福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

「肌色」と韓国語

2010年05月07日 |  〇文化・歴史

人間の肌の色は人種によって大きく異なるし、同じ人種に属する
人でもかなりの多様性がある。

国際化、さらにはグローバル化する地球社会の流れの中、
日本では、クレヨンや絵具の製造企業を中心に色彩を現わす
「肌色」の名称を、人間の肌色とは中立的な「薄だいだい」に
言い換える努力が行われてきた。

「肌色」が人種差別にあたるかどうかという問題はさておき、
「ヲタク」は「薄だいだい」を支持する。

うかつにも「ヲタク」は、日本と同じような努力が韓国社会でも
行われていることを知らなかった。

韓国語の場合は、「살색=肌色」から「연주황(軟朱黄=
薄だいだい)」への言い換えだ。

ここでは、「ヲタク」にそうした新しい知見を与えてくれた関連記事を
翻訳練習させてもらった。

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■“인종차별 단어인 ‘살색’ 쓰지마세요”
… 고교생이 언론·기업에 일침
「人種差別的な単語『肌色』は使わないで」
・・・高校生がマスコミ、企業に苦言
(国民日報 5月5日)

고등학생들이 인종차별적인 단어를 사용한 언론사와
대기업에 일침을 가했다.
高校生がマスコミや大企業に対し、人種差別的な用語である
「肌色」を使用しないよう要請した。

5일 국가인권위원회에 따르면 서울과 경기 지역 고교생으로
구성된 ‘평화를 사랑하는 청소년들의 역사모임’ 회원 5명은
“10개 중앙 일간지, 경제지, 인터넷 매체와 3개 지상파
방송사가 기사에서 살색이란 용어를 계속 쓰고 있다”며
지난해 9월 인권위에 진정을 냈다.
5日、国家人権委員会によれば、ソウル・京畿地域の高校生らが
中心になって作った「平和を愛する青少年の歴史クラブ」の会員
5名が、「中央の日刊紙10紙をはじめ経済紙、インターネット
メディア、放送3社が、記事の中で『肌色』という用語を使い続けて
いる」として、昨年9月、人権委員会に陳情書を送っていた。

-中略-

인권위는 지난해 10월부터 조사를 벌였고 이 과정에서
18개 언론사와 기업이 모두 살색이란 용어를 쓰지 않겠다는
의견을 보내왔다.
人権委員会は、この陳情を受け昨年10月に調査を開始したが、
マスコミ18社と指摘を受けた企業全社が、「今後、『肌色』という
用語を使わない」とする意見書を同委員会に送付して来た。

한 중앙 일간지는 “살색이 인종차별적 용어이므로 사용
해서는 안 된다는 진정인의 지적에 전적으로 동의한다”고
했고, 한 방송사는 “살색이란 색명이 방송된 데 대해 유감
스럽게 생각한다”고 사과의 뜻을 표했다.
ある中央の日刊紙は、「『肌色』は人種差別的な用語なので
使用すべきでないとする陳情人の指摘に全面的に同意する」との
意見を表明し、ある放送局は、「『肌色』という色を表す用語が
放送で使われたことは誠に遺憾である」と謝罪の意を表明した。

-中略-

역사모임은 해당 언론과 기업이 살색이란 용어를 쓰지
않겠다는 의견을 전해와 최근 진정을 취하했다.
歴史クラブは、「今後、『肌色』という用語を使わない」とする
マスコミ各社や各企業の意見表明を受け、陳情を取り下げた。




(終わり)



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