惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

拾い読み

2016-01-08 21:07:09 | 本と雑誌

 夕方になって、寒いような、ちょっと緩んだような、曖昧な空気の中を市の文化センターまで。
 例によって12階展望室まで階段を上る。心肺にちょうど良い負担だと、自分では思ってます。
 展望室では高校生ら3人ほどが椅子席で何やら作業中。かすかにインドメタシンの匂いが漂っているのは、誰か湿布薬を使っている?

 文化センターの中途階には市の中央図書館があります。下りる途中、立ち寄って文芸誌の最新号を拾い読み。

 〈文学界〉の宮内悠介「半地下」は自伝的作品なのかな。それにしては内容が特異。あとでじっくり読みたい。
 各誌に、筒井康隆『モナドの領域』と円城塔『プロローグ』の書評が載っている。興味津々でページを開き、口をあんぐり開けたまま読みふけっているうちに夕食の時間に遅れそうに。読んだ中では、生成論を引き合いに出して『プロローグ』を論じた岡和田晃さんのものが面白かった。

 急ぎ足での帰り道、最近、移転再開したとんかつ屋さんかつ元の前を通ったので覗きこんでみると、テーブル席もカウンターも満席の様子。
 さすが「伝説のとんかつ屋」。一度、食べに来なくては。