カニ山にある市の野草園では、園から少し離れたハケの斜面でカタクリを栽培しています。
今年は例年より花の時期が遅く、今頃になって咲いているのですが、数は多くない。ポツリポツリと咲くためでしょうか。
ちょっと情けない写真になってしまいました。フェンス越しなのでそばに寄れないせいもあります。
ユリ科の多年草。日本、朝鮮半島など北東アジアの限られた土地に自生しています。
鱗茎にはデンプンが多く含まれ、これを精製したものが片栗粉ですね。今はジャガイモなどからとっているようですが、本物の片栗粉を食べられるところはあるのでしょうか。お菓子は美味しそう。
〈小説推理〉5月号が発売中です。担当のSFレビューで次の3作を取り上げています――
- 林譲治『大日本帝国の銀河〈1~5〉』(ハヤカワ文庫JA)
- チャーリー・ジェーン・アンダーズ『永遠の真夜中の都市』(市田泉訳、創元海外SF叢書)
- M・ジョン・ハリスン『ヴィリコニウム』(大和田始訳、アトリエサード)
林譲治さんの『大日本帝国の銀河』は、劉慈欣『三体』と読み比べることで、宇宙文明の性質はどのようなものになるかという問題を考えてみたくなります。
この書評は双葉社のウェブサイト「CoLoRFuL」で読むことかできます。
同サイトの北上次郎さんのページでは、私がとりあげなかったクリスティーナ・スウィーニー=ビアード『男たちを知らない女』(大谷真弓訳、ハヤカワ文庫SF)についても触れられています。
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