金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

上高地散策は日本の宝の一つ

2024年04月30日 | 旅行
昨日(4月29日)は上高地を散策しました。出発点は上高地バスターミナル。中の湯温泉旅館のバスでここまで送って貰いました。途中バスの中から撮ったこの1枚。大正池に穂高連峰が逆映しです。
次の撮影ポイントは河童橋です。正面は岳沢と天狗のコルと天狗の頭です。
河童橋を渡って梓川の右岸を明神まで散策しました。
途中大きな猿が出てきました。堂々と歩いています。
穂高側(岳沢側)から何本も沢が梓川に流れいます。
振り替えると昨日登った焼岳が見えました。
明神では嘉門次 小屋に寄り岩魚の焼き魚を頂きました。仲間の一人は午前中から岩魚の骨酒です。
地味な山ですが明神岳が梓川の右岸に見えました。20代の頃残雪期の明神を登りに来ましたが、悪天候で撤退した記憶があります。もうこの山に来ることはありません。近くて遠い山です。
多くの人が歩いている上高地から明神の道。その中には熟達のクライマーから初めて上高地を歩くハイカーまで様々でしょう。でもここは色々な想いを持った人々を受け止めてくれる自然の宝庫です。木々の間を飛び交う小鳥のさえずりを聞きながら新緑の森を歩いていると癒されることは間違いありません。上高地は日本の宝の一つです。
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上高地散策の畢竟の宿「中の湯温泉旅館」

2024年04月30日 | 旅行
 「畢竟」という言葉は文語的で大袈裟なのであまり使いたくないのですが、以前サライに「畢竟の宿」という特集があったことを思い出しタイトルにしてみました。「畢竟の宿」というのは、自分にとって至極快適な宿というほどの意味でしょう。
 さて本邦を代表する山岳リゾート地の上高地には、帝国ホテル、上高地温泉ホテルなど幾つかのホテルがありますが、ハイシーズンは最低でも一泊一人4万円程度とかなり高額です。
 それに較べて先日焼岳登山と上高地散策のために2泊した「中の湯温泉旅館」は一泊1.6万円弱とリーズナブルな値段でした(ただし宿泊した部屋は登山客向きの部屋)。なお宿泊料はビューの良し悪し、人数等によって変わりますのでホームページからご確認ください。
 中の湯温泉旅館を推奨する理由は料金だけではありません。「日本秘湯の湯を守る会」のこの宿の露天風呂から奥穂高・前穂高の釣り尾根を眺めるのは山好きにはたまらないひと時でしょう。
食事は地元の食材を活用した心づくしのものでした。
 今回は宿の送迎バスを最大限に活用することができました。つまり松本駅から中の湯温泉までの往路の迎え、中の湯から上高地バスターミナルまでの送りとバスターミナルから松本駅までの送りを総て宿の車(無料)のお世話になりました。こんなことをブログに書くと中の湯さんにお客さんが殺到し、次に私が行くとき予約に苦労するのではないか?とふと思ったのですが、中の湯さんを応援したいと思いここに掲載しました(笑)。
 もちろん清流梓川の流れに近い上高地の宿から朝夕眺める穂高連峰は旅の素敵な思い出になります。しかし上高地の手前のこの宿は焼岳登山のベースであるとともに、上手に利用すると上高地散策の穴場的拠点になります。
 山と温泉好きには畢竟の宿といえるでしょう。
 
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昨日はアルファベットの好決算が消費支出指数を上回ったが・・・

2024年04月27日 | 投資
 昨日の米国株式市場では、好決算を示したアルファベット株が10%上昇し、同じく好決算のマイクロソフト株も1.8%上昇した。先週7社合計で1兆ドル近い時価総額を失ったM7は、昨日の終値ベースで先週の負けを6割以上取り戻したことになった。
 昨日米商務省が発表した3月の個人消費支出価格指数は前年比で2.7%上昇した。これは2月の2.5%や事前予想の2.6%を上回った。
 WSJは「GMEグループによると、先物市場で1カ月前は今年一杯連銀が現在の金利水準を維持するという予想は1%以下だったが、現在では19%に達している」と報じている。マーケットは来週のFOMCの後のパウエル議長の発言から政策金利の行方についてヒントを探ろうとしている。
 このような動きに為替市場は敏感に反応し、ドル円為替は158円を超える円安に突入した。
 ゴールデンウィークに海外旅行を予定している人には頭に痛い話だろうが。
日本のマスコミでは日本政府による為替介入や日銀の金融政策の転換を求める声がちらほらでている。しかし現在の日本経済の状況を見ると金利で円安を修正するほどの政策金利の引き上げを行う余地はなく、為替介入の効果も期待することはできない。つまりアメリカ経済の好調さがドル高の原因なので簡単に止めようがないというのが私の基本的な判断だ。止めることができないのであれば、乗っていくのが正解ということになる。もっとも158円の水準で乗るのがよいかどうかは疑問だが。しかしもし多少の円高戻しがあれば、そこは絶好のドルの買い場と考える人が多いのではないだろうか?
 
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米企業の好決算は株式相場を底固めするか?

2024年04月24日 | 投資
 先週売り叩かれていた米国株だが、今週に入って好調な決算発表に支えられ、相場に活気が戻ってきた。
 FactSetによると昨日まででS&P500社のうち、約2割の企業が四半期決算を発表し、その76%がアナリストの予想を上回る利益をあげたということだ。
 好調な決算を受け昨日S&P500は1.2%、ダウは0.7%、ナスダックは1.6%上昇した。
 多くの投資家は今週木曜日のマイクロソフトやアルファベットの決算発表を特に注目しているだろう。なぜならそこに今年の相場を牽引してきたAIがこれから先も相場を引っ張っていけるかどうかのヒントがありそうだからだ。
 相場は生きている。生きているから動きがある。動きがあるから買い遅れていた投資家にも株価が下落した時に欲しい株を買うチャンスが生まれる。
 私は特に買いたいと思っていないが、テスラ株を下がったところで買っていた人は少しほっとしたかもしれない。決算は減収減益だったが、低価格モデルの前倒し投入発表で時間外取引の株価は急上昇した。
 決算データや環境変化に対する企業の対応策を見ながら、相場は底固めをしていくと考えたい。希望的観測ではあるが。

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支出は支出を呼ぶ。理由のあるなしはさておき。

2024年04月22日 | ライフプランニングファイル
 このところ支出が増えています。一つは物価高の影響。私の場合、目につくのは、山小屋の宿泊料やスキー場のリフト代の値上げです。山小屋の宿泊料については、コロナ対策で宿泊者数を減らした時に宿泊料は大幅に引き上げられました。 現在北アルプスの人気の小屋は一泊二食付きで1.4万円位(涸沢ヒュッテなど)でしょうね。コロナ以前の正確な料金は覚えていませんが、1万円そこそこだったので4割以上の値上りです。
 さて「どうすれば支出をおさえられるか?」という問題を考えようとしたとき、ふと浮かんだのが「支出は支出を呼ぶ」というフレーズでした。
 「支出が支出を呼ぶ」というのは、一種の生活感覚ですが、その中には論理的に明確に説明が付くものと、論理的でないマーフィーの法則的なものがあると思います。
 まず論理的に説明がつくものは次のような例です。
 一眼カメラなど上級機種のカメラを買う(または買い換える)。新しいカメラを買うと、その性能を引き出すために新しい交換レンズが欲しくなる。
 流行りのジャケットを買うとそれに合うシャツやズボンが欲しくなる。
 つまり趣味を拡げたり、ファッションの傾向を変えると当初の支出に加えて予想していなかったような追加的な支出が発生するということです。
 上記の例ほど直接的ではありませんが、自分の支出が配偶者の消費意欲を高め、その連鎖で支出が増えるということがあります。
 たとえば主人が卒業校の同期会で遠方に出かけるなら、奥さんも「私も節約せずに遠方でも同期会に行こう」と財布の紐を緩めるような場合です。
 最後は明確な理由はないけれど、支出が続くというような場合です。
 たとえば歯が欠けた時、「長持ちしますよ」と歯医者に薦められ、保険外治療の高額な医療費を支払った後、洗濯機が壊れて出費が続き、「健康保険の範囲で歯の治療をすればよかった」と後で後悔するような場合です。
 まあ、シニアになってくると、歯の治療や補聴器の購入などお金のかかることが増えてくるようです。また昔から使っていた家電製品なども年をとってリタイアする時期を迎えます。一つ一つの支出の間には何の関係もありませんが、時間の経過という補助線を引いてみると総てのものごとにはつながりがありそうですね。
 ところで意味のある支出とは何でしょうか?支出とはお金を払って品物やサービスを受け取ることですよね。中には金銭的な見返りのない寄付のように何も受け取らないものもありますが、その場合は自己満足を得ていると考えるべきでしょうね。
 つまり意味のある支出とは受け取る品物やサービスがどれ位満足をもたらすかにかかっています。買い物依存症になって買うその時の満足を得ているだけでは勿体ない。反対に欲しいものを買わずに、行きたいところにも行かずに我慢して、ストレスをためたまま人生を終わるのも無意味でしょう。
 支出は支出を呼ぶ傾向があることを頭にいれながら、抑えるところは抑え、使うところは使うというスタンスで物価高の世の中を渡りたいですね。

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