惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

歩行者優先

2023-01-20 21:28:25 | 自転車

 朝、市民農園へ自転車で行く際、三鷹通りという片側1車線・歩道(狭い)付きの道路を通ります。
 車道の左端には自転車マークが描かれていて、自転車はここを走るべきと表示されています。

 でも、狭い車道なので、自転車を追い越す車はセンターラインを越えることがほとんど。自転車に乗る方も危ない思いをします。
 なので、子供を乗せた電動アシスト自転車のお母さんや普通のママチャリなどの多くは歩道を遠慮しながら通っています。

 もともと、この歩道は「自転車および歩行者専用」ということで、自転車も走っていいことになっているのです(右側の丸い標識)。

 今朝、私もいつもように歩道を通らせてもらっていたのですが、バス停の前で男性が立ちはだかり、「車道を走れ!」と強く言い張るのです。
 さからわずに自転車を降り、段差のある車道へおろして押しました。
 で、バス停を通り越して、サドルにまたがり、また歩道へあがろうとすると、「目が見えないのですか!」と罵声を浴びせてきます。
 ムッとしましたが、相手をしているヒマはないので、そのまま走り去りました。

 標識からも明らかなように、この歩道は自転車も(歩行者に気を配りながら)通行していいのです。
 それに私は70歳以上なので、「13歳未満、70歳以上は自転車の歩道走行可」という規則からも、通っていいはず。

 何か勘違いしているのでしょうが、自分の思い込みで他人を罵倒する人って嫌なもんだなと思いました。

 とはいえ、自転車の歩道走行についてはよく知られていないことがあるのも事実。

 ちなみに自転車が歩道を走行していい場合は、あとふたつあって、歩道に自転車マークがあって自転車走行可能と表示されている場合、安全確保のためやむをえないと認められる場合、だそうです。


忘れもの

2019-11-06 20:28:01 | 自転車

 きょうも上天気(ネタ元はジェローム・ビクスビィの名作短編、浅倉久志訳)。

 午後3時過ぎ、この良いお天気に、サイクリングを兼ねて隣町までワインを買い出しに。
 西へ、西へと自転車を走らせ、御塔坂下の交差点を過ぎ、裏通りを明治大学付属高校正門の方へ。その前をぬけて天文台通りを渡ると、武蔵野の森公園南地区に入ることができます。園内を味の素スタジアム方向へ走って、飛行場西側のムロムナードへ。午後4時半までは通行可能なので、まっすぐな道を1300メートルほど北北西へ走ると公園北地区。
 広い芝生広場を西へ突っ切って正門まで来ると、東京外大との間の道路に消防自動車が何台も停まっていました。公園脇の歩道のあたりに白い消火剤の泡が広がっています。どうやら枯草の火災があったらしい。

 その騒ぎを横目で見て道路を渡り、西武多摩川線の多磨駅へ。駅前を北に少し行ったところで踏切を渡り、人見街道を走って右折。多磨霊園南側の小さな通りを浅間山まで。ここでまた裏道をぐじゃぐしゃと走り、新小金井街道へ出ると、左側へちょっと行ったところが目的のシャトレーゼ府中若松店です。

 駐輪場に自転車を停め、ワインの空き瓶をバッグから出しながら、財布を探ると……。
 ありません。財布がありません。持ってくるのを忘れたようです。

 そのまま家まで引き返しました。
 片道7キロ。往復の所要時間55分程でした。


パンク修理

2018-10-02 21:38:57 | 自転車

 市民農園でミニトマトの枯れかけた茎を撤収して帰宅した時のこと。
 庭の入り口の段差を自転車で上がったとたん、「パンッ!」という音がして、自転車の前輪の空気が抜けました。激しいパンク。

 見てみると、タイヤはひび割れ、中の繊維が覗いています。酷使して限界に来ていたのでしょう。衝撃がそのままチューブに伝わって、破裂してしまったみたい。

 夕方、新しいタイヤを買ってきて、チューブ(買い置きがありました)ともども交換。
 前輪のタイヤ交換は、後輪と比べると、非常に簡単。ブレーキワイヤを緩めて、ブレーキシューが車輪に当たらないようにし、ハブを留めているナットを緩めると車輪が外れます。
 ただし、このナットは15番という特殊な大きさなので、工具に苦労するかもしれません。我が家には備わっているので、これも問題なし。

 たちまち取り替え、ついでにハブのベアリング部分にグリスを補充しました。これで回転がスムースに。

 車輪を外した時のお楽しみは、ジャイロ効果を実感できること。回転させておいて、ハブの両端を持ち、車輪を動かそうとすると、腕に強い力を感じます。慣性力の強さをまざまざと味わえるのです。
 これをやってから、車輪を元通りに。30分足らずの作業でした。


ブレーキ修理

2018-06-01 21:18:25 | 自転車

 このところ、アーシュラ・K・ル・グィンさんのことをずっと考えていました。〈SFマガジン〉の特集用原稿がらみ。

 今年1月に88歳で亡くなったル・グィン。フィリップ・K・ディックが「まだ人間じゃない」を書いた時、「そんなことを書いてはいけません」とたしなめたように、「怖い人」というイメージがありました。実際、作品からもそんな印象を受けたりしますが、初期の短編を読んだりすると、ロマンティックでユーモアもあり、楽しい人だったんだなあと感じます。
 もちろん真骨頂は大問題に堂々と取り組んだ問題作にあるのですが、どんな時も人間らしさを見失うことがなかった。そんな彼女の描く人々の魅力的なこと。
 〈SFマガジン〉のル・グィン追悼特集は、今月25日発売予定です。

 原稿を書き終えた後は、庭で自転車のブレーキ修理。
 愛用のARAYAのクロスバイクはもう30年あまり乗っているのではないでしょうか。タイヤは何度も取り替え、変速器のシフターも交換しましたが、あとはほぼ買った時のまま。丈夫で信頼性の高い自転車です。

 ところが、先日、前ブレーキのシューがホイールに接触したまま戻らなくなりました。つまり、ずっとブレーキがかかった状態なわけで、とても走りづらい。というか、走れません。
 時間ができたら直そうと思っていて、今日に至った次第。

 古いクロスバイクなので、ブレーキはカンティレバー式という、今ではめったにみられないタイプ。ブレーキをかけない時、シューは外側にバネで遠ざけておくようになっています。
 そのバネが何らかの理由で外れてしまったものと思われます。

 はめ直せば簡単に元通り、と思ってやったのですが、これがなかなかうまくいかない。はめたつもりが、なぜかまた外れるということの繰り返し。
 それでも、あれこれ何度もやっているうちに、なんとか直せました。

 指先は真っ黒になりましたが、満足、満足。また走れるぞ。


隣町まで

2017-01-10 21:05:23 | 自転車

 夕方、クロスバイクを引っぱり出して、ちょっと遠出。隣町、府中の分倍河原まで行って来ました。
 確かめたいルートがあったのです。大きな国道ではなく、裏道を走ればどんな具合かと。

 途中、東京競馬場までは何度も行ったことがあるのですが、その先、自転車では初めて。競馬場には回らず、旧甲州街道をたどり、大國魂神社のすぐ前をかすめるようなルート。踏切がひとつありますが、あまり信号にも引っかからず、わりと走りやすい道。片道30分かかりました。

 その前、仕事の時のBGMは、ナンシー・シナトラとロバータ・フラック。

 ナンシー・シナトラは、ついこの前も書きましたが、洋楽と出会った頃からの懐かしい歌手。
 「レモンのキッス」、「イチゴの片思い」などは、日本だけのヒットだったようです。中学生になり、本格的にポップスを聴き始めてからは、「にくい貴方」「シュガータウンは恋の町」「恋のひとこと」など、ラジオから流れてくるのを楽しみました。パンチの効いた歌い方と、少しサビの入ったような甘い声が魅力的。

 ロバータ・フラックは、何といっても、ソフトな歌声。心に沁みます。大学生の頃のヒット曲「やさしく歌って」が、やはりもっとも印象的。当時、シングル盤を買って、歌詞も覚えました。

 この曲は、人の心をつかむ素晴らしい歌手のことを歌っていますが、後に、そのモデルがドン・マクリーンだということを知ました。「アメリカン・パイ」という大ヒット曲をもっています。
 ドン・マクリーンも聴きなおしてみたい歌手のひとり。