって焼き殺されたことも忘れてはいけない。

こんなマゾヒスティックでグロテスクな言葉があるか。加害者を明示しないで歴史を記録することが出来るのか。この碑文で戦後の日本国民は納得しているらしいが、日本国民はこんなにまで家畜化しているのか。こんなにまで卑屈でアクロバティックな精神操作をして自己嫌悪におちいらないのか。

アメリカの下院本会議で今月(今日から7月だね)、従軍慰安婦非難決議案が採択されそうだ。どこの国でもこんないわれもない決議を採択することは許されないが、よりによって、もっとも資格のないアメリカで採択されるとは何たる皮肉。(決議は7月末に採択された)

久間大臣の発言をきっかけに与野党一致で原爆投下非難決議案を採択してアメリカに謝罪を求めるくらいのガッツは国会議員にはないのかね。選挙後開会した参議院本会議は原爆非難決議のチャンスだったのにね。小沢君しっかりしたまえ。


小沢一郎君に一票

2007-08-12 10:12:25 | 社会・経済

テロ特措法は延長しないほうがいい。結果論として小沢君と同じだ。国連決議云々とは別にだ。もう足掛け7年になるんだベ。このまま惰性で行くと日支事変(日中戦争)の二の舞だ。とにかく一度引き上げて総括、検討を加えるべきだ。

7年たっても小国一つ処理できないのはアメリカに全く能力がないからだ。こんなことについていくと危険である。

この支援が日米同盟を強固に維持するのに役立っているなら少しは考えても良いが、日本の安全保障の最大の関心事である半島情勢について相談もなしに勝手なことをするなら何の役にもたっていない。

あまつさえ、従軍慰安婦決議を米政府が座視して通過させたとなると日米同盟にはきびしい注文をつけるべきだ。慰安婦決議だが第二次大戦後六十有余年がたっているのに、あいかわらず勝者のパラダイムが亡霊のように漂っている。勝者のパラダイムの亡霊退治が先だ。

産経新聞の8月10日の記事に「慰安婦決議、日本への警告、人民日報論評、米政権の利益背景」という記事がある。北京の矢板明夫記者の報告だ。見出しにあるとおりに人民日報の論評の紹介だ。日本の保守勢力が歴史問題で東アジアと小競り合いをするとアメリカのアジア政策がやりにくくなるから、日本に警告するためにアメリカが決議案を採択したというのだ。

出所が中国の新聞だけにいまひとつはっきりとしない、分かりにくいところがあるが、考えるべきポイントだろう。来年は民主党政権が成立するだろう。今のアメリカの態度はもっと日本の利益から離れていくだろう。

昭和初期から太平洋戦争、そして敗戦後昭和25年までの20年間は民主党政権であった。この期間に大日本帝国をその最盛時から日本の完全破壊まで計画的に策謀した政権である。

また、日本が戦後の最盛期でアメリカの覇権を脅かすのではないかと、(そんなことはないのだが、アメリカ人というのは被害妄想にかかりやすい人種である、ヤバイと不安にかられるとリンチに走る国民である)、2期8年間にわたって日本の経済力を殺ぐためにワールドスタンダードという魔法語で日本の経済力を没落させたクリントン大統領は民主党である。

思い出すのは、江沢民がクリントンに会いに行く途中立ち寄ったホノルルでした演説だ。「アメリカはかって中国とともに日本と戦った戦友である」とね。クリキントンはまんまと光沢民に乗せられたわけだ。国際政治というのはこうしてやるものだよ。日本の政治家のように国内では非倫理的なことをしてばかりいるのに、外国に向かっては田舎娘のように、ひたすら「誠意」にすがりつく連中では国際政治はできない。

つづく


国際標準の朝青龍処分

2007-08-11 12:46:02 | 社会・経済

朝青龍処分を文化の違いなどという観点から分析するのは間違いであるとのべた。それと関連してだが、横綱の品格ナンテコトを言う。これにはたしかに『文化の違い』があるのかもしれない。

勝負のついた後での危険なダメ押しだとか、しきりでの見苦しいにらみ合いだとか。たしかににらみ合いは相撲の一部だがなにが見苦しくないにらみ合いで、どこからが見苦しいかなんてことはいわく言いがたい。が日本人にはなんとなく分かるとも言える。

横綱審議会がしきりに横綱の品格なんていうことをいうが、ローカルルール的なところかもね。すなわち女学生言葉で言えば品格なんて「文化的」なところもある。

相撲協会が大人なのは、ローカルルールで力士に注意したことはあっても、今回のような処罰をしたことがないことだろう。そして、今回の処分は国際標準からみて妥当なことだ。仮病を使って長期間仕事をさぼれば日本であろうと、欧米であろうと相当厳しいペナルティが課される。ようするに相撲協会は国際的常識を持っているということだ。

モンゴルではサッカーを子供としただけなのに、なんて文句を言っているが、今回の処分の理由を知らないか、理解できないか、マスコミが伝えていないだけのことだろう。モンゴルの後進性ということか。

サーカスのスターにたとえてもよい。仮病で長期間休めば即契約解雇だろう。それと同じだ。日本固有の文化であるはずがない。


朝青龍を座敷牢から開放せよ

2007-08-11 07:08:42 | 社会・経済

付け人による監視を外せ。謹慎というのは自主的にやって評価される。いまのやり方は高砂部屋の恥、大相撲の恥であるハンキチガイをお家の恥だと、無理やりに座敷牢に閉じ込めているようなものだ。

昨日は「朝」の知人だか後援者だかというひげのおじさんが高砂親方と一緒に朝青龍に会ったようだ。その人の話によると、朝は窓から物を投げようとしたり、若い付け人に八つ当たりしていたという。この話を聞くと、高砂親方はすぐに横綱に解雇を申し渡すべきだ。なぜかばうのか。どんなに恥をかいても自分の厩舎(部屋)に横綱を抱えているのが自分の利益になるからなのか。

そういえば、英語では親方のことをステーブル・マスターというようだ。厩舎の親方という意味だ。癖馬でもダービーに勝ちそうな馬は自分の厩舎に繋いでおいてレースの賞金をゲットしようという魂胆としか、思えない。

とにかく、付け人を全員引き上げよ。若い付け人がかわいそうだ。高砂親方や後援者の話が本当ならやがてパトカーが出動するような騒動を「朝」は引き起こすだろう。そこで相撲協会は解雇を申し渡せ。もし、朝が自分の自由意志で謹慎に立派に耐えたら来年から復帰すればよい。