おおむね晴れていましたが、北風が冷たい。最高気温 14.4℃(隣町アメダス)。
二階の日の当たる部屋で本を読んでいるうちに競馬(阪神ジュベナイルフィリーズ)を見ることも、馬券を買うことも忘れていました。2歳馬は難しいから、まあいいか。
それよりも、気分転換に見たニュースでのシリア情勢に心を奪われました。
反政府勢力が首都ダマスカスに進攻し、アサド大統領は逃亡したという。
反政府勢力「ハヤト・タハリール・アル=シャーム機構(HTS)」が北西部から都市を制圧していっていると報じられてまだ数日。しかも、反乱を起こしているのがHTSだけでなく、東部からも南部からも、いくつもの反政府勢力が進攻を始めていると知って、これはただごとではないと思いましたが、それにしてもあまりにもあっけないアサド政権の崩壊。そこまで脆弱になっていたということでしょうか。
2010年にチュニジアで始まった「アラブの春」はシリアに及んで、強烈な反撃に遭い、民主化の火が消えてしまったような印象を持っていました。
今となっては「アラブの春」は当初のような希望に満ちたものではなくなり、中東は混乱のきわみに陥っていますが、シリアの今後がどうなるのか。気になるところです。
夕方の散歩は、ハケの方向へ。
池上院わきからカルメル会修道院に向かって上る坂道――
カエデやケヤキが色づいて、坂道全体が燃えているようでした。