WSJによると、米連銀が来年には政策金利の引き下げに入るという投資家の期待が高まっている。
Investors see interest-Rate cuts coming soon, recession or notによると金利先物は来年5月までに連銀が最低でも0.25%金利を引き下げる可能性は52%ある。10月時点での予想は29%だったから金利引き下げ予想は倍近くなった訳だ。またこのデータは来年中に4回の金利引き下げがあることを予想している。
株価は半年先の相場を見込んで動くというから、11月の強気相場のドライバーは、連銀の政策金利引き下げに賭けた投資家のポジショニングだったといえるだろう。
一連の経済データはインフレの鎮静化を示しているし、更にはリセッションの懸念を示すデータも現れている。しかし連銀が予防的な金利引き下げを行うだろうという観測から景気がリセッション入りする可能性は2割程度だというストラテジストの意見をWSJは紹介していた。