連日の日本人ノーベル賞受賞者誕生で喜ばしい気分がいっぱい。
日本人受賞者以外で私が注目したのは、昨日の医学・生理学賞を受賞した屠ユウユウさん(84歳)。マラリアの特効薬アルテミシニン発見が評価されたものですが、報道を眺めていると、ずっと漢方薬を研究し、今日の医学に役立たせようと地道に努力されてきた様子が目に浮かんできます。
ネットで見た中では「新京報」の記事が、経歴や研究内容など詳しいようですが、いかんせん、ネット翻訳を通してみても、意味がくみ取りにくい(アルテミニシンはヨモギ属の植物であるクソニンジンから抽出するようですが、ヒントは道教の古典『抱朴子』を書いた葛洪の著作にあった?)。
むしろ、ラスカー賞を受賞した際に銀座東京クリニック院長・福田一典さんが書かれたこのブログで、業績をよく知ることができました。
屠ユウユウさんは中国ではずっと「三無科学者(博士でない・留学経験がない・中国科学院会員でない)」と呼ばれてきたそうですが、これは今や褒めたたえる言葉になったのでは。
うちの大学にもノーベル化学賞候補がいますし、高校の同級生の一人も医学生理学賞候補といわれていますが、候補にはなっても、実際受賞するのは宝くじに当たるようなものだそうです。もちろん、候補になれるだけでも大変なことですよね。
個人的には、そろそろ村上春樹さんに受賞してほしいと思っておりますが、さてどうなることやら。人ごとながら、このところワクワクしながらニュースを見守っております。
さて、文学賞は?