福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

40代の韓国語人気

2007年05月22日 |   〇日本を読む

オリコンが先月末、モニター会員を対象に「英語以外で習って
みたい言語」を問うアンケート調査を実施したという。

結果は以下の通りだ。


△オリコン社調べ

オリコン・ランキングニュースで「学びたい外国語、『中国語』が
人気
」という題名で公表されていた。

この調査結果を見ると、40代では韓国語が1位に選ばれている。
また、女性の間でも2位、総合でも3位に選ばれている。

一昔前では想像も出来ない結果だ。

いわゆる「韓流ブーム」の影響なのだろうが、中高年の女性層を
中心に日本での韓国語人気も「本物」に近づいていると見ていいの
かもしれない。

ただ、若い世代で全く人気がないのはさみしい限りだ。

この先、「韓流ブーム」の終焉とともに韓国語人気もしぼんで行く
可能性だって否定はできない。

「ヲタク」的には、これからの時代、若い人には英語や中国語は
もちろん、韓国語やロシア語、タガログ語といった近隣諸国の
言葉を学んで欲しいと願っている。

ところで、「ヲタク」がこのアンケート結果に関心を持ったのは、
例によってこの話題をあつかった韓国の日本発外信報道を目に
したからだ。

最後に、若干(?)誇張気味の韓国紙の関連報道を翻訳練習し
記録しておく。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

■ 한국어 공부, 일본인 30-40대에 ‘인기 최고’
日本人の3、40代で韓国語が人気No1
(ソウル新聞 5月22日)

“일본인 30, 40대가 가장 좋아하는 외국어는 한국어.”
「3、40代の日本人が最も好きな外国語は韓国語」

최근 일본의 엔터테인먼트 전문기업 ‘오리콘’이 실시한 ‘영어
이외에 가장 배우고 싶은 언어’ 설문에서 일본인 40대들은
한국어를 가장 배우고 싶어하는 것으로 조사됐다.
最近、日本のオリコンが「英語以外で学んで見たい外国語」を
問うアンケート調査を実施したところ、40代の日本人で韓国語が
1位に選ばれたことがわかった。

지난달 23일부터 나흘간 걸쳐 조사된 이번 설문에서 일본인
40대의 32.5%가 한국어를 가장 선호했으며 30대의 26%도
한국어를 지지해 중국어(27%)에 이어 2위를 차지 했다.
先月23日から4日間にわたって実施されたアンケート調査で
40代の日本人の32.5%が学んでみたい第2外国語として
韓国語を挙げた。30代でも26%が韓国語を選び、中国語
(27%)に次いで2位を占めた。

20대에서도 한국어는 프랑스어(26%), 중국어(21.5%)에 이어
21%로 3위를 차지해 고른 선호도를 보였다.
20代でも韓国語はフランス語(26%)、中国語(21.5%)に
次いで3位(21%)を占め世代を超えた人気振りを示した。

이 같은 한국어에 대한 폭 넓은 지지는 한국의 경제성장과
한류열풍에 기인한 것으로 보인다.
こうした幅広い韓国語人気は韓国の経済成長や韓流ブームの
影響によるものと見られる。

이번 설문 조사에 참여한 40대 여성 A씨는 “한류 드라마의
영향이 큰 것 같다. 한류 스타가 등장하는 드라마나 영화를
자막 없이 보고 싶어 하기 때문”이라며 설명했다.
今回のアンケート調査に答えた40代のある女性は「韓国ドラマの
影響が大きいようだ。韓流スターが登場するドラマや映画を
字幕なしで見たいと思う人が多いようだ」と語った。

또 중국어를 선호한 30대 남성들은 “한국어를 배우고 싶지만
중국어가 영어에 이어 세계 공통어가 될 것 같다.” 면서
“중국의 경제 발전으로 선호도가 높아진 것”이라고 밝혔다.
また中国語を選んだ30代のある男性は「韓国語も学んで
みたいが、中国語が英語に次ぐ世界共通語になりそうだし、
中国の経済発展もあり人気が高まったようだ」と語った。

이 조사는 지난달 23일부터 26일까지 남녀 1000명을 대상으로
인터넷 설문 방식으로 이루어졌다.
このアンケート調査は、先月23日から26日まで男女1000人を
対象にインターネットを使い実施された。

(終わり)


 参加カテゴリ:地域情報(アジア)/語学・英会話


成人の日

2007年05月22日 |  〇文化・歴史

韓国にも「成人の日」があることを初めて知った。

正確に言えば韓国語では「성년의 날(成年の日)」。

韓国では、毎年、5月の第3月曜日がその「成年の日」に指定
されている。今年は5月21日(月)がその日にあたっていた。

ただ、祝日ではないので知らない韓国人も多いことだろう。

関連のフォトニュースから一つを翻訳練習し記録しておく。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

■ 성년식 긴장되네
緊張する成人式 
(ニューシス 5月21日)

 

제35회 성년의 날인 21일 오전 서울 경희궁에서 열린
'성년의 날 기념식 및 전통 성년례 재현 행사'에서 올해
만 20세가 되는 참가자들이 머리에 족두리와 비녀을
꽂은채 긴장된 표정으로 자리에 앉아 있다.
第35回「成人の日」を迎えた21日午前、ソウルの慶熙宮では
「成人の日記念式、及び伝統成年儀礼再現行事」が開催された。
今年、満20歳になる参加者たちが頭に冠をかぶりかんざしを挿し、
緊張した面持ちで座っている。

(終わり)


 ← 応援のクリックをお願いします。


憐れなる日本

2007年05月22日 |   〇竹島問題等

韓国のある大学で日本学を講義している教授が大田日報に
寄稿文を寄せていた。

「憐れなる日本」という刺激的な題名に惹かれ、ついつい全文に
目を通してしまった。

「日本専門家」の視点でもあり、韓国社会の対日認識や竹島問題に
まつわる認識を知る上で参考になる部分もあると考え、全文を翻訳
練習の上、記録することにした。

内容の是非の問題はさて置くとしても、論旨の展開の仕方など、
とても大学の研究者が書いた文章とは思えなかったが、翻訳
練習の段階で、なるべく読みやすい日本語の文章になるよう、
一部にかなりの意訳を加えた。

なお、紙面の関係から韓国語原文の記録は省いている。

・・・・・・・・・・

■ 憐れなる日本
(大田日報 5月20日)

最近、巷ではある財閥グループの子煩悩な父親が取った行動が
大きな話題となっている。殴られて帰ってきた息子のために父親が
自ら仕返しに出かけたという涙ぐましい話だ。問題が大きくなると
父親は抜群の能力を総動員し法の網を超越しようと懸命にもがい
たと言うから何とも悲しい話だ。頭脳だけは明晰で一世を風靡した
上昇志向溢れる法律家を動員し事件の弁明をしたところまでは
一つの世相の反映と見なすこともできようが、親子の陳述が食い
違っているとなると、あきれて物も言えない。まるで日本の
憎々しい自己弁護を見ているようで憐れみさえ感じられた。

親子が二人でいる時、父親は息子にどういう話をしたのだろうか?
事実を話せと言ったのだろうか?どういう方法で状況を克服する
のが男らしい勇気だと語ったのだろうか?勇気が何であるかを
教えるために行動したと言うのなら、今がその模範を示す格好の
機会なのではないだろうか。事実を語ることで父親の愛情や男の
勇気がどういうものなのか身を持って示す時だ。遅くなりはしたが、
親子が救われる方法はそこにしかないだろう。

この親子を見ていると、犯罪を犯しても反省する勇気を持てず、
先進的な知識や蓄積された国力を総動員し苦しい言い訳ばかりを
並べ奈落の底に落ちようとしている日本を見ているようだ。

以前、父親と口げんかをしたという友人の酒の相手をしたことが
ある。彼は、道義にもとる収入を手にする道があったにもかかわらず、
本人なりの原則を守りながら生きてきた。そういう彼を父親が
あざ笑ったので口ごたえをし家を飛び出して来たと言って、夜通し
酒をあおったのだ。日本の平和に関する基準はあまりにも恣意的な
ものだ。全てが状況論理で固められ、自国民までだましている。

韓国人はよく日本人は礼儀正しく親切だと言う。実際、そうなの
かもしれない。そういう面があるのは事実だろう。そこで、日本人は
みな正直で怒ったりもしないと錯覚する者までいる。しかし、それは
あくまで自分たちのためだけの内向きの親切であり生活上の方便
だと見る見方もある。日本人の礼儀や親切が自己を防御し他者に
対する優越感を確認する内向きの方法だとするなら、それが外部の
他者に向かう時、偏見や差別として現れることも十分にありえる
のだ。排他性のない礼儀や親切でなければ、美しい愛を結ぶ
ことはできない。

最近、日本は「独島(竹島)は昔も今も日本の島」などというような
標語の下、共同目標を設定し結束を固めている。そうした動きを
純粋な愛国心の表現だと信じる日本人も多いことだろう。日本を
非難する私たちに、彼らは必ずや「韓国は独島(竹島)が韓国領だ
という歌まで作って歌っているではないか」と反論し韓国の方こそ
偏狭だと非難することだろう。しかし、それは間違っている。同じ
ような方法でもそれが持つ意味は全く違っているのだ。独島
(竹島)が韓国領であることが明白な事実である以上、それを
歌うことは当然のことだが、日本が侵略的な論理を根拠に道理の
通らぬ主張を正当化しようとすることは犯罪の合理化であり、
韓国の行為とは次元が異なる
のだ。

日本人は礼儀正しいかもしれないが、自国の恥部に関しては
無知だ。ただ盲目的に日本政府の見解を信じ従いながら、その
ことで被害をこうむる側の立場には沈黙することが政府に対する
礼儀だと考えているのかもしれない
過去の侵略戦争時代の
日本人より、現在の日本人の方がはるかに好戦的であることに
彼らは気が付いていないのだろうか?憐れみを感じると同時に
腹立たしくもある話だ。彼らは自分たちが韓国にケンカを売って
いる事実すらわかっていないようだ


日本は独島(竹島)が自国領であることを証明できる記録を持って
いない。多くの資料があると自慢してはいるが、実際は日本の
領土でないことを裏付けている資料が多いのだ。そこで、最近は
韓国側の記録を証拠にしようとしている。多くの記録を探り矛盾点を
見つけ出しては記録自体を否定しようとしている。そうすることで、
独島(竹島)を所有者が存在しなかった島であったことにし、
1905年の帝国主義的侵略(※)を正当化できると考えているようだ


(※)日本による竹島の島根県編入のこと

日本政府のやり方は実に巧妙だ。解読が難しい資料を切り貼り
しながら自分たちの意図に合わせて利用するため、一見もっとも
らしく見えてしまい、韓国人がひるんでしまうこともありえる
日本の
意図的な虚偽を見抜くのが難しい場合もある
のだ。専門家の解説が
必要だ。そうした面で多くの専門家の協力が必要なのだ。今、
韓国の歴史的資料や韓国語が他民族によって歪曲されようとして
いる。今は国権を奪われた時代ではない。また、韓国人が日本の
虚偽を見抜く目を持っていないわけでもない。それにもかかわらず
傍観するとすれば、それこそ憐れむべき行為だ。

(終わり)


 参加カテゴリ:地域情報(アジア)/語学・英会話