今日(10月28日)の読売新聞朝刊に町田の古民家が紹介されていたので、ワイフと小ドライブ。
自宅(西東京市)から古民家のある町田市小野路町までは1時間弱のドライブだ。関戸橋で多摩川を渡ると「鎌倉街道」と書いた標識が目に入った。片側3車線の広い道路だが、鎌倉街道という古風な名前を目にすると時間を旅している気になってくる。
目指す「小野路里山交流館」には駐車場はないが、向かい側のコインパークに駐車して「駐車証明」を発券して、交流館に渡すと30分相当の駐車券が貰える。
この交流館は町田市が昔の旅籠を買い取って修復したものだ。
館内では地場で採れた野菜が売られていたので、大根などを買った。
天井を仰ぐを梁の木組みが美しい。「はね木」というテコの原理を使った日本古来の構造だそうだ。
広い縁側に干し柿がぶら下がっていた。
私もここ数年干し柿を作っているが、これだけ庇が深いと雨露を気にせずに柿を干すことができるなぁと少し羨ましく思った。
修復された門や塀は新しく古民家の味を出すにはもう少し時間がかかりそうだ。
館内の食堂で地元の小麦粉で作ったうどんを食べた。一見蕎麦と見間違うほど細い麺で中々美味だった。
交流館の隣には小野神社という小ぶりな神社がある。小ぶりだが小野篁の7代目の子孫が篁を祀るために、天禄年間(972年頃)に創建したと言われているから歴史のある神社だ。
帰宅してから調べると交流館をスタート点にする「小野路」は東京で唯一「にほんの里100選」に選ばれた散歩道だった。
今回は「うどんを食べて地場野菜を買う」だけの小ドライブに終わったが、次は町田の他の見どころを絡めてのんびり出かけたいと思う。