とんでもない顔ぶれになった競馬ジャパンカップ。かなり興奮気味にスタートを待ちました。
レースはキセキが大きく先行。後の馬が集団で追う展開に。
最後の直線に入ると、ずっといい位置につけていたアーモンドアイが早めにスパート。難なく先頭に立ち、ゴールイン。GⅠ9勝目という輝かしい記録を打ち立てるラストランでした。
無敗の3冠牡馬コントレイルが2着、無敗の3冠牝馬デアリングタクトが3着となりました。私は1~3位を逆に3連単で買っていたので投票はハズレ。前走からの時間をおもな判断材料にしていたのですが、アーモンドアイには無関係でしたね。
ルメール騎手の騎乗もさすがというしかありません。逃げたキセキとの距離が大きかったので、スバートのタイミングが難しかったと思いますが、早めにムチを入れ、アーモンドアイが力を使いきるぐらいの距離。それでいて、末脚のあるコントレイルやデアリングタクトは追いつくことができないだけのリードを残すという絶妙さ。さすがです。
〈小説推理〉新年号が発売になりました。担当のSFレビューで次の3冊を取り上げています――
- 高山羽根子『暗闇にレンズ』(東京創元社)
- 眉村卓『その果てを知らず』(講談社)
- 牧野修『万博聖戦』(ハヤカワ文庫JA)
眉村さんの遺作はSF的私小説。タイトルは、私にはなんとなく小松左京さんの『果しなき流れの果に』を思い出させます。