午後、八王子まで出かけ「安彦良和原画展」鑑賞。
高千穂遙さんの真似をして自転車で行くという考えも一瞬抱きましたが、今日はやたらに日差しが強くて暑いし、片道1時間半はかかるだろうから、時間的にもきつい。ということで、ただちに却下。
バイクで出かけました。中央高速を使うと家から会場までわずか30分です。
平日なので入場者はそんなに多くありませんでしたが、見たところガンダムファンらしき人たちが数組。見事に彩色されたパネル画を熱心に見入っていました。
単純な印象なのですが、安彦さんの描く人物像は低い視点から仰ぎ見た構図が多いように思います。逆に、高い位置からの「神の目」で見た場面は少ない。
これは安彦さんの人間観、物語観に通じるものではないでしょうか。安彦さんは、人間を、土から生まれた偉大な存在と見ているのではないかしらん。地面から見上げることによって、雄雄しいその姿を確認しているように思えてなりません。神話や歴史に題材を取ったヒーローの物語を描くのも、このことと無縁ではないのではないでしょうか。
あまり良い読者ではないので、見当違いなのかもしれません。違っていたらごめんなさい。「安彦良和原画展」は9月18日まで、八王子市八日町8の1ビュータワー八王子2階八王子夢美術館にて。