我が家からさほど遠くないところに温泉があり、割と賑わっている。料亭もあり、都市近郊のオアシスといった位置づけでしょうか。
ところで、その温泉のすぐ近くに、小さな店があります。ウッドデッキにテーブルを置き、奥にカウンターが見える。お茶と食事の休憩処という感じ。が、場所柄が横丁というか、裏通りというか、人通りのほとんどない住宅街の一画ということもあり、失礼ですが、お客が入っているのを見たことがない。毎日開いているようだが、主人もいるのかいないのか、実に寂しい店なのであります。
ところが、先日、散歩で通りかかった際、カウンター席にお客さんが座っていました。老夫婦らしき二人。主人がにこやかに相手をしています。「良かったね」と思ったことでした。
で、昨日もそこを通ってみたのですが、また1人、カウンターにお客さんらしき人がいました。店自体も、なんだか以前より明るく見える。
店の前にはお約束で「営業中」という木の札がかかっています。そして「営業中」の横に小さな字で何か書いてある。そばに寄ってみると「命懸けで」とありました……。
意気込みはよくわかります。しかし、客に対する効果はどうなんでしょう?
ともあれ、健闘を祈っております。