夕方まで雨。昨日よりさらに気温が下がり、最高気温20.7度(隣町アメダス)は夜中の零時に記録されたもので、日中は20度を下回っていました。残暑に慣れた身には「寒い」と思えるほど。それでも、街にはTシャツ1枚で歩く人も。
「とちる」が、元々はこのデカい木の実から来ていると思うとなんだか愉快です。
「トツチて」は「トチって」と同意だと思われますが、こういう言いかたもあったのでしょうか。
この季節、トチノキの下に落ちています。直径5センチほどで、大きなツバキの実にも似ています。
必ず3筋の割れ目があって、簡単に割れます。すると、中から大きな栗のような実が1個だけゴロリと出てきます。
この実を昔の人は食べたんですねぇ。えぐ味が強くて、舌を刺すとか。いくつもの行程を経た丁寧なあく抜き処理が必要だといいます。
今は使いませんが、古語には「栃目」という言葉があって、大きく目を見開き、あわてふためいている様子を表わしていました。
「醒酔笑」に――
- あわてふためき、前後を忘じたるを、栃目になって尋ねたは、栃目になりて走り歩きたるは、など言ふ事、何の故ぞや
「とちる」が、元々はこのデカい木の実から来ていると思うとなんだか愉快です。
さらに蛇足ですが、矢野誠一『三遊亭圓朝の明治』(朝日文庫)を読んでいたら、44ページの「圓朝遺文」引用中に――
- ……圓朝も吐胸をつかれてぐつと詰り、大いにトツチて話もそこそこに高座を下つたといふ
「トツチて」は「トチって」と同意だと思われますが、こういう言いかたもあったのでしょうか。
こんばんは^^
おじゃまします。
おれは、京都なんですけど、
(清水寺とかの、すぐ近くです^^)
急に、すごく寒くなってきました。
古典も、すごく魅力がありますよね♪
森下さまは、SF小説以外では、
どんなジャンルの本を、よく読まれますか?
コメントありがとうございます。
季節は急に変わりますね。
読書、文学関係はSFでほとんど手一杯ですが、他にはノンフィクションが好きでよく読みます。科学関係、人物伝、食べもの・・・。
古典も読み残しているのがあるので、読まなくては。