金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

マイナポイントは「決済業者」サイトから入る方が簡単で良い

2022年06月30日 | ニュース
 今日6月30日から始まったマイナポイント第2弾。健康保険証としての利用申し込みで7,500円分、公金受取口座の登録で7,500円分のポイントがもらえる制度です。
 マイナポイントの申込はマイナポイントアプリからできるのですが、ここから入るとかなりの人はつまずくと思います。
理由は決済にかかわる「決済サービスID」「セキュリティコード」の入力が求められる画面が出てくるからです。これらのIDは日頃使わないものですから覚えている人はいないでしょう。マイナポイントサイトを丁寧に見ると決済業者別の一覧表を見つけることができますが、中々大変です。私も当初マイナポイントサイトから申し込みを考えていたのですが、手間がかかりそうなので、決済業者アプリからの申込に替えました。
私が選んだのはPaypayです。Paypayの機能一覧の管理の中に「マイナポイント」アイコンがありますから、これをクリックします。そうして画面の指示に従って進むと「決済サービスID」や「セキュリティコード」を入力することなくマイナポイント申込を完了することができました。
 他の大手の決済業者も自社の決済サービスに呼び込むため「マイナポイント申込」アイコンなどを作っていますので、こちらから申し込むのが簡単ですね。
 もちろんその前にマイナポータルで健康保険証としての利用申し込みや公金受取口座の登録をしておく必要があることはいうまでもありません。
 それにしてもマイナポイント申込サイトから申し込もうと思う人は結構躓き電話等でのヘルプ殺到の状況が目に浮かぶようで暑さが募りますね。
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ベトナム人研修生に日本語をレッスン

2022年06月29日 | うんちく・小ネタ
 昨日ボランティア団体の応援要請で2人のベトナム人研修生に日本語を教えました。研修生というのは2人はある建設会社で研修生としてこれから3年位働く予定で5月に来日したからです。5月に来日して7月一杯は語学研修を中心とした研修活動を行う予定です。
 今私はカナダから来た人と台湾から来た人にボランティアで日本語を教えていますが、カナダの人はいうまでもなく台湾の人もかなり英語ができますので、英語を交えながら日本語のレッスンを行っているのでレッスンに不便を感じることはありません。また英語と日本語、中国語と日本語の間ではGoogle TranslateやDeepLという翻訳アプリが利用できるので、日本語の自習も簡単です。
 ところがベトナムの二人はほとんど英語が分かりません。また二人とGoogle Translateの実力を調べたところ、短い文章でも誤訳が起き、あまり使えないという印象をベトナム研修生は持ったようでした。ちなみにDeepLはベトナム語を扱っていません。
 ただ二人の研修生はベトナムで半年ほど日本語を勉強してきてひらがなを読むことはできます。ただ読んだ言葉の意味を理解しているかどうかは別ですが。また時計を見て時刻を日本語で言うなどある程度定型的な言い方はできます。ただし自分の考えを述べたり、質問を行うのは相当苦手なようでした。
 このようなメンタリティは同じ米食人種である日本人と共通しているのかもしれません。
 でもそれでは日本語学習が進みませんから彼等に幾つかの提案をしました。
  • できるだけ短い文章で話す練習をしましょう。
  • 毎日学習したことをひらがなで箇条書きに書いてみましょう。
ところが「箇条書き」が中々伝わりません。Google Translateによると箇条書きはDanというベトナム語になるのですが、研修生は首をひねります。後で調べてみるとDanは「群れ」という意味だそうでした。
 結局紙に「1.・・2.・・3.・・」など実例を示して理解して貰いましたが、ひょっとすると彼等が今まで箇条書きを重視するような教育を受けていなかったのかもしれません。
 ペラペラと外国人向けの日本語テキストブックを見ても箇条書きをそれほど重視しているようには見えませんでした。
  • 体調不良など困ったことはすぐ会社(やがて職制に組み込まれていくと上長)に具体的に簡潔に報告しましょう。
  • そのために会社生活や仕事に直結する日本語から勉強していきましょう
 日本語は世界の中で難しい言語だという人がいますが、これは正しくありません。語彙数では英語の方がはるかに多いですし、発音の複雑さでは中国語の方がはるかに難しいでしょう。日本語は決して難しい言葉ではないのです。難しくしているのは、既存の教科書は検定試験なのです。敬語や謙譲語などを盛り込むと学習経験の乏しい外国人は混乱します。
 でも日本にきて間もない研修生の方はあまり気にせずに丁寧語を中心に使いながらまず、自分の言いたいことを具体的に簡潔に話する力をつけることが一番大切なのです。
 さてこのような私の話が若いベトナム人研修生に届いたかどうかは分かりません。半分位届いていればよいなぁと思いましたが・・・・

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YAMAPのデータをGoogleマップに取り込んで遊ぶ

2022年06月28日 | うんちく・小ネタ
 YAMAPは自分が歩いた登山ルートの軌跡を記録するGPSアプリです。有料版・無料版がありますが、無料版でも結構活用することができます。私たちの山の会でも利用する人が増えてきました。登山事故特に中高年の登山事故は道迷いによるものが多いということですから、シニア登山者にとってはお守りのようなものかもしれませんね。
 私は利用していないのですが、YAMAPの活動日誌にスマートフォンで撮影した写真を張り付けていくのも素早く登山記録をまとめる方法でしょうね。
 このようにして作成された登山記録をメンバーで共有することが一般化すると世の中に数多ある山の会の活動方法も大きく変わっていくでしょう。
 さて今日のテーマは「YAMAPのデータ(歩いた軌跡データ)をGoogleマップに取り込む」という話です。なぜYAMAPの軌跡データをGoogleマップに取り込むのか?というと「Googleマップが持っている豊富なGISデータを活用して旅の思い出を深める」ということと「YAMAPに別々に記録された数日に跨る軌跡データをまとめる」ということがあります。またGoogle Earthを起動して3G地図で軌跡を辿るという楽しみ方もあります。
 なおGoogleマップには「タイムライン」という機能があり、移動軌跡のログLogを記録しています。ただ記録の正確性ではYAMAPのロガー機能に劣るのでYAMAPの軌跡データを活用する方が良いと思います。
 ではどのようにすればYAMAPのデータをGoogleマップに取り込めるのでしょうか?
 私の場合はパソコンでYAMAPを立ち上げログインします。
 次にダウンロードしたい活動記録を選び、GPXダウンロードをクリックします。GPXはGPSデータファイルの形式の一つです。GPXはGoogleマップに読み込むことができます。

次にダウンロードしたファイルに名前を付けて保存しておきます。
次にGoogleマップの「マイプレイス」から「マイマップ」を開きます。
そして新しいレイヤにインポートをクリックし、保存したGPXファイルと読み込みます。これで完成です。
完成したマイマップは色々な方法で遊ぶことができます。
 まず「マーカー」機能を使って撮影した写真を撮影場所にリンクし説明を加えることができます。またGoogleマップ上の名所・レストランなどホームページを持っているところの名称をクリックするURLを見ることができます。
 説明は省略しますが、同じ作業を繰り返すとYAMAP上の複数のデータを一枚のGoogleマップにまとめることができます。
 先週の日曜日に鎌倉を歩いたのですが、暑さで集中力が続かず、随分割愛した名所・旧跡がありました。Googleマップを見ながら「次はここに寄ってみよう」などと次のプランを考える上でも役に立つと思います。
 
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暑い日でしたが鎌倉を歩きました

2022年06月27日 | まち歩き
 昨日(6月26日)山仲間と北鎌倉駅に集合し、紫陽花で有名な明月院を皮切りに天園ハイキング道など12㎞ほどハイキングをしてきました。
8時に北鎌倉駅に集合すると多くの人が線路沿いに歩き始めていました。8時半に拝観を開始する明月院の紫陽花を見に来た人たちです。

ここの紫陽花は素晴らしいのですが、拝観者の数も半端ではありません。
明月院の次の訪問ポイントは源氏山公園です。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では昨日頼朝が死ぬ場面でした(今朝NHKプラスで観ました)。
源氏山公園から建長寺に戻り、その奥の半僧坊から天園ハイキングコースにでました。建長寺ではガンダーラ仏(修行中の釈尊像)が目を引きました。
半僧坊の上からは相模湾が見えました。暑い日ですが、木陰に風が吹いてくるとさわやかでした。
頼朝の墓までくると本日のハイキングはほぼ終わりです。頼朝の墓は江戸後期に薩摩藩主島津重豪が再建したもの。島津氏の藩祖忠久が頼朝の子なのでその縁によるそうです。近くには大江広元の墓もあります。こちらは長州藩が再建しました。広元は長州藩毛利家の先祖なのです。
 鎌倉は丁寧に見ていくと色々ありますがが暑い時期は集中力が続きません。
 それに熱中症になりリスクもありますから。
大河ドラマが終わりに近づく12月頃また歩いてみょうかと思いました。
鶴岡八幡宮は何度も参詣しているのでこの日は大石段を敬遠して本宮まで参らず、舞殿から遥拝しておしまいとしました。
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インフレ時代の到来をライフプランで乗り越える

2022年06月25日 | ライフプランニングファイル
 最近発表された日本のインフレ率は2%で、生活実感に近い生鮮食料品を含む総合物価指数でも2.5%です。これはアメリカの8%台に較べるとかなり低い数字です。また政府や日銀は長年デフレを脱却してインフレ率2%を目指すことを標ぼうしてきたのですから、本来は慌てることはないはずです。しかし今月行われる参院選挙では、物価上昇問題は大きな論点でしょう。
 なぜ今日本でインフレが大きな問題になっているのか?
 それは政府も家計も企業もみな心の中では「インフレなんて簡単にはこない」と高を括りインフレ対策をとってこなかったからです。
 個人の金融資産を考えると長いデフレ時代に慣れて現金と預金が一番安全という習慣がこびりついているのです。しかしインフレ時代はゼロ金利の預金に寝かせておくだけで資産の実質価値は目減りしていきます。
 デフレの時代に多くの人は「お金の時間価値」というものを考えない悪弊に落ち込んでしまいました。悪弊というのは長い人類の歴史の中でゼロ金利などというのは極めて例外的な現象だからです。
 例えば少し前に「老後資金に2千万円必要」ということが話題になりました。でもこれはインフレ率ゼロで単純計算した話です。
 2千万円の根拠は確か「平均的な家計では国の年金だけでは毎月5万円の赤字になる。その赤字が死ぬまで続くと単純計算すると2千万円になる」といったような話でした。しかし仮に2%のインフレがずっと続くとすると赤字の累積額は2,305万円になります。また仮に3%のインフレが続くと赤字の累積額は2,753万円になります。
 仮に退職時に無事に2千万円のお金を銀行口座に入れておくことができても、インフレが持続する場合は数百万円の資金不足が生じることになります。
 また国の年金がマクロスライド制によりインフレ時に物価上昇に追随して上昇しないことも問題です。その分赤字が膨らむ計算ですからインフレになるともっと資金不足が生じることになるでしょうね。
 どうすれば個人でインフレ対策を取ることができるか?ということは大きな課題です。しかしインフレ対策だけがシニアライフの課題ではありません。むしろインフレは、長い人生を生きていく上での色々な問題の一つに過ぎないでしょう。だからインフレ問題はライフプラン上の一つの問題として可視化しながら考えていくことが重要だと思います。
 ご関心のある方は「マインドマップとエクセルでライフプランノートを作る」(Kindle本 Unlimited会員の方は無料で読むことができます)を覗いてみてください。
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