朝の冷え込みの厳しかったこと。午前5時過ぎに最低気温 -5.6℃(隣町アメダス)。
野菜コンテナへの水遣り用の如雨露の水が凍っていました。木切れで小突いて割り、氷の破片を捨ててから、これまた氷の張った水桶の氷を割って水を汲みました。いやぁ、寒い、寒い。
夕方はつつじヶ丘の書店「書原」へ。
ヴォネガット『これで駄目なら 若い君たちへ――卒業式講演集』(円城塔訳、飛鳥新社)がもう棚に並んでました。手に取ってパラパラ。いずれ買わねば。
佐藤愛子『孫と私の小さな歴史』(文藝春秋)はかなりじっくりと。お孫さんとのツーショット写真を20年間、年賀状にしてきたという。その写真とエッセイ、カメラウーマン(佐藤さんの娘さん)を交えた鼎談も。
奇書というか、珍書。チャンバラ、お葬式、ドラキュラと美女……よくやったもんだ。眺めているだけで嬉しくなります。これをやりたがる佐藤さんは素晴らしいが、付き合ったお孫さんや娘さんも偉い。
「こんな本が出ていたんだ」と、ダニエル・C・デネット『思考の技法』(青土社)をめくっていたら、「思考に役立つ12のツール」とかいう項目に「オッカムの剃刀」などと並んで「スタージョンの法則」が入っていたのでビックリ。「SFの90パーセントはクズだ。だが、あらゆるものの90パーセントはクズなのだ」というアレです。
世の中にはクズが溢れているから、そんなものを相手にして時間を無駄にしないように、ということのようです。スタージョンがこれを口にした講演の、割と詳しい内容も出ているので、いずれもっと詳しくチェックしなくては。
結局、購入したのは次の3冊――
- 藤井一至『大地の五億年』(ヤマケイ新書)
- 山野井徹『日本の土』(築地書館)
- 吾妻ひでお『逃亡日記』(日本文芸社文庫)
最後のは、もしかしたら元の版がウチにあるかも。マンガはビニールで包んであるので中身を確かめづらいからなあ。