アメリカ軍のマイク・マレン統合参謀本部議長は、最近、北朝鮮の
「脅威」に対処するため各国の緊密なる連携が必要だとして、
再三にわたって米韓合同軍事演習への日本の自衛隊の参加を
希望する発言を行っている。
事の是非は別として、日本の自衛隊が、いわゆる周辺事態法に
定める後方支援活動の訓練に限定する形で、米韓合同軍事演習に
参加することは可能なのかもしれない。
しかし、一方の韓国の国民感情としては、韓国の防衛に日本の
自衛隊が関与することには、敏感にならざるを得ない。
ここでは、マレン発言に対する韓国社会の反応を探る上で、参考に
なりそうなアンケート調査の結果を取り上げてみたい。
例によってヤフーコリアのネット世論調査だ。
この調査が、北朝鮮の韓国砲撃事件により朝鮮半島の緊張が
極度に高まっている時期に行われたことを考えれば、韓国社会の
日本の自衛隊に対する反感や不信感は、通常よりも幾分かは
薄まっていることが予想される。
それでも、同調査の結果を見る限り、朝鮮半島やその周辺海域で
実施される米韓合同軍事演習への自衛隊の参加については、
韓国社会のアレルギーが、依然として相当に強いことがうかがえる。
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■韓米合同軍事演習に日本が参加?
(ヤフーコリア・ネット世論調査 12月11日現在)
マイク・マレン米統合参謀本部議長が、韓米合同軍事演習に
日本の自衛隊の参加を希望する発言を行い、その実現可能性に
関心が集まっています。あなたは、韓米合同軍事演習に日本の
自衛隊が参加することについて、どう考えますか?
①反対 61.4%
②賛成 38.2%
③その他 0.4%
△「私は薄毛の中年男に対する
アレルギーも全くありません。うふふ」
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)