節分の次の日はいよいよ立春。ようやく来たかとうれしくなります。
春立つ日にふさわしく、やや暖かい。最高気温 11.1℃(隣町アメダス)となりました。
夕方、いつもどおり散歩に出ると、東の空に十四夜(じゅうよや)の月が昇っていました。ほぼ真ん丸。
おぼろ月でなく、くっきりと見えました。
でも、西の山際、富士山のシルエットが柔らかく霞んで見えたのは、地平線に近いせいでしょうか。春近しと思わずにはいられませんでした。
〈小説推理〉3月号、発売中です。担当のSFレビューで次の4冊を取り上げています。
- 劉慈欣『三体0 球状閃電』(大森望・光吉さくら・ワンチャイ訳、早川書房)
- リチャード・パワーズ『惑う星』(木原善彦訳、新潮社)
- 松崎有理『シュレーディンガーの少女』(創元SF文庫)
- アーシュラ・K・ル=グウィン『私と言葉たち』(谷垣暁美訳/河出書房新社)
推理の書評コーナーは4人で担当しているのですが、今月は海外ミステリ担当の北上次郎さんの原稿がありません。先月19日に亡くなられたのです。享年76。
この書評コーナーを最初からずっと書き続けてこられてもう40年以上になっていたと思います。「本好き」「小説好き」の名がぴったりの人。他界なされたのが、今でも信じられません。
森下の毎月のSF書評は双葉社のウェブサイト「COLORFUL」でお読みいただけます。
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