惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

夕焼け小焼け

2025-03-01 21:30:50 | 国際・政治
「ベストSF2024」、投票結果がまとまりました。
私(森下)を含め6人から投票がありました。参加してくださった皆さん、ありがとうございます。

SFの傾向がつかみにくくなっている現在、こうしたリストができるのは意義深いことだと考えます。
できれば来年も続けたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。

今日は世界歴史上のとんでもない場面を目撃しました。

ワシントン時間2月28日午前(日本時間今日未明)にホワイトハウスでおこなわれたアメリカとウクライナ両国大統領の会談。
通常、国同士の外交上のやりとりがこんなに紛糾する場面が公開されることはありえないはず。前代未聞の珍事というか醜聞というか。

NHKのニュースサイトで49分間の会談全体を確認することができました。
紛糾し始めたのは開始から40分頃。
同席したアメリカのバンス副大統領が「和平は外交でやらねば」と言うと、セレンスキー氏が「プーチンはクリミア半島を占拠して以来、米国大統領や私、ヨーロッパの首脳たちと戦争をしないという約束をしながら、ことごとくその約束を破ってきた。どんな外交が可能か?」と指摘して反論。
これに対し、トランプ大統領は「プーチン氏はオバマやバイデンとの約束は破ったかもしれないが、私との約束は破らない。それはわたしがタフガイだからだ!」とまで言い出す始末。
収拾がつかなくなり、「移動しよう」ということで公開討論は終わってしまいましたが、CNNなどによるとこの後、両首脳は別々の部屋に分かれ、トランプ氏がゼレンスキー氏をホワイトハウスから追い出したという。予定されていた協定の調印も昼食会も共同記者会見もすべて流れてしまいました。

外交の専門家にいわせればとんでもない醜態でしょうね。
居丈高なバンス氏などアメリカ側の態度は論外としても、ゼレンスキー氏も、こういう場合の鉄則として、じっと我慢の子に徹すればよかったかもしれません。とはいえ、間違った意見には事実でもって反論するのは当然の権利でしょう。

今後の展開はどうなるかわかりませんが、アメリカが良識を取り戻すことを祈ります。

しかし、今回、なぜ延々と会談の様子をマスコミに公開したのか?
もしかしたら、トランプ氏の外交的成果を世界に見せつける意図があり、そのシナリオどおりにならないことにバンス氏が苛立ったのかもしれないなどと邪推したりもします。

夕方、日の入りの時間が遅くなったので、日没を眺めることができるようになりました。


深大寺裏山の墓地から。
午後5時には鐘が鳴り(撮影はそれより20分ほど後でしたが)、カラスも鳴きます。あの歌のとおりの景色だなあと思いながら歩いたことでした。



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