惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

境線

2015-09-01 20:53:18 | 旅行記

 米子空港から米子市内への連絡はバスも鉄道も使えます。土曜、空港に到着した後、連絡バスで直行するとSF大会が始まるまで時間ができるので、鉄道を使ってみました。JR西日本の境線。
 単線でディーゼルカーが走っていますが、その車両には「ゲゲゲの鬼太郎」の登場人物たちが描かれています。外側だけでなく、中の天井にも、座席の背もたれにも。水木しげる先生のファンならずとも、ニンマリするのではないでしょうか。

 空港から駅までは歩いて5分ぐらい。
 到着してすぐに米子行きの列車が来ましたが、これはパスして、20分あまり後の下り境港行に乗り込みました。終点まで行って、そのまま折り返すようなので、端から端まで乗ってしまおうという算段です。
 やがて、こなきじじいの列車がやってきました。

 境港は水木しげる先生の出身地。町中、鬼太郎だらけという感じになっています。
 駅舎のすぐ前にある、水木先生の像と記念写真。同行した青山智樹さんにシャッターを押してもらいました。

 現在、水木先生は私と同じ町に暮らしておられます。因縁あさからぬ仲なのです。

 駅近くで10分ほど過ごして、また、こなきじじい列車に乗り込み、米子に向かいました(途中、乗ってきた女子高生が猫娘によく似ていると思ったことは内緒です)。


紅葉富士

2011-11-28 21:12:48 | 旅行記
 クレジットカードのポイントが消滅するとかなんとかという事情がらみで、富士山までツーリングしました。何のことだかわからないと思いますが、説明するとややこしくなるので省略。

 気温は10度ちょっとぐらい。バイクで走るにはやや寒かったのですが、高速道路で富士吉田インターまで。
 富士裾野で日帰り温泉(富士眺望の湯ゆらり)に入り、温まってから河口湖~山中湖と走って、道志道を通って帰京しました。走行距離220キロ。1日で走るにはちょうど良いぐらい。

Mtfuji1111 河口湖周辺はちょうど紅葉の盛り。絵葉書的素材ですが、記念に1枚撮りました。

 道志道を走るのは、たぶん30年ぶりの2度目。
 気持ちよくワインディングしていて、信号がなくて、ツーリングには申し分ない道ですね。今度は暖かい時期に走りたいものです。


茨城ツーリング

2010-09-17 21:33:48 | 旅行記
 昨日、今日と、茨城へバイクでツーリングに行ってきました。目的はいくつかあったのですが、まあ、基本的には息抜きということで。

 昨日は朝まで激しい雨が降って出発できるかどうか危ぶんだのですが、9時半ぐらいには小止みになり、レーダーエコー図を見ると強い雨雲はすでに通り抜けた様子。大きな雲の隙間が関東に差し掛かっていました。これなら行ける、と思って出発したのですが、その後は濡れるほどの雨も降らず、決断は大正解となりました。

 最初の目的地は筑波大学。古くからの知り合いで、美術の先生をしている齋藤敏寿さんが、現在、大学のアートスペースで作品展をしている(18日まで)ので、それを見に。
 久しぶりにたっぷり敏寿さんの陶芸(といっていいのかな)を見ました。すごく面白い作品なのですが、なかなかうまくいい表す言葉が見つかりません。とにかくユニーク。まず迫力に打たれ、それから色々とイメージがふくらんできます。

 その後は水戸まで走って1泊。

 今日はさらに北へ走り、袋田の滝、竜神大吊り橋と名高い観光コースを回ってきました。
Fukuroda1009 写真は袋田の滝。滝は4段になっていて、これはいちばん下の瀑布。繊細かつ雄大。日本三大瀑布に数えられるのもさもありなんと思いました。
 ただ、周辺がいかにも観光地然としてしまっているのにはげんなり。しょうがないことなんでしょうけど、日本の名所はどうしてこんなんでしょうね?


ずんこん

2006-07-09 21:16:50 | 旅行記

 第45回日本SF大会「ずんこん」より帰還。以下は1日遅れの日記となります――

 8日朝、東京駅発午前9時56分の東北新幹線「はやて」にて仙台へ。大宮から仙台まで途中駅を全部すっ飛ばす大胆さに驚きました。おかげで仙台駅着は11時38分。所要時間1時間42分は速いですね~。
 仙台からは石巻との間を結ぶ仙石(せんせき)線。乗り換えに半時間余裕があったので、駅の食堂で名物の牛タンを食べてみようと途中下車し、駅の一画にある「牛タン通り」に行ってみました。が、人気のお店には列がずらりと出来ているのです。
 これでは目的の電車に乗り遅れる可能性大と見て、断念。駅弁を購入することにしました。
 どの駅弁にするか、迷った末、購入したのは「海鮮常長弁当」(税込み1050円)。

 これを可能ならば仙石線電車内で食すべしと思ったのですが、そこが素人の浅ましさ、くだんの電車は窓沿いにベンチシートが据えられた都市型通勤電車仕様なのでした。これでは駅弁を開くわけにはいきません。

 とはいえ、ローカル線ならでは嬉しさもあって、ドアの横にエレベータのものによく似た「開く」「閉じる」のボタンがあるのを発見。駅に到着すると、降りる客は「開く」ボタンを押して自分でドアを開けなければならないのです。
 「何としてもこのボタンを押してみたい!」と思った私は、降りる予定の松島海岸駅が近づくと、ひと気のないドアを選んでその前に立ちました。到着。ボタンの周りに明かりが付き「さあ、押せ」と催促します。
 「よし!」
 ボタンを押すと、めでたくドアは開き、私は松島の海を見晴るかす駅に降り立ったのでした。

 外は曇り空ながら、まずまずの天候。駅前の通りを渡ると、そこはもう海岸沿いの公園です。
 「遊覧船が出ます。ご乗船の方はお急ぎください~」といったアナウンスを聞きながら、フラフラと東の方へ歩き、海岸沿いのベンチで待望のお弁当を開きました。

Obento0607  数口食べてから思い出して写真を撮ったので、ご飯やおかずが減っていますが、これが「海鮮常長弁当」の内容。小振りな器ですが、子女子の甘辛煮を載せたご飯が竹の皮に包まれ、別になっています。子女子の下には細かく刻んだ青菜が敷いてあるという細かい心遣いもうれしい。
 おかずは焼き鮭、白身魚のフライ、笹かまぼこ、ホタテ貝の煮物、厚焼きタマゴ、野菜の煮物など。
 量は少なめですが、少食の私にはちょうどいいぐらい。ご飯を含め、どれも日本酒の肴にぴったりで、ああ、これで一杯やりたい!

 長くなるので、今日はこれだけにします。ずんこんにまだたどりついていませんね。ごめんなさい。