今日も昨日同様はっきりしない、蒸し暑いお天気。
助かるのは、昨日から市民プールがオープンしているので、夕方、水の中で体を冷やせること。今年は室内プールに1度も出かけず、昨日が泳ぎ初めでした。すぐには水に慣れた感じがしなくて、どうも泳ぎがぎごちなくなります。筋肉が衰えているせいもあるのでしょうね。
さて、第45回日本SF大会「ずんこん」私的レポート。今日でおしまいにしたいと思います。
大会初日(土曜)の夕食はホテルで立食パーティー、食べ物の皿とコップを持ってあちこちうろうろ。遠くに見かけた知人を追いかけているうち、他の人と話し込んでしまい、結局、目的の人とは会えないこともありました。残念。
その後、大浴場でまったりとして浴衣に着替え、深夜の企画に臨みました。
午後11時半から午前1時までという、普段なら頭を枕にのせている時間に行なわれた「海洋SF」の部屋にゲストとして出席。店頭に並んだかどうかというギリギリのタイミングだった『日本沈没 第二部』について、ちょこっと語らせてもらいました。映画『日本沈没』も間もなく封切ということで、この本への関心も高まっているようです。ありがたい限り。
出番が終わって部屋に帰ると、同部屋の方々が戻っていらしてたので挨拶。アニメ『ProjectBLUE 地球SOS』(原作は小松崎茂『地球SOS』)のプロモーションがてら参加なさった岡村天斎監督とアミューズソフトエンタテイメントのお2人。間もなく堺三保さんも帰室して、しばしアニメ談義。
他の方々はさらにこの後の(もしかしたら夜明けまで続く)池田憲章さんの企画へ繰り出してゆかれましたが、私は布団にもぐりこませてもらいました。
大会2日目(日曜)は朝食の後、またまた中央公民館へ移動してクロージング。暗黒星雲賞(大会のさまざまなものに対する不人気投票)に笑い、かつ喝采。この賞は長年コンベンションを継続しているからこそ生まれたものだと思いますが、参加して心に引っ掛かったことをきっちりと表明することでウサ晴らしが出来る。見事な企画だと思っております。
今回は見づらかったタイムテーブルの印刷と、ホテルと中央公民館の間を遮断する車道&遠い横断歩道が槍玉に上がりました。
クロージングの後は公開企画「『日本沈没』対談・小松左京vs樋口真嗣」。
このところ車椅子での移動が主になっている小松さん、壇上に登るのに何人もに支えられ「大丈夫かな?」と思わせられましたが、なんのなんのマイクを握ると達者なもの、樋口監督にあれこれ質問したり、ジョークで笑いをとったり、1時間半の長丁場をものともしていませんでした。
この対談、基本的には映画『日本沈没』のプロモーションの一環で、樋口監督は「ここだけの話ですが」をいくつも披露してくださる大サービスぶりでしたが、実はいちばんウケたのは、対抗馬ともいえる映画『日本以外全部沈没』に小松さんが「渡老人役で出ようか」と思ったというあたりだったりしたのは、やはり「ここだけの話」でしたね。
SF大会のレポートはここまで。今回の旅のことで書きたいことが、あと1~2ありますが、またの機会に。