福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

朴賛浩と日本の接点

2010年12月20日 |   〇芸能・スポーツ

オリックスは20日、米メジャーリーグでアジア人最多の通算
124勝を挙げた韓国人投手、朴賛浩(パク・チャンホ、37)の
獲得を発表した。

例によって韓国メディアを通じて、初めてこのニュースに接した
「ヲタク」だが、とにかく驚いた。

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△12月20日夜、ネイバーニュース・アクセスランキング「全体」

1位 朴賛浩、イ・スンヨプのいるオリックスへ、
    なぜ韓国人選手なのか?(連合ニュース)

5位 朴賛浩、なぜオリックス入団?(スポーツ朝鮮)

8位 日本紙、朴を「メジャー124勝投手」と紹介(日刊スポーツ)

9位 金星根、白仁天監督 「朴は日本で成功する」確信
   (スポーツソウル) 

10位 朴賛浩 オリックス入団の背景(韓国日報)

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12月20日夜現在、ネイバーニュースのアクセスランキングでも
全ニュースのトップ10に、朴のオリックス入団関連の記事が
5つもランクインするほど、大きな驚きと関心を集めていた。

野球ファンの「ヲタク」としては、来年、福岡の自宅で、スカイライフ
(韓国の衛星放送)を通じ、オリックスの試合を観戦することが、
今から楽しみになってくる。


△「さすがです

ここでは、朴投手が日本でのプレーを決意した最大の理由と
なったと考えられる夫人の話題にふれたCBSの関連記事を、
一部、翻訳練習させてもらった。

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■박찬호, 왜 일본 무대 택했나
朴賛浩、なぜ日本のマウンドを選んだのか?
(CBSノーカットニュース 12月20日)


△朴賛浩の夫人である在日韓国人の朴リヘさん(写真右)が、
朴賛浩の日本行きに少なくない影響を与えた。

17년동안 몸담았던 미국프로야구 무대를 떠나기로
했다. 반드시 국내에서 선수 생활의 마지막을 장식
하겠다는 뜻도 잠시 뒤로 미뤘다. '코리안 특급' 박찬호
(37)의 새 행선지는 일본 오사카로 결정됐다. 놀라운
소식임에 분명하지만 전혀 암시가 없었던 것은 아니다.
17年間プレーした米メジャーリーグの舞台を去ることにした。
必ずや母国で選手生活の最後を飾りたいという気持ちも、当面、
おあずけだ。「コリアンエクスプレス」、朴賛浩(37)の新天地が
日本の大阪に決まった。驚くべきニュースであることに間違いは
ないが、全く予兆がなかったわけではない。

박찬호는 지난 달 24일 귀국 기자회견에서 "국내에
복귀하기 전에 일본 무대를 경험해보는 것도 중요
하겠다는 생각을 해봤다"며 일본 진출에 대한 복선을
내비친 바 있다.
朴賛浩は11月24日、帰国時の記者会見で、「韓国に復帰する
前に、日本の舞台を経験してみるのも大事なことではないかという
気持ちがある」と、日本進出をそれとなくほのめかしていた。

무엇보다 재일교포 3세인 아내 박리혜씨의 의견이
일본행에 있어 큰 역할을 한 것으로 보인다. 당시
박찬호는 "처가집이 일본에 있고 장인 어른께서 야구를
굉장히 좋아하는 열정적인 팬이시다. 와이프도 내가
일본에서 한번쯤 해보는 것을 원하고 있다"고 말했다.
何よりも在日韓国人3世である夫人の朴リヘさんの意見が、
朴賛浩の日本行きに大きな影響を与えたものと考えられる

同じ記者会見の場でも、朴賛浩自身、「妻の実家が日本にあるし、
義理の父は大の野球ファンだ。妻も、僕が一度、日本でプレー
することを希望している」と語った

-以下省略-




△「また、野球の話題か?
関心が偏りすぎてるんだッ!


(終わり)


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GHQ覚書と竹島問題

2010年12月20日 |   〇竹島問題等

ネット上で尖閣諸島問題について調べごとをしていて、偶然、
尖閣諸島等の領海警備」(海上保安レポート2005)なる
小文を読んだ。

その小文の「竹島」の項目を通じ、「ヲタク」は、竹島問題をめぐる
全く新しい知識と観点を得ることができた。

「ヲタク」のこれまでの竹島問題学習の不十分さを示すと同時に、
当ブログとしては、一切、韓国語を含まない例外的な記事となるが、
竹島問題を考えて行く上で非常に重要な事実が含まれているので、
あえて記録することにした。

あるいは、この「一切、韓国語を含まない」という点が、竹島問題の
本質の所在を「ヲタク」に暗示しているのかもしれない・・・。

要旨は、戦後、日本がGHQ(連合国軍総司令部)の占領下にあった
時期、GHQが日本政府に発した、いわゆる「GHQ覚書」(※)に
よって、竹島が「日本の範囲」(覚書第677号)からも日本の漁業
操業区域を規定した「マッカーサー・ライン」(同第1033号)からも
除外されたという特殊事情の存在である。

(※)正式名称は「Supreme Command for Allied Powers Instruction Note」。
   略称「SCAPIN(スキャッピン)」。一般には「GHQ指令」とも呼ばれる。

GHQは、1946年1月に発した覚書第677号で、済州島や鬱陵島と
ともに、竹島を「日本の範囲」から除外した。

同覚書は同時に、「この指令中の条項は何れも、ポツダム宣言の
第8条にある(日本に所属する)小島嶼の最終的決定に関する
連合国側の政策を示すものと解釈してはならない」とも明記して
いたが、実際問題として、占領下の日本で竹島は日本の行政権が
及ばない島となってしまった。

そして、それ以降に出されたGHQ覚書やサンフランシスコ平和
条約で、竹島の帰属問題について明示的に触れられることは、
一切なかった。

もちろん、だからと言って、同覚書が、ただちに韓国の竹島領有を
正当化するものでないことは言うまでもないが、独立後の日本に
よる竹島領有にとって非常に大きな禍根(かこん)となったことは
間違いない。

あわせてGHQは、覚書第1033号に示した日本の漁業操業区域、
いわゆる「
マッカーサー・ライン」にも、竹島を含めなかった。


△マッカーサーラインと漁区拡張経過(「函館市史」より)

占領下の日本では、漁業の操業にもGHQの許可が必要だったのだ。

「ヲタク」が見るに、この「マッカーサー・ライン」の3次に及ぶ
拡張にも、ついに、竹島が、ラインの日本側に含まれなかった
ことが、日本独立後の竹島領有に致命的な禍根(かこん)を残す
ことになった。 

それと言うのも、韓国側は、サンフランシスコ平和条約の発効と
日本の独立回復(1952年4月)に伴い、この「マッカーサー・
ライン」が無効となる前に、自国水産業の保護を目的とした
「海洋主権宣言」(1952年1月)を発するとともに、竹島を
韓国側に取り込んだ「李承晩ライン」を設定し、事実上、日韓間に
おける「マッカーサー・ライン」の固定化をねらう措置を取った
のである。

現在、韓国内で説かれている竹島領有を正当化する歴史的・地理的
根拠に大きな無理があるのは、背景に、こうした戦後史的な特殊事情が
隠されていると見たほうがよさそうだ。








△「粘着気質を発揮する中年男に胸キュン・・・



(終わり)



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