金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

サイドカントリー、ご存知でしたか?

2022年03月30日 | スポーツ
今日3月30日上越は快晴。8時過ぎのゴンドラに乗ってかぐらスキー場に向かいました。
最上部の第5ロマンスリフトの開始時間は9時半ということなのでジャイアントを一本滑り足慣らしをしました。
第5ロマンスリフトに乗って林間コースを一本滑った後いよいよオフピステの開始です。リフト終点から田代スキー場の上に広がる大斜面に向けていよいよ滑降開始です。
圧雪されていない雪を滑るのはバックカントリーを滑ると思っていたのですが、リフト終点から直ぐに非圧雪を滑るのをサイドカントリーということは最近知りましたが、下の写真は第五ロマンスリフトの終点から少し滑ったところにある大斜面で、これこそまさにサイドカントリースキーです。
バックカントリーではスキーにシールを着け、ボードの人はスノーシューを履いてボードを担いで滑降開始点まで登ります。
しかしサイドカントリーでは登る必要はありません。リフトやゴンドラを降りてゲレンデ外の非圧雪斜面に飛び込んでいけば良いからです。
 もっともスキー場によっては厳しくゲレンデ外の滑降を禁じているところがあります。これはゲレンデ外の滑降により雪崩が誘発され、ゲレンデにも被害が及ぶ可能性があることも考えてゲレンデ外の野放図な滑降を禁じている面もあると思います。
 しかしスキー場の圧雪斜面を飛び出し、非圧雪斜面を滑るオフピステあるいはバックカントリースキーというのは、オーストラリアのスキーヤーやボーダーによって日本でも本格的に開花し、著名なスキー場がスキー場に隣接する非圧雪斜面の解放に向かっています。
 来シーズン以降はサイドカントリーという言葉が定着するかもしれません。
 なおこの手の言葉は和製英語であることが多いのですが、これはちゃんとした英語のようです。



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コロナで早期退職した人がかってないペースで職場復帰している~アメリカの話だが

2022年03月30日 | 資格・転職・就職
WSJにIt isn't just Tom Brady ーMore people are coming out of retirementという記事がでていた。
 「それはトム・ブレディだけじゃないーより多くの人々が退職から戻ってくる」という意味だ。
 トム・ブレディは、最高のアスリートと言われたアメフト選手で一度リタイアを宣言したがまた現役復帰をするようだ。
 一度辞めた人が復帰するのはトム・ブレディだけではなく、今のアメリカで早期退職者の約3%が再び仕事に復帰していると記事はいう。これは過去最高の割合らしい。
 コロナ感染拡大が始まった時、それを機会に定年年齢前に早期退職する人が増えた。記事によるとその数260万人。定年制度は年齢による労働者の差別という観点からアメリカには法的な定年年齢はないが、公的年金がフルに支給される66歳を持って定年とみなす考え方は定着しているようなので、コロナ期間中に職場を去った人は66歳未満の「早期退職者」といえる。
 早期退職者が多かったのはコロナに加えて、株価上昇で資産価値が上昇していたことも大きい。豊かな老後を送ることができる資産があるということで早期退職をした人も多いようだ。
 だが現実は必ずしも想定していたとおりには行かなかった。株式相場は今年に入って乱高下を繰り返し、資産は必ずしも豊かな老後を保障するとは言えなくなった。退職してみるとやることがなくて退屈という人も多い。
 一方雇用市場では人手不足でスキルのある人の職場復帰には歓迎の声が高い。またリモートワークのような働き方改革で、労使とも選択肢が増えたことも早期退職者の職場復帰のプラス材料になっている。
 日本ではコロナのために早期退職したという人はそれほど多くないと思うが、一度現役を退いた人が再び仕事に戻ることがもっと増えても良いだろう。
それも働き方改革だと思う。
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かぐらスキー場、結構混んでいます

2022年03月29日 | スポーツ
今日(3月29日)と明日はかぐらスキー場で過ごす予定です。10時前にスキー場に着いたところリフト券を買う人の列にびっくり。家族連れの方が多いですね。春休みにスキー、良いですね。コロナ感染リスクも低いからスキーはこの時期最高のレジャーです。でもスキー場でも来客数の格差があるのですね。2週間前に行った乗鞍スノーリゾートはガラガラ。自衛隊の人の訓練?スキーが目立っていました。かぐらスキー場は隣接の田代スキー場も合わせると規模の大きなスキー場ですが乗鞍もそれ程見劣りするとは思いません。
特にスキーやり始めのお子さんには、かぐらスキー場同様乗鞍も良いスキー場なのですが。
かぐらスキー場の魅力はバックカントリースキーで人が踏み込んでいない雪を滑る楽しみを味わうことができます。でもバックカントリースキーは少数派。ほとんどの人はゲレンデを滑ってさようならなのですが、バックカントリーもあるということが売りになっているかも?





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ロシアの作戦転換~ドンバス集中、面子維持か実益狙いか?

2022年03月26日 | ニュース
 ウクライナに侵略してから1カ月。ロシアの作戦変更が明確になってきた。ロシアの作戦本部長セルゲイ・ルドスコイ将軍は「当初の作戦目標を達成したのでドンバス地方の解放に注力する」と述べている。ウクライナ領のドンバス地方はロシア系の住民が多く、独立を求めて抗争が続いてきた地域だ。この地域で争いの焦点になっているのがマリウポリだ。ロシアがここを押さえると親ロシア色が強いドンバス地方とロシアが違法に合併したクリミア半島が回廊のようにつながる。
西側有力紙は、ロシアはウクライナのゼレンスキー政権を打倒し、新ロシア政権樹立を目指してウクライナに侵略したが、この戦略目的を達成する見込みが遠のいたので、ドンバス地方の解放に戦略目的を変えたと報じている。
米国やNATOの軍事専門家の分析によると、キーウ(キエフ)を包囲していたロシア軍がウクライナ軍に押し戻され退却が続いているということだから、ロシアが達成可能性が高い戦略目標にゴールを下げたことは十分考えられる。つまりプーチンが国内向けに戦争に勝ったという面子を守るためにだ。
 ゴールを下げたので停戦交渉のハードルが下がると推測できるが、ウクライナがドンバス地方の事実上の独立を認めるかどうかは分からない。
 ロシアとウクライナの直接交渉だけではなく、ウクライナの後ろにいるNATOやアメリカが手打ちに向けてどのように動くかも分からない。
 結局分からないことだらけなのだが、はっきりしていることは、今回のロシアのウクライナ侵略が当初の戦略目的を果たせなかったので失敗だったということだ。
 ただしプーチンにも面子というものがある。プーチンの面子を立てながら落しどころを探るか、あるいはクーデターで彼が放逐されるまで追い込むかはアメリカやNATOの判断による。
「窮鼠猫を噛む」とか「囲師は周するなかれ」という言葉もある。徹底的に相手を追い込むと死に物狂いで向かってくるので、逃げ道をあけておいた方が良い、逃げ道があると敵はそこから落ち延びて自滅するという教えだ。
 私がNATOの軍師であればここは一旦プーチンの面子を立てる落しどころを探し、ロシアの自壊を待つ戦術を取りたいと思うがさて現実やいかに? 
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ポートフォリオの時価は昨年末を超えた。円安で。でもこれでいいのだろうか?

2022年03月26日 | 投資
 今年の1月に連銀の政策金利引き上げ観測で急落した米国株。このためポートフリオの時価残高は急減した。2月末から今月初めにかけてはロシアのウクライナ侵略でまた下げ基調になった米国株だが、ここに来て少し持ち直している。
 持ち直しているがまだ年初の水準には届いていない。
 一方ポートフォリオの時価残高はあっさり今年最高水準に達した。
 これは円安ドル高のお陰だ。年初に115円だった為替レートは122円まで円安が進んだ。これによりポートフォリオの時価残高が増えている。ちなみに1年前のドル円為替レートは110円近辺だったから、11%近く円安が進んだことになる。
 ドル資産が多いポートフォリオをお持ちの方は円安による評価益が膨らんでいると思うが、手放しで喜んでよいかというと甚だ疑問だ。
 今回の円安の表面上の理由は、インフレにより金利が上昇するドルといつまでもほとんど金利があがらない円の金利差である。だが私はもっと根源的な理由があるのではないか?と懸念している。
 根源的な理由とは、日本の構造的な弱さである。一番の弱さは歯止めがかからない高齢化による労働力の減少だ。
 次に色々な問題に抜本的な対策を取らず、小手先の対応で問題先送りをする政治や企業経営に対する不信が高まっているという問題だ。
 英米が緊急避難で行ったコロナ対策のバラマキを止めて、金融引締めや財政規律の回復を試みる中、日本には一向にその兆しが見えない。
 先進国で最悪の財政状況にある日本では本来逆立ちしてもこれ以上の補助金など出せる状態にないのだが、相変わらずチマチマした給付金を出す・出さないなどと議論している状況を見るとこの国は大丈夫か?と内外の投資家が疑問を抱いても何の不思議もない。
円安は輸入物価の上昇により、消費者を直撃する。円高は一部の輸出業者の収益を悪化させるにとどまるのに対し円安のマイナス影響は国民生活全体に及ぶ。
 そう考えると一時的にポートフォリオの時価が増えたことに喜ぶことはできない。もっともインフレヘッジの観点からドル資産を積んでいるのでその点ではヘッジ戦略は奏功しているということはできるのだが・・・・
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