自慢ではないが、「ヲタク」は長年、韓国語を学んでいる関係で、
新聞に限って言えば、韓国紙の記事を、ほぼ日本紙と同じくらいの
理解度でスラスラ読める。
△「それが自慢だって、何度言ったら
わかるんだヨッ!」
しかし、そうは言ってみても、所詮、「ヲタク」にとって韓国語は、
永久に外国語なのだ。
今でもたまに、自分でも笑ってしまうような読み間違いを犯す
ことがある。
例えばこの記事。
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■부산 도심서 대낮 추격전
…경찰, 공포탄 쏴 10대 절도범 검거
プサン都心で白昼の追跡戦
・・・警察、「恐怖弾」放ち10代の車泥棒逮捕
(韓国経済新聞 5月28日)
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5月27日、プサンの都心で自動車を盗み逃走した10代が、
パトカーと激しい追跡戦を繰り広げた末、結局、渋滞に巻き込まれ、
最後には車中に立てこもったとのこと。
そこで、警察が容疑者逮捕のために使ったのが、見出しにある
「恐怖弾」だ。
警察は、車中に閉じこもった容疑者を外に引っ張り出すため、
助手席の窓に「恐怖弾」を撃ち込み、ガラスを割ったのだと言う。
「ヲタク」は、見たことも聞いたこともないこの「恐怖弾」がどういう
具合に恐ろしい弾(たま)なのか、強い興味を引かれ、調べてみた。
・・・、何のことはない。
「공포탄」とは、「恐怖弾」ではなく「空砲弾」のことだった。
記事の見出しを見て、「공포」から「恐怖」しか連想できなかった
「ヲタク」の失態だった。
言うまでもなく、韓国語読みでは「恐怖」と「空砲」は同音である。
△「限界に挑み続ける中年男って・・・、
絶対、かっこよすぎます」
△「・・・・・」
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)