惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

紙飛行機

2012-02-26 20:45:11 | うんちく・小ネタ
 今日、ふと浮かんだ疑問なのですが、折り紙式の紙飛行機はいつ頃から作られているのでしょう?

 「飛行機」という名がつく以上、実際の飛行機が作られて(あるいは想像されて)から後のように思えますが、折り紙遊びが発達していた日本などではもっと以前から作って飛ばしていても不思議ではないような気もします。もっとも、その場合は飛行機とは呼ばず、「ツバメ」とか「トンビ」とか「トンボ」とか「チョウチョ」とか呼ばれていたのでしょうが……。

 同じような疑問を抱いた人がいらして、YAHOO!の「智恵袋」に質問が掲載され、回答も載っています。
 それによると、「1901年(明治34年)の児童向けの遊戯本に〈とんび〉と呼ばれる折り紙飛行機が紹介されて」いて、それが記録に残る最古の紙飛行機だそうです。ライト兄弟の初飛行の2年前ですね。
 この回答に張られているリンクをたどると1872年(明治5年)に日本で洋紙が作られるようになり、それから紙飛行機も折られたようだとあります。
 千代紙だとコシが弱くて、だめだったのでしょうか。でも、トンビ飛行機の折り方を見ると、鳥を真似たデザインはかなり古いようにも思えます。
 江戸時代の折り紙の本にも当たってみる必要があるかもしれませんね。


ふぐり

2011-12-10 20:36:56 | うんちく・小ネタ
 最近、松ぼっくり(松かさのことです)という呼び名が、「松ふぐり」の変化したものであることを知りました。漢字で書けば「松陰嚢」。
 形から来ているのでしょうね。

 童謡で可愛く「松ぼっくりがあったとさ 大きなお山に~」と歌っていますが、意味を知ると何だか妙なイメージになっちゃいますねえ。

 「松ふぐり」は辞書にも載っています。秋の季語でもあります。

涼しさやほたりほたりと松ふぐり (正岡子規)
 で、考えたのはもうひとつの「ふぐり」――オオイヌノフグリです。

 これは牧野富太郎の命名で、あんなに可憐な花になんちゅう名をつけたんじゃ、と評判が悪いのですが、牧野博士としては、「松ふぐり」の例があるから植物名として極端なものではない、と考えたのかもしれません。
 「天狗の屁玉」(オニフスベ)で、自然の驚異に目覚めた博士にとっては、当たり前の発想だったのではないでしょうか。

 ほかの植物などでも「ふぐり」を見つけてみたいものです。あるかなあ。

 明日(11日)午後6時に、ジュンク堂書店池袋本店で、第32回日本SF大賞と第7回日本SF評論賞の決定発表があります。
 ちなみにSF大賞の候補作は次のとおり――

  • 『華竜の宮』上田早夕里
  • 『ダイナミックフィギュア』三島浩司
  • 『希望』瀬名秀明
  • 『近代日本奇想小説史 明治篇』横田順彌
  • 『魔法少女まどか☆マギカ』毎日放送
 会場の模様はニコニコ動画でも生中継されます。

名名名名前

2011-08-18 20:52:47 | うんちく・小ネタ
 我が家の最高気温36.5度。この夏の記録であります。
 がんばって水分とっているつもりですが、失われるものの方が多いのでしょうか。体重がだんだん減ってきた。50キロ切ったらどうしよう?

 どうでもいいことですが、昨日から名前を思い出せなくてイライラしていたポップスグループがありました。
 どうしても出てこないのでググッたらすぐにわかりました。グループ名は「ハミルトン、ジョー・フランク&レイノルズ」。

 ヒットした「恋のかけひき」が特に好きだったというわけではなくて、単に名前をづらづらと並べた安易なネーミングが素敵だったなあと思って。
 今まで4人のメンバーの名を連ねただけだと思っていたのですが、よく見ると「ジョー・フランク」が1人なので3人なんですね。

 4人は「クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング」しか思いつきません。5人の名を並べたグループ名があるとうれしいんだけど。

 3人は割とありますね。
 洋楽ポップスを聴き始めた頃に出会った「ピーター、ポール&マリー」。
 「エマーソン、レイク&パーマー」は『タルカス』ですかね。
 「ディノ、ディシー&ビリー」なんてのもありました。ディノはディーン・マーチンの息子さん。
 えーっとほかには……。暑いからどうでもいいことばかり考えているのかもしれません。

 とかやってて、少し調べたら「OKAY!」や「キサナドゥーの伝説」の「デイヴ・ディー・グループ」は、本国では「デイヴ・ディー、ドーズィー、ビーキー、ミック&ティック」と5人の名前を並べたものだったそうです。6人はいないか? それにしても暑い!


今日の発見

2011-02-08 21:09:17 | うんちく・小ネタ
 ネバネバ野菜のオクラ。名前は、なんとなく和名なのかなあと思っていましたが、英語(正しくは米語)なんですってね。

 今日、ゴンチチさんがFMでやっている番組の録音を聞いていたら、Olu Dara さんの「オクラ」という曲がかかっていたのです。あの野菜のことを歌ったものらしく、中で「オクラ! オクラ!」と叫んでいます。
 「えっ?! ここだけ日本語?」と思って調べてみたら、「オクラ」が英語だったという次第。初めて知りました。
 ネットの「語源由来辞典」の「オクラ」の項目には「西アフリカ・ガーナ地域の言葉『nkuruma』に由来する」とあります。そういばガーナの初代大統領はエンクルマさんでした。つづりはほとんど同じ。関係ある?

 ちなみにアメリカ・オクラホマ州の「オクラ」はまた別の語源からのもので関係ないようです。

 「ベストSF2010」、4番目の投票はキュウちゃんさんでした。
 キュウちゃんさん(さんは要らないのかな?)、ありがとうございました。


如月

2011-02-01 20:57:29 | うんちく・小ネタ
 今日から2月。きさらぎ。
 1月はあれこれ大変だったので、短い2月とはいえ、きっちり仕事ができる月であって欲しいものです。所得税の確定申告などはチャッチャッと片づけて。

 月の名の旧称を覚える方法を古文の時間に教えてもらったことを思い出しました。
 「むきやうさみ、ふはながしし(無興三味、婦鼻が獅子)」――美しい三味線の音にも興趣を覚えることができない。なぜなら弾く女性の鼻が獅子鼻だから、の意。
 頭の音を並べて(神無月だけは「が」と濁ってます)、意味をこじつけたものですが、イメージが面白くて一発で覚えました。記憶法は変テコなものほど良いみたいですね。