今日も涼しい。とはいえ、昨日よりは2度ほど気温があがったようだ。
夕方、ちょっと遠くのスーパーまで自転車で買い物に。
その際、新しい大きな道を避けて、古い道を通りました。狭いので車が来ると危険ですが、あまり通らないので快適でもある。新しい道と古い道と、どちらを走るかの選択はむずかしい。
で、走りながら考えたのですが、新しい道ができても古い道がなくなることはない。ひとつの道を考えても、広がることはあっても、狭められることはない。
ということは、国内の道路の面積は増える一方だということになります。
どれくらい増えているのだろう?
総務省統計局のデータを見ると、国内の道路面積は1990年で約8000平方キロメートル、2008年(これが最新)で約10000平方キロとあります。20年弱で25パーセント増えています。
このままの割合で増えつづけると100年後には30000平方キロを超えることになります。日本の国土(37.8万平方キロ)の10分の1近くが道路になってしまう。
いっそ陸地は全部道路にしてしまって、みんな自動車で走りながら生活してしまえば……というSFがあったような。
まあ、そこまではいかないにしても、国の主役が道路になる時代はいずれ来るような気がします。
それも鬱陶しいような。
「でもその場合、住民税はどうなるのだろうか」と、妄想は広がっていきます。(笑)
固定資産税も問題ですよね~。
しかしそれでは固定資産税をとりはぐれた国がおさまりますまい。きっと道路使用税とか何とかでっちあげてカネを取りに来るはず。地方自治体の住民税も同じでしょう。
夏場はアスファルトからの日光の照り返しも激しいですしね。ストロー効果で、地方がさびれる心配もありますしね。
実際東京湾横断道路の影響で、木更津はかなりさびれたという話も聞きました。
道路を作るのにも「思想」が必要なんです。自然や歩行者の安全に配慮した道路も考えられていますが、やたら大きな道路がどれだけ必要か、考えなければいけませんね。