惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

相撲中継

2023-11-15 21:22:14 | 相撲

朝からずっと締切原稿にとりかかっていて、一段落ついたのは午後5時。外はもう暗くなっています。
今日の東京の日没は午後4時35分なのですが、天気が悪く雲が広がっていたのでもっと早くから宵闇が訪れていたのだと思います。

ちょっとだけでも歩きたかったので、暗い中、速足で近所をまわりました。3500歩弱。
ずっと机に向かっていて冷えた体も少しは温まりました。
でも、やっぱり明るいうちにゆっくり歩きたいな。

夕食後、録画してあった相撲中継を視聴。
これまではお風呂からあがって、寝るまでの間に見ていたのですが、スケジュールを変えてみました。
この方が具合がいいみたい。生中継が終わって間もなく見てしまうので、その後のニュースでの相撲の勝敗を気にしなくて済みます。すでにわかっているのですから、耳をふさぐ必要がないのです。

ということで楽しんだ大相撲。今日は熱海富士の粘りが素晴らしかったですね。これで4連勝。先場所につづいて活躍してくれそう。


強かった!

2021-09-28 20:41:50 | 相撲

 朝刊に白鵬の初土俵以来の全成績が載っていました。

 2001年春場所、前相撲が初土俵。つづく夏場所は東序の口16枚目で3勝4敗と負け越し。
 驚くべきは、負け越したのはこの場所と翌年名古屋でやはり3勝4敗(西三段目)だった時の2回だけなのです。休場した場所を除くと、あとはすべて勝ち越し。

 どんなに強い力士でも、普通は幕内に上がった時とか、幕内上位になった時などには足踏みして負けがこむものですが、白鵬にはそれがなかった。
 2007年名古屋場所で横綱昇進。以来15年もの間、綱を張り、2010年と14年には年間5場所で優勝しています(全6場所優勝をやりたかったんだろうなあ)。
 あらためて、その強さにあきれました。

 市民農園の一画にコガネグモが巣を張っていました。

 黄色と黒のとりあわせが美しい、大型のクモ。
 巣も大型で丈夫。
 子どもの頃はこの巣の糸を棒の先に巻きつけ、粘着力でトンボをつかまえたものです。
 今、思えば、クモには申しわけないことをしました。野蛮だったんだなあ。


白鵬引退

2021-09-27 20:43:48 | 相撲

 大相撲秋場所で優勝した照ノ富士に後を託したということなのでしょう。横綱白鵬引退。

 7月の名古屋場所で全勝優勝した際には、さらなる記録を達成したいと語っていたように思うのですが、怪我と年齢とを考え合わせると、これ以上、横綱の責務に耐えることができないと判断したのでしょうね。責任感の強い横綱でした。

 とにかく強いお相撲さんでした。立ち会い、鋭く踏み込み、左手でまわしを取った時の相撲は惚れ惚れするのみ。
 長い間、1人で大相撲の屋台骨を支えてきた重圧はただごとではなかったはず。しばらくはゆっくりと心身をいたわり、後継の育成にとりかかっていただきたいと思います。

 〈小説推理〉11月号が発売になりました。担当のSFレビューで次の3作を取り上げています――

  • 高野史緒 『まぜるな危険』 (早川書房)
  • 山田宗樹 『存在しない時間の中で』 (角川春樹事務所)
  • アーカディ・マーティーン 『帝国という名の記憶〈上・下〉』 (内田昌之訳、ハヤカワ文庫SF)

 本号の〈小説推理〉誌巻頭には「夢枕獏の近況報告」というグラビア特集が組まれています。
 8月に箱根湯本の「箱根菜の花展示堂」で開かれた獏さんの書の個展会場での写真とエッセイ。この半年、リンパガンのため連載を休んでいるものの、治療は最終段階を迎えており、「お待たせしておりますが、元気です」とのこと。
 早く以前のように健筆をふるっていただけるよう(同年齢ということもあって)応援しております。


鬼と鬼

2021-07-19 20:42:38 | 相撲

 昨日書いた大相撲名古屋場所千秋楽、結びの一番。風呂上がりに見ました。凄かった。

 花道の奥から土俵下へ出てくるまでの両力士の表情。
 照ノ富士は割合、冷静に見えました。しかし、仕切りが進み、時間いっぱいになる頃、その顔にはもの凄い気迫が溢れ、目から光が放たれているかのよう。
 一方の白鵬は、花道の奥にいた頃から迫力十分。勝負に強い想いをもっていることが、結んだ唇や鋭い眼差しなどからはっきりと伝わってきました。

 そして、最後の仕切り。二人ともなかなか蹲踞の姿勢に入らず、目と目とを合わせて長い睨み合いとなりました。どちらも怖い表情で、鬼と鬼が向かい合っているかのよう。

鬼と鬼 天地凍らす にらみ合い

 そして、じっくりとした仕切り。照ノ富士が早め早めに所作を進め、白鵬はそんな状況をきっちり確かめ、自分のやり方をつらぬこうとしているようでした。
 立ち合い。白鵬は左の掌を照ノ富士の顔の前に突き付け、ひじ打ちをするかのように右腕をぶつけます。が、それは命中とはいかず、照ノ富士は踏み込んで左手を伸ばし、白鵬のまわしに手をかけます。
 白鵬は激しく動いて照ノ富士の左手をふりほどき、張り手を繰り出します。照ノ富士もこれに応戦。
 白鵬は機を見て右を差し、左上手を取ります。これで白鵬の体勢かと思いきや、照ノ富士も負けてはいない。投げに出た白鵬の上手を切り、体を寄せて攻めたてます。上手を放した白鵬は左手で照ノ富士の右腕を抱え、強引に小手投げ。何度か無理矢理投げをうつと照ノ富士はたまらず土俵に這いました。

 その後の白鵬がまた凄かった。怖ろしい形相での勝利の雄たけび。こんな顔はめったに見られるものではありません。背筋が凍りつく思いがしました。

 何が何でも勝ちに行くという白鵬の想いが爆発した一番でした。
 この気持ちを持続させるのはた易いことではないでしょうが、一日でも長く、横綱として君臨し続けててもらいたいものです。

 照ノ富士も、強かった。新横綱の資格十分。この先、さらに安定感を増し、大横綱になってくれるものと信じています。


豊ノ島さん

2020-04-17 21:42:21 | 相撲

 元関脇の豊ノ島が引退(→朝日新聞デジタルの記事)。
 寂しいけれど、いつか来ること。仕方ないですね。
 お疲れさまでした。

 大好きなお相撲さんです。身長169センチの小柄で丸っこい体を上手に使って、スルスルッともろ差しになってしまう技は抜群。見事だったなあ。
 土俵生活終盤は怪我に泣き、幕下にまで落ちました。家族の支えもあって昨年は幕内復帰。しかし、あちこち思うにまかせなかったのでしょうね、今年の春場所は幕下で迎えることに。
 ここで引退も考えたそうですが、関取でなくなると給金がなくなることを知っている長女の希歩ちゃん(7歳)に「私がおカネを貸してあげるから」と、相撲続行を訴えられ、土俵に上がりました。このエピソードには泣きました。
 しかし、春場所も2勝にとどまり負け越し。ついに引退して年寄・井筒を襲名することにしたようです。

 36歳まで、長い間、土俵を見せていただきありがとうございました。今後は弟子に抜群の差し身を伝授してやってください。

 昨夜はこんなものを作っていました。

 もうすぐ政府からのマスクが届くそうですが、どうも小さくて私には使いにくそうなので、それは小顔の人に譲って、私はこれでいきたいと思います。