今日、出会ったのは、その中間。こちらに興味は示すけれど、接近すると逃げてゆく。何日か前から見かけるようになり、気になっていたので、今日はじっくり付き合ってみることにしました。
「ニャア、ニャア」と呼びかけてみる。
返事をします。脈あり。でも、返事はするものの、接近は許さないのもいるので、ことはそう簡単ではありません。
この猫も一定の距離を置いて、用心しています。
じっと立ち止まり、時々、呼びかけてみて様子を見る。猫は少し離れたところに座り込んで身づくろいをしたりしています。
でも近づくと、歩き去ってゆく。
辛抱強く、ゆっくりとついてゆくうちに、階段にさしかかりました。外側に鉄柵があり、猫はその外側を、体を柵にこすりつけながら上ってゆきます。私は人間だから、柵の内側を上る。
ここで追いつきましたが、今度は逃げません。柵があるので、いざという時は安心だという気がするのでしょう。
優しく呼びかけながら手を伸ばし、首の後ろ側を撫でてやりました。
というわけで、接触に成功。次回からは、もっとスムースにゆくかな。
この貼り紙に書かれた猫は、我が家の庭に少なくとも2回は姿を現しました。
しかし、飼い主の方が捜してこられたのは、猫を見かけて1~2日経ってからだったので、あまり力にはなれなかったのでした。
猫が失踪した際には初動捜査が大切なようです。時間が経つとどんどん遠くまで迷っていってしまうのではないでしょうか。
この他にも、野川のほとりのHさん宅のチャイくんもいなくなったという貼り紙がありました。
チャイくんは門柱の上で日向ぼっこしている際に撫でてあげたことがあります。落ち着いて家のまわりを徘徊したりしていたはずなのに、いったいどこへ消えたのだろう?
恋の季節だから、猫の血が騒ぐのでしょうか。チャイくんは去勢していたようですが、それでもどこか疼くものがあったのか?
もっとも、季節にかかわらず若い猫は好奇心が旺盛で、外へ出たがりますね。家の中で飼っておられる方は用心が大変でしょう。我が家でもかつては、夜中に探し回ったりしました。
人面クモ。
もしかしたらほかの動物にも、右利き・左利きはあるんじゃないかなあ。
うちで飼っていた猫は「ゴロリンコ!」というと、でんぐり返りのようなことをやりました。ただし、頭は両方の前脚の間に突っ込むのではなくて、右か左に寝かすようにして体を前に回転させていました。
その時、右側だったか、左側だったか、頭を寝かすのに得意な方向があって、そちらだとうまく前に転がるのに、反対側だと途中で横に崩れるような格好になるのです。それを見て「あ、猫も右と左で得意不得意があるのだな」と思ったものでした。
今思うと、もっと詳しく調べておけば良かった。
よその猫や犬も、こんなことってあるんじゃないでしょうか? 毛糸玉にちょっかいを出す時、必ず右の前脚を使うとか。