話題になっているOpenAIのChatGPTを試してみました。
対話型のテキスト生成プログラム。ネット上の情報を取り込んでいるらしく、検索結果がずらずらと並ぶだけのGoogleより進んでいるという話もあります。
まずはこんな具合――
- 森下:小松左京って知ってる?
- ChatGPT(以下、CG):はい、小松左京という名前は知っています。小松左京は、日本のSF作家であり、多数の作品を執筆しました。代表作には、『日本沈没』や『太陽の季節』などがあります。また、小松左京は、SF作家としてだけでなく、社会派作家としても知られており、原爆や環境問題など、現代社会における重要なテーマを扱った作品も多くあります。
森下:いや、『太陽の季節』はちがいますよ。『太陽の季節』を書いたのは石原慎太郎。
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CG:おっしゃる通りで、誤りがありました。『太陽の季節』は、石原慎太郎が書いた作品であり、小松左京の作品ではありません。お詫び申し上げます。小松左京の代表作としては、『日本沈没』や『十二国記』などが挙げられます。
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森下:『十二国記』は小野不由美の作品ですよ。
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CG:申し訳ありません。再度誤った情報をお伝えしてしまいました。『十二国記』は、小野不由美氏による作品であり、小松左京氏の作品ではありません。おっしゃる通りでした。小松左京氏の代表作としては、『日本沈没』、『さよならジュピター』、『ゼロの焦点』、『火星の記憶』などが挙げられます。混乱を与えてしまい、申し訳ありませんでした。
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森下:『ゼロの焦点』は松本清張が書いたもの。『火星の記憶』は誰の作品だっけ? 小松左京ではありません。
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CG:申し訳ありません。再度、誤った情報をお伝えしてしまいました。『ゼロの焦点』は、小松左京氏が書いた作品ではなく、松本清張氏の作品です。『火星の記憶』については、小松左京氏の作品ではなく、レイ・ブラッドベリ氏の『火星年代記』から影響を受けた作品がありますが、そのタイトルが『火星年代記』となっています。混乱を与えてしまい、申し訳ありませんでした。小松左京氏の作品としては、『日本沈没』、『さよならジュピター』、『銀河鉄道の夜』などがあります。
間違った応答を謝りながら、さらに変な作品を出してくるところがすごいですね。どこから、どうやって拾いあげているんだろう?
今回の例に限れば、まだまだ信頼して使うには値しないと思わざるをえません。
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