金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

町田の古民家へ小ドライブ

2015年10月28日 | まち歩き

今日(10月28日)の読売新聞朝刊に町田の古民家が紹介されていたので、ワイフと小ドライブ。

自宅(西東京市)から古民家のある町田市小野路町までは1時間弱のドライブだ。関戸橋で多摩川を渡ると「鎌倉街道」と書いた標識が目に入った。片側3車線の広い道路だが、鎌倉街道という古風な名前を目にすると時間を旅している気になってくる。

目指す「小野路里山交流館」には駐車場はないが、向かい側のコインパークに駐車して「駐車証明」を発券して、交流館に渡すと30分相当の駐車券が貰える。

この交流館は町田市が昔の旅籠を買い取って修復したものだ。

館内では地場で採れた野菜が売られていたので、大根などを買った。

天井を仰ぐを梁の木組みが美しい。「はね木」というテコの原理を使った日本古来の構造だそうだ。

広い縁側に干し柿がぶら下がっていた。

私もここ数年干し柿を作っているが、これだけ庇が深いと雨露を気にせずに柿を干すことができるなぁと少し羨ましく思った。

修復された門や塀は新しく古民家の味を出すにはもう少し時間がかかりそうだ。

館内の食堂で地元の小麦粉で作ったうどんを食べた。一見蕎麦と見間違うほど細い麺で中々美味だった。

交流館の隣には小野神社という小ぶりな神社がある。小ぶりだが小野篁の7代目の子孫が篁を祀るために、天禄年間(972年頃)に創建したと言われているから歴史のある神社だ。

帰宅してから調べると交流館をスタート点にする「小野路」は東京で唯一「にほんの里100選」に選ばれた散歩道だった。

今回は「うどんを食べて地場野菜を買う」だけの小ドライブに終わったが、次は町田の他の見どころを絡めてのんびり出かけたいと思う。

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ブラックフライディは買い物よりもアウトドアライフを楽しもう~REIの選択

2015年10月28日 | ライフプランニングファイル

11月の第4木曜日は感謝祭で米国では休日。感謝祭の次の金曜日はBlack Fridayと呼ばれ、小売業がセールスキャンペーンを行う。この日からクリスマス商戦が始まるのだ。Black FridayのBlackは小売業が黒字を計上できる時期だからBlackと呼ばれるようになったそうだ。この日は小売業にとって年に数度の稼ぎ時である。

だがこのBlack Fridayに敢て店を閉めるという小売業が出現した。それはアウトドア・スポーツ用品の大手小売業REIだ。

 REIは11月27日(金)に143店全店を閉めて、約1.2万人の従業員に有給休暇を与えるとアナウンスした。

そのメッセージが格好いい。

We believe that being outside makes our lives better. And Black Friday is the perfect time to remind ourselves of this essential truth.

我々は野外にいることが我々の人生をより良いものにすると信じている。そしてブラックフライディはこの本質的な真実を我々が思う出す丁度よい機会だ。

REIはお祭り騒ぎの小売り合戦を避けて、従業員が連休にアウトドアライフをおくることができるようにした。そしてこのOpt outsideキャンペーンに一般参加を呼びかけ30万人近い人がサインアップしたと報じられている。

このような大胆な決定はREIだからできる、という側面が多い。

第1にREIはアウトドア・ギアの会社なので、キャンペーンを通じてアウトドア愛好者が増えると市場が拡大するというメリットがある。従業員がアウトドア活動のキャリアを積むことも、販売活動につながるだろう。

第2にREIの商品は定価を維持していて、あまり安売りキャンペーンはやらないようだ。だからブラックフライディに特売をする必要がない。

第3に上場会社でないので株主の意向を気にしなくて良いことがあげられるだろう。

だがこれらの要因を除外しても、「従業員に優しく、人生の本当の価値を考える会社」というイメージを与える。

米国企業というと株主価値重視というイメージが強いが、色々な会社があるものだと改めて思う。

「アウトドアライフは人生をより良いものにする」

良い言葉だと思う。そしてその信念を具体化できる会社も良い会社だと思う。

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集合住宅化・高齢化などで飼い犬が減って猫が増えた

2015年10月27日 | うんちく・小ネタ

WSJに載っていた小ネタ。Japan's dog population also shirinkingによると人間の高齢化などにより、飼い犬の数が急速に減少しています。

日本ペットフード協会の犬猫飼育実態調査によると、2014年の犬の数は10,346千頭で5年前の11,861千頭から13%減少しています。

この5年間の人口減少は約0.8%ですから、飼い犬の数の減少度合いは人口減より相当早いペースです。

実態調査によると、犬を飼いたくても飼えない最大の理由は住んでいる集合住宅がペットの飼育を禁じているからで約25%の人が理由にあげています。

飼えない理由としては「十分世話ができない」「別れがつらい」「死ぬとかわいそう」「お金がかかる」がそれぞれ約24%で続きます。

また17%の人は「最後まで世話をする自信がない」ことを理由にあげています。

猫については過去5年間で9,612千頭から9,959千頭に3.6%増加しました。猫の方が犬より手間がかからないことが大きな理由のようです。

ところで2008年から2013年の5年間で0~14歳の子どもの数は17,179千人から16,390千人に786千人(4.5%)減少しています。

子どもの数とペット数の間に相関関係があるのかどうかは分りませんが、仮に経済的な理由が出生率の低下とペット数の減少要因の一つになっているとすれば、由々しき問題を示唆しているような気がします。

 

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下町ロケット~裁判長に正義はあった

2015年10月26日 | テレビ番組

私が今決まってみているテレビドラマはNHKの「あさが来た」と「花燃ゆ」とこの前から始まったTBSの「下町ロケット」位です。NHK大河ドラマ「花燃ゆ」は少しかったるいのですが、「下町ロケット」の前の時間帯ですから、このまま見続けそうです。その「下町ロケット」、この前は阿部寛演じる佃社長の熱い証言が裁判長の心を動かし、佃製作所がナカシマ工業に事実上全面勝利を収めるというドラマチックなものでした。

「少し出来過ぎじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私は自分の経験からしてあり得る話だ、と思っています。

そのことは後程書くとして、格好が悪かったのは、東国原英夫演じる銀行の支店長。追加融資を断っていた佃製作所が和解で全面的な勝利を収めると「和解金を預金してください」と佃社長にお願いして、手痛くお叱りを受けました。銀行から面白くない取扱いを受けた方なら溜飲を下げる場面だったでしょう。

テレビドラマですから「良い人はより良く」「悪い人はより悪く」作ることでメリハリを利かせ、面白味を出していると思います。実際には銀行の支店長の中にももう少し良い人はいると思いますが、世間の眼は厳しいようです。

一緒にテレビを観ていたワイフが「あなたも銀行時代はあんなことしていたのではないの?」と揶揄しました。そんなことはない、と返事したのですが、本心から納得したかどうか分りません。

さて裁判長が佃製作所に極めて有利な和解案を短期間に提示した件に関する感想です。

私は日本では裁判に巻き込まれたことはないのですが、アメリカで仕事をしていた時、現地の不動産開発業者からlender liability訴訟を受けたことがあります。Lender liabilityとは「貸し手責任」のことで、この場合は「お金を貸すと約束したのに貸さなかったので事業が立ち上がらなかった。だから損害賠償をしろ」という訴訟でした。

もちろんこれは言いがかりです。なぜ言いがかりというと「お金を借りるための自己資金を用意するなどの条件を借り手が満たせなかったので融資を取りやめた」からです。

ただし米国は陪審員裁判の国ですから、本裁判になるとどのような判断を陪審員が下すか分らないので、大変気をもみました。

そこで我々が取った戦術は本裁判になる前に判事に「まったく根拠のない訴訟なので訴訟を却下する」という略式判決(これは陪審員不要)を出してくれという請求を出すものでした。

このような略式判決を出すことは、判事がリスクを取ることになりますので、勝算は五分五分でしたが、運よく略式判決を勝ち取ることができました。

それ以来私はアメリカの裁判官には良心がある、正義があると信じています。無論個人の一体験を持って全体を推し量ることの危うさは承知していますが。

昨日の「下町ロケット」を観て思い出したのは、この経験で「日本の裁判官にも正義はあるのだ」という印象を強くしました。

次週も楽しみなテレビドラマです。

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昨日は色々なことがうまくいった日でした

2015年10月24日 | うんちく・小ネタ

人生には時々色々なことがうまくいく日がある、と思います。私にとって昨日はそのような日でした。

まず日本株・米国株との躍進、あまり保有残高は多くないのですが、欧州株も躍進しました。中でも期待していたグーグル株が好業績と51億㌦の自社株買戻しを発表したことで38ドル(5.6%)値を上げたことは気持ちが良かったですね。

株価が上がったからといって、すぐ売る訳ではありませんが、自分の見通しが当たったことはうれしいものです。

株価全体の上昇は、中国の金利引き下げなど景気刺激策を好感したものですから、景気自体は良くない訳で今後ドンドン株高が進むとは考えてはいませんが・・・

次のどういう訳が検索エンジンからのブログ閲覧が急増しました。ブログの閲覧が増えたお蔭で電子本も何冊か売れました。とこちらも結構な話です。

私が顧問を務めている会社の営業会議に出席したのですが、商売の方も堅調なようです。こちらも結構な話。

次に初めてビルの中の人工壁を登りに行きました。

場所は高田馬場駅から徒歩1分という便利な場所です。壁を登っている人は若い人ばかりなので、多少気後れしましたが、「体験パック」なのでトレーナーの方が丁寧に教えてくれましたので、簡単なルートを10本ほど登ってみました。

レベルの高いオーバーハングなどを登るつもりはありませんが、簡単なルートで岩を登る練習をしておくと、登山で岩稜を歩くときなど安全性が増すと思います。

色々なことがうまくいく日もあれば反対に色々なことでつまずく日があるのが人生です。

ただしつまずいた日のことは忘れ、うまくいった日のことを記憶するように人間の脳は仕組まれているようです。

だから人は株に投資したり、岩を登ったりするのでしょうね、と思った次第です。

 ★   ★   ★

最近出版した電子本

「海外トレッキングで役に立つ80の英語」

「インフレ時代の人生設計術」 B00UA2T3VK

「人生の山坂の登り方・降り方」 http://www.amazon.co.jp/ebook/dp/B00LYDWVPO/

「英語の慣用表現集」 http://www.amazon.co.jp/ebook/dp/B00LMU9SQE/

 

 

 

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