『森下雨村探偵小説選』

　日没時にふらふらと自転車でポタリング。

　夕映えの空がきれいだなあと、うっとり走っている間は良かったのですが、この後、闇が濃くなってきて、自転車で歩道に乗り上げる際、段差の目測を誤ってしまいました。
　前輪が跳ね上がり、前カゴに入れてあった、買ったばかりのワインのボトルが落下。ガシャンと割れ、もちろん、中身は地面に。
　持っていたレジ袋に瓶のかけらを拾い入れ、危なくないようにしてから、泣く泣く帰宅しました。なんとも情けないかぎり。

　論創社から『森下雨村探偵小説選Ⅲ』が刊行されました。
　遠い親戚の雨村さんが書いたミステリを湯浅篤志さんがセレクトした傑作選の第３弾。戦前のものですが、読みやすく、楽しい探偵小説が並んでいます。
　巻末に「郷里の森下雨村」と題した、私のエッセイも収録されています。書き下ろし。

　本体価格4000円と、けっこうな値段ですが、興味がおありでしたら、よろしくお願いします。