インドでのスズキの善戦を伝えるアメリカ発の外信報道だ。
クルマ好きの「ヲタク」は、一気に最後まで読み通した。
全文を翻訳練習し、記録しておく。
なお、そんなに長い記事ではないが紙面の都合で韓国語の
原文の引用は省いた。
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■ 스즈키, 인도차 시장서 혁명
スズキ、インドのマイカー市場に革命
(マネートゥデイ 5月14日)
「洗練されたコンパクトカーで20代のインド女性を攻略」
多彩なボディカラーに強い車体、さらに洗練されたスタイルを
兼ね備えた「Zen Estilo」(エスティロとはスペイン語でスタイルの
意味)の善戦でスズキがインドのマイカー市場に革命を起こして
いると、アメリカの経済専門誌ウォールストリートジャーナルが
11日(現地時間)付けで報道した。
Zen Estiloには「パープルフュージョン」「バージンブルー」など8色の
カラーが用意されている。フロントライトとリアライトは大きく強調
されており、人の笑顔を連想させる。価格は8000ドルを少し下回る
水準で昨年12月の発売開始以来3万台以上が売れた。
現在、Zenは注文に生産が追いつかない状態で、ムンバイでは
納車まで最低6週間待たなければならない程、大きな人気を
集めている。
昨年12月、シルバーパールのZenを購入したブリンダ・ソナワラ
さんは、「デザインがかわいいし車体がとても女性的。それにZenに
乗っていると、周りの視線が集中するしとっても気分がいい」と
大満足だ。
家族が経営するホテルで働くシェティさん(27、女性)も「Zenは
気に入らないところなんて一つもない。私にとって理想的な車だ」と
ぞっこんの様子だ。
「Zen」の成功は、経済成長で購買力が増した20代の女性を
ターゲットにしたスズキの戦略が功を奏したことを意味している。
洗練されたスタイルの車を多彩なカラーで包み、見た目を重視する
20代の女性に強くアピールしたのだ。
インド・スズキのザグイシ・カタール支社長は「時代は変わった。
最近の消費者は、車を選ぶ時、値段よりもスタイルやデザインを
最優先する」と語る。
スズキのライバル社たちも20代攻略を準備中だ。インドの11億を
超える人口の半分以上が25歳以下に属している。もちろん、車を
購入できる経済力を持つ若者の割合はまだまだ低いとは言え、
経済の急成長で高所得層が増えており市場の展望は明るい。
フォードやトヨタ、ホンダ、フォルクスワーゲンなどのライバル社は
これまでインドで人気を集めることはできなかった。これらの
メーカーのモデルは中型車や高価モデルに集中しており、1万
ドル以下のコンパクトカーは扱っていないのだ。最近、インドで最も
流行している車はコンパクトカーだ。
価格は高めだがZenと同じように高級感のあるスタイルを持つ
「ワゴンR」もインドで1位を走るスズキの善戦を支えている。Zenと
ワゴンRのおかげでインド・スズキの2007年第1四半期の販売
台数は昨年同期比30%増の20万台を記録した。
スズキの場合、販売台数は日本よりもインドの方が多い。昨年、
スズキのインドでの売り上げは全体の純益(6億2500万ドル)の
20%を占めたほどだ。
スズキは今後3年間、インド工場の生産能力を50%増強し年間
生産を100万台に引き上げる計画だ。さらに、堅調な伸びを見せて
いる他の途上国向けにインドで生産した車の輸出を拡大する
ことも計画している。
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)/語学・英会話