水・木・金と、田舎に帰って国土調査の立会いや今後の調査地の下見をしてきました。
今回は3か所ほど引っかかっていますが、すべて山林。小さい頃、草むしりを手伝った山の畑が、今は荒れた雑木林になっていたり、あるいは、小学生の時にヒノキの苗を植えたのが、すっかり大木になっていたり。この先、田舎の土地をどう管理してゆけばいいのか、途方に暮れる部分があります。
似たようなことは田舎の目抜き通りを歩いても感じますねぇ。いわゆるシャッター通り。
こちらは、途方に暮れているばかりではなく、何とかしようという工夫と熱意も感じますが。
昨夜帰京して、今日はSFファン交流会。
『蛇の卵』(青心社)、『第四の舘』(国書刊行会)と続けて長編が訳出されたR・A・ラファティについて語る会。
好きな作家について語る人たちを見ていると、楽しい、嬉しい。熱中できるものがあるのは幸せです。
会の後、みいめさんから同人雑誌『現代文学』創刊号を受け取る。
昭和27年10月発行。高橋和巳・小松実(のちの小松左京さんですね)ら京大生4人がつくった純文学の同人誌。196ページ、定価100円。
先月のSFセミナー夜の部の古書オークションにD島さんが出品していたのを、みいめさんに頼んで競り落としてもらったもの。粗末な紙に印刷してあり、茶色く変色した本はパルプにもどりつつあります。しかし、21歳の小松さんの怨念のようなものがいまだに匂い立っているような……。
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