金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

年の瀬は体と車のお手入れで

2010年12月31日 | うんちく・小ネタ

今日大晦日は青空が広がっている。そろそろ二階の窓ガラス拭きでも始めよう。昨日やりたかった曇っていたので今日に回したのだ。

昨日はガソリンスタンドでエンジンオイルの交換を行った。この1年間余り車に乗らなかったが、それでもオイルは汚れるようだ。スタンドのお姉さんが「オートマオイルも汚れているので交換しましょう」という。5万キロ乗っているが交換していないというと、加速性能が悪化する。そこでエンジンオイル、フィルター、オートマオイルをまとめて交換するパッケージを薦められ1万1千円程で実施。その後洗車。

車のお手入れが終わった後はスポーツクラブに出かけ、今年最後のランニングとマシーンで汗をかき、25分間マッサージをして貰った。

今年1年車を走らせた日より自分で走ったり、自転車を走らせた日の方が多かった。1年間怪我も故障もなく頑張ってくれた体にご褒美と思い、プロテインのサプリメントを飲んで帰った。

スポーツクラブは今日から年末年始の休暇。さあ今日は自宅のお手入れをして新年を迎えよう。

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勝手な想像、来年北朝鮮に激変が起きる?

2010年12月29日 | 国際・政治

中国が米空母を攻撃する地対艦弾道ミサイルDH21を実戦レベルに引き上げつつあることは前のエントリーで書いた。その延長線でものを考えると、中国にとって米国とのバッファーとしての北朝鮮の存在意義は大きく減少する。つまり東アジアにおける中国の軍事的優位性が当面明確になるので、緩衝地帯としての北朝鮮の役割は減少する。

無論北朝鮮に激変が起きるかどうかは、金正日の健康状態に大きく係わる。だが軍事的な米中のパワーバランスが変化したので、中国は専軍体制の北朝鮮の存続に拘る必要がなくなるとも考えられる。つまり中国にとってもっとも都合の良い時期と方法で北朝鮮問題を解決するフリーハンドを拡大したのではないか・・・と私は考えている。

だが読み切れないのは、中国が手に入れつつあるミサイル制海権をどのように使うかだ。東アジアの覇権を目指すかあるいは近隣国との友好関係を重視するか?

覇権を目指すと中国は国内に抱える巨大な社会的矛盾のために大混乱に陥る可能性がある。

来年も中国が話題の中心になることは間違いない。

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中国の東風21はアジアの軍事バランスを変える

2010年12月29日 | 国際・政治

今日のFTの記事で眼を引いたのは、米国太平洋艦隊のロバート・ウィラード司令官が「米空母を攻撃目標とする中国の地対艦弾道ミサイルDongfeng(東風)21が初期の実用段階に入った」と述べたニュースだ。

中国の地対艦ミサイルは最大射程距離3000km(一説2500km)。ミサイル基地の設置場所にもよるが、少なくとも日本列島の南西部は十分ターゲットとなる。ウィラード司令官が使った初期の実用段階initial operational capabilityとはペンタゴンの用例では「ある部隊が武器の配置を初め使用可能になった状態」を指す。

東風21は通信衛星、無人飛行機、視程外レーダーの組合せで米空母の位置を探査し、ターゲットを定める。分かりやすくいうと高度なGPSが組み込まれていると考えて良いだろう。

軍事アナリストは東風21は「ゲームチェンジャー」(世の中の流れを大きく変えるもの)だと述べる。つまり少し前まで米国海軍力は中国を圧倒していて台湾や日本に万一のことが起きた場合は直ぐにかけつけることができると考えられていた。しかし東風21の攻撃を米空母およびその護衛艦は防ぐことができないので、中国のミサイル防衛圏内に入ることができなくなると考えられる。

また事情通によると中国は原爆ミサイル基地を韶 関 市(広州周辺)南部に配置した。

中国軍に関する専門家・米海軍大学のErickson教授は「中国は世界で始めて地上基地から動いている空母を攻撃するシステムの開発に成功した」と述べている。ウィラード司令官は「このシステムを全面的に運用するには後数年のテストが必要(現在のところ地上テスト終了だが、海上テストはこれから)」と述べているが、防衛問題専門家は「現在のシステムでも米空母に対する脅威となりうる。何故なら命中精度の悪さを沢山のミサイル発射でカバーできるからだ」

☆  ☆  ☆

中国の韓非子に「矛盾」の話が出てくるが、東風21という矛を防ぐ有効な「盾」はいまのところない様だ。つまり攻撃は防衛より強いのである。

今年日本は防衛大綱を見直して、中国の脅威に備えるべく動的防衛ということを打ち出した。だが中国のゲームチェンジャー的ミサイル戦略を見ると甚だ心もとない。

いたずらに軍備競争を煽るつもりはないが、「専守防衛」的な発想は大勢の兵隊を乗せた艦船が日本列島に押し寄せる時どう防ぐかという議論をしているような気がする。相手が飛び道具で脅してくる時に盾を並べるだけでは勝ち目はない。米空母が駆けつけられない時どうするか?ということを真剣に考えるべき時期ではないだろうか?

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英語の時代は静かに終わる

2010年12月28日 | 英語

先日某信託銀行の担当者が年末挨拶に来たので少し雑談をした。その中で彼は「海外拠点を持たない僕らの銀行でも、日系企業の海外法人に融資をしたいので営業部では英語の勉強を始めるかもしれません」と言っていた。私は「止めた方が良いよ」と言いかかった盛り上がっている相手の気分を害しても有害無益なので止めることにした。

だが老婆心ながらいうと「止めた方が良い」というには幾つかの理由がある。第一にこれから英語を勉強していては運用難に苦しむ邦銀では間に合わないからだ。中国、インドなど新興国のインフラ投資はこれから相当期間続くが、金融機関の陣取り合戦は熾烈だ。そんなスピード感では間に合わない。

第二に日本で仕事の片手間に英語を勉強しても英語で商売ができるレベルに到達する可能性は低い。政治の世界では「仮免許」運転は大目に見てもらえるかもしれないが、ビジネスの世界は厳しい。ちょっとした聞き違いや意味の取り違いが大きな損失につながることも多い。

第三に百歩譲って英語ができるようになっても、某信託銀行の中でそれが武器になり出世する可能性は低いからだ。何故かと言うと英語のできない上司が嫉妬するからである。企業のトップクラスが英語に堪能でないかぎり、英語が出来ても「便利屋」で終わるだけだと考えるべきだろう。

英語を社内用語にしようという企業もあるが、それは急速に海外展開を図ろうというトップの意思が明確な会社だ。だが国内に基盤を置く会社はそんな無理をする必要は全くないと僕は思っている。使いもしない英語力を求めて英語力の採用試験をするのは愚の骨頂である。

というようなことを考えている時、エコノミスト誌で「世界の第二言語としての英語の時代はやがて終わるかもしれない」というタイトルの記事に出会った。この記事はNicholas Ostler氏のThe Last Lingua Francaの書評である。Lingua Franca(リンガ・フランカ)とはイタリア語を土台としてスペイン語、ギリシア語、アラビア語が混成した言葉で転じて共通語という意味だ。書評によると英語を話す人は10億人以上いるが、第一言語として使う人は3.3億人でその人口は拡大していない。6億人以上の人はリンガ・フランカとして英語を使っている訳だ。著者はやがてコンピュータによる翻訳と音声認識が発達するので共通言語の必要性はなくなり、第二言語としての英語は消えると主張している。それを受けてエコノミスト誌は英語はやがてラテン語のようになるだろうと結んでいる。

今のところ英語の翻訳ソフトは使える代物とは言い難い。だが30年前にはテーブルほどの大きさがあったワープロが手のひらに載る時代(しかも電話やカメラ付きで!)。50年後にかなり使える翻訳・通訳ソフトが出来る可能性も排除はできない。

とはいえそれは50年100年後の話。現在英語力が必要な時はどうすれば良いのだろう?それはバイリンガルな人を使えば良いのである。日本にいる外資系企業は社員に英語教育をするなどというマドロッコシイことはせずバイリンガルを採用する。

某信託銀行さんに話を戻すと、社員に英語を覚えさせるなどという悠長なことはやめてバイリンガルの人に銀行業務を教えた方が早いですよということになる。

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今年のアクセス数を考えてみた

2010年12月28日 | ブログ

ブロガーなら多少は気になるのはアクセス数。ただし正確なアクセス数を捉えることは非常に難しいと思う。ブログに直接アクセスされる場合は、設置したアクセスカウンターやプロバイダーが提供するカウント機能でアクセス数を把握することができる。しかしブログが他のHPに転送されている場合はそこで読まれてもアクセスカウンターには反映されないからだ。

例えば僕のブログのプロバイダー(OCN)のカウンタで捉えた1日のアクセス数は1214件(過去1ヶ月平均)だが、OCNブリエ(中高年をターゲットとしたサイト)にも大部分のエントリーは転送されているがそちらで読まれたものは含まれない。

ブリエ経由のアクセス数については9月-11月3ヶ月の読まれた回数が紹介されていて、この件数は37,890回。1日当り420件である。その他Market Hackという外国株投資サイトに引用されることも偶にあるが、こちらのアクセス数は不明だ。また他で知らない間に引用されていることもあるだろう。

まあそんなものを合計すると1日のアクセス数は1700件前後というところだろうか?

ところで「そのサイトがネット上でどの程度の『メディア影響力』があるかを測定する無料サイト」がある。Webスカウターという名前だ。http://ja.webscouter.net/indexabout.phtml

このサイトで僕のブログの戦闘力(影響力)を測定すると、72,677件中14,023位だ。影響力測定方法が開示されていないので、評価の方法がないが、僕が良く読んでいるFinancial Timesの順位が45,301位で、Economistが16,345位だから捨てたものではない・・・・。そう、このサイトはブログだけではなく、総てのウエッブサイトの影響力を測定しているのだ。またある程度のアクセス数がないと母集団に入っていない。

因みに第1位は携帯電話など電子機器に関する情報を取り扱うギズモード・ジャパンというサイトだ。上位には産経ニュースや毎日JPなどのニュースサイトがランクされている。時々使うTwitterは27位である。

我こそはと思わんブロガーは一度影響力を測定されてはいかがだろうか?

ただしWebスカウター自身のメディア影響力を測定すると、69,701位だったのでサイトの実力は「?」かもしれない。

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