第45回日本SF大会「ずんこん」より帰還。以下は1日遅れの日記となります――
8日朝、東京駅発午前9時56分の東北新幹線「はやて」にて仙台へ。大宮から仙台まで途中駅を全部すっ飛ばす大胆さに驚きました。おかげで仙台駅着は11時38分。所要時間1時間42分は速いですね~。
仙台からは石巻との間を結ぶ仙石(せんせき)線。乗り換えに半時間余裕があったので、駅の食堂で名物の牛タンを食べてみようと途中下車し、駅の一画にある「牛タン通り」に行ってみました。が、人気のお店には列がずらりと出来ているのです。
これでは目的の電車に乗り遅れる可能性大と見て、断念。駅弁を購入することにしました。
どの駅弁にするか、迷った末、購入したのは「海鮮常長弁当」(税込み1050円)。
これを可能ならば仙石線電車内で食すべしと思ったのですが、そこが素人の浅ましさ、くだんの電車は窓沿いにベンチシートが据えられた都市型通勤電車仕様なのでした。これでは駅弁を開くわけにはいきません。
とはいえ、ローカル線ならでは嬉しさもあって、ドアの横にエレベータのものによく似た「開く」「閉じる」のボタンがあるのを発見。駅に到着すると、降りる客は「開く」ボタンを押して自分でドアを開けなければならないのです。
「何としてもこのボタンを押してみたい!」と思った私は、降りる予定の松島海岸駅が近づくと、ひと気のないドアを選んでその前に立ちました。到着。ボタンの周りに明かりが付き「さあ、押せ」と催促します。
「よし!」
ボタンを押すと、めでたくドアは開き、私は松島の海を見晴るかす駅に降り立ったのでした。
外は曇り空ながら、まずまずの天候。駅前の通りを渡ると、そこはもう海岸沿いの公園です。
「遊覧船が出ます。ご乗船の方はお急ぎください~」といったアナウンスを聞きながら、フラフラと東の方へ歩き、海岸沿いのベンチで待望のお弁当を開きました。
数口食べてから思い出して写真を撮ったので、ご飯やおかずが減っていますが、これが「海鮮常長弁当」の内容。小振りな器ですが、子女子の甘辛煮を載せたご飯が竹の皮に包まれ、別になっています。子女子の下には細かく刻んだ青菜が敷いてあるという細かい心遣いもうれしい。
おかずは焼き鮭、白身魚のフライ、笹かまぼこ、ホタテ貝の煮物、厚焼きタマゴ、野菜の煮物など。
量は少なめですが、少食の私にはちょうどいいぐらい。ご飯を含め、どれも日本酒の肴にぴったりで、ああ、これで一杯やりたい!
長くなるので、今日はこれだけにします。ずんこんにまだたどりついていませんね。ごめんなさい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます