金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

【イディオム】FANG株、ハイテク株の代名詞

2017年05月31日 | ライフプランニングファイル

昨日(5月30日)アマゾンの株価がザラ場で1,000ドルを超えた。日中の高値は1,001.20ドルで終値は996.70ドルだった。

アマゾンとグーグルの株価は1,000ドル超えを競い合っていたが、一時でも1,000ドルを付けたことで、まずはアマゾンに軍配が上がった。グーグル(アルファベット)の終値は996.17ドルだから、次はどちらが先に終値で1,000ドルを超えるか?という競争だ。

アマゾンは小売業のカテゴリーだが、ハイテク銘柄として議論されることが多い。米国株投資家の間ではFANG株という言葉があるそうだ。

FANGはFacebook,Amazon,Netflix,Alphabetの頭文字。Alphabetはグーグルの親会社だ。この4社の株式時価総額はS&P500銘柄の7.5%に達するという(WSJ Bespoke Investment Groupによる)。5年前の4社の時価総額割合は3%だったから、株価は急伸している。

4社は米国株価指数上昇の主なドライバーと考えてよいだろう。逆にいうともし4社を中心とするハイテク銘柄が大きく下落する(ITバブルの崩壊など)と、指標全体が低迷する可能性が高いことを示唆している。

人工知能・車の自動運転・ビッグデータ・IOT・フィンテック・クラウドビジネスなどIT関連の成長分野は大きく広がってる。つまりブルーオーシャン市場だ。一方アマゾンの競争相手の店舗型小売業などは、過当競争のレッドオーシャン市場だ。

ブルーオーシャン市場への期待から大きな資金がFANGに流れ込んでいることは間違いない。問題は期待が期待で終わらず、実現されるかどうかであるが、それはまだわからない。

 

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龍潭寺から久遠寺へ(2)

2017年05月30日 | ライフプランニングファイル

「つま恋」に泊まるのは初めてなので、経営母体の変更による影響は分からない。一泊二食で@8400円(Booking.com利用)程度だったので、コストパフォーマンスは良かったと思う。特にぬる目の露天風呂はゆっくり入っていられるので、のんびり過ごしたい人には向いている。

8時頃つま恋を出て、東名経由で日本平に向かった。久遠寺の約一千段の石段は聞いただけでワイフが回避したので、日本平からロープウエイで久遠寺に行くことにした。

ロープウエイ乗り場手前の高台に登ると富士山が正面に見えた。絶景だ。

ロープウエイは平日ながらツアー客で中々混んでいる。勝手な想像をすれば「井伊谷・久能山パック旅行」などというのがあるのかもしれない。

久能山東照宮は日光東照宮に較べると小振りだが、社殿・山門は美しい。

なお久能山は一時武田信玄が支配下におさめたと聞く。久能山の東には武田・今川勢が戦った薩埵峠がある。このあたりは軍事的要衝だったのだろう。

日本平を後にして車を富士川沿いの国道52号に向けた。日本平から1時間20分程度で身延山久遠寺に到着。ロープウエイ下の駐車場に車を止めてざるそばの昼食。ロープウエイで久能山奥の院に登った。歩いて登ると2時間半はかかりそうだから、このロープウエイはお値打ちだ。

奥の院手間の杉の巨木の間に富士山が見えた。

親鸞聖人はこの地から故郷の親をしのんだと聞く。山門に「思親閣」の額がかかっている。

暑い日だったが、標高1,153mの身延山に吹く風は涼しい。

ロープウエイで下山して、本堂・祖師堂・報恩閣をお参りする。

そのスケールの大きさに感嘆するしかない。

一泊二日の旅は龍潭寺に始まり、久能山を経て、久遠寺で終わった。それは天竜川下流域から富士川中流域への旅であり、武田信玄が駿河侵攻の軍を動かした道筋と重なるものだった。

駆け足旅行なので見るべきところで見落としたものも多いと思う。歴史を紐解いて理解を深めた上でいつの日かまた旅をしてみたいコースである。

 

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龍潭寺から久遠寺へ(1)

2017年05月30日 | 旅行

一泊二日のドライブ旅行でNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」の舞台・井伊谷に旅行した。

コースの概要は西東京の自宅から環八経由東名⇒新東名⇒浜松いなさIC⇒井伊谷⇒つま恋リゾート(泊)⇒日本平・久能山東照宮⇒久遠寺⇒中央道経由で自宅へ戻るというもの。

朝9時に自宅をでると、昼食時に静岡SAに到着。ネットで調べておいた駿河亭の海鮮丼を食べた。新鮮なマグロが載りお得感ありだった。

静岡SAから浜松いなさICまでは1時間のドライブ。ICでは三遠道路を北側に出てしまうという小さなミスがあったが、無事井伊谷の到着。車を龍潭寺前の駐車場に停めてお寺を参詣。裏庭の景色は中々良い。多くの人は本堂裏から庭に正対して鑑賞しているが、書院から縦長の景色を鑑賞した方が良いと思った。書院から見ると近景は岩が多く遠景は植栽が多い。遠近感を強調していると思う。

龍潭寺の裏には井伊家代々の墓など墓石が並んでいる。

龍潭寺の前には井伊家初代の共保(ともやす)公がこの井戸から生まれたと言われている「共保公出生の井戸」というのがあった。

井戸は水田の中に50mほど伸びたコンクリートの歩道の先にある。NHK大河ドラマブームの影響で観光客は多い。

その後地域遺産センターに車を回したが、それほど見るものもないので、宿泊地のつま恋に向かう。

井伊谷から国道257号線を南下していくと「三方原古戦場」の立て札を見かけた。古戦場跡は昔立ち寄ったことがあるので今回は割愛する。

武田勢が遠江(静岡県西部)に侵攻する時取ったルートは、高遠から天竜川沿いに南下する秋葉街道(信州街道)だった。

秋葉街道に近い井伊谷を本拠とする井伊勢も武田・徳川の衝突に巻き込まれた訳だ。そして家康最大の負け戦といわれる三方原の戦いにつながっていく。

「つま恋リゾート」には時間的な余裕があったので、一般道(1号線袋井バイパス)を走った。午後4時前に掛川城を通過する。時間がないので割愛。東京を朝車で出て、井伊谷の他に観光スポットを回るのはせわしない。

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新緑の白谷沢から棒ノ折山へ

2017年05月28日 | 

昨日(5月27日土曜日)奥多摩の棒ノ折山(969m)に山の会のメンバーと登ってきた。

8時45分に西武池袋線飯能駅に集合。55分のバスに乗って「さわらびの湯」へ。名栗に向かうバスはハイカーで混みあっているので少し前に並んでおく方が良い。9時40分登山開始。名栗湖(有間ダム)へは舗装道路を歩く。

お喋りしながらダムの上を歩いて、白谷沢出会い(標高315m)へ。9時41分出会い到着。道はしばらく谷の左岸の林の中を登っているが、やがて谷の中を歩くようになる。

新緑の白谷沢は美しい。

一カ所鎖のついている岩場がある。このあたりが白谷沢のハイライトだ。10時50分鎖場通過。

11時30分岩茸石到着。尾根の上に巨岩が載っている。ここで昼食。

滑りやすい丸太の階段にやや辟易しながら棒ノ折山に到着。12時30分。若い女性の山友達Kさんとそのメンバーがガスコンロを出して昼食の準備をしているのに出会った。

雲が厚く山頂から眺望はなかった。15分ほど山頂でのひと時を楽しんだ後、さわらびの湯を目指して、尾根筋を下った。昨日までの雨の影響で滑りやすい道が続いた。

15時54分さわらびの湯到着。800円の入浴料を払って汗を流した。温泉の後は恒例のビール。さわらびの湯は食事のサービスはなく、ビールは自動販売機の缶ビールだ。帰りのバスの混雑が予想されるので、少し早めにバス停に行き4時25分のバスに乗って飯能駅に戻った

沢筋を歩く白谷沢コースは暑い季節には快適な登山コースである。

奥多摩には幾つか沢沿いのコースがあるが、快適さと手頃な迫力がバランスしている点では一押しのルートである。

 

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アマゾン・グーグル株価、1,000ドル直前

2017年05月26日 | ライフプランニングファイル

昨日(5月25日)の米国株式市場は、3市場とも続伸。ダウ・S&P500・ナスダックとも6日連続上昇した。少し前に「トランプ、元気で留守がよい」と書いたが、市場は政治を見ずに、当面企業業績や景気を見ているので、高値を追っているようだ。

市場全体としては、消費必需品銘柄が堅調だったが、ナスダックについてはアマゾンとグーグルの1,000ドルレースが牽引したと私は見ている。

少し前にアマゾンとグーグル(アルファベット)の株価のいずれか先に1,000ドルに到達するか?と噂されていた。

昨日の引け値は、アマゾン993.38(13.03上昇)・グーグル991.86(14.25上昇)だった。アマゾン株はザラ場で999ドルをつけているから、指呼の間に1,000ドルを超えることはまず間違いないだろう。

たまたまアマゾン・グーグル株とも持っているので、どちらが先に1,000ドルを超えるかは左程問題ではない。問題は持続性とこの先どこまで株価が伸びるか?ということだろう。

実はアマゾン株については、少しおっかなびっくり購入した。株価が足元の利益から割り出される価格を超えて成長期待で買われ過ぎていると思ったからだ。その思いは今もあまり変わりはない。

一方グーグルについては、利益水準が株価上昇にをある程度Justifyしていると考えているので懸念は少ない。

この2つの株はブルーオーシャン(未開拓市場)の代表銘柄だ。潜在的な市場は極めて大きいというか新しい市場を作り出す力を持っている。

株式投資には夢を追うという一面がある。基本的に私は資産形成のためには、インデックス投資によるグローバルバランス運用を薦めているが、多少余裕があればブルーオーシャンに投資するのも悪くないと思っている。

国内の過当競争市場(レッドオーシャン)の中で勝ち組を探すのは、中々難しいが世界に目を向けるとブルーオーシャンが広がっている。

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