今日取引銀行から「不正送金被害」に注意するようメールが来ていました。
下の写真は三井住友信託銀行からのものです。
三井住友銀行からは【重要・緊急】入出金を規制させていただきました...などのメールは詐欺です。という注意喚起のメールが来ていました。
今年上期(1月~6月)の不正送金件数が過去最多を更新(2,322件)と送金詐欺被害が急増しているので警察庁や金融庁が旗を振って、銀行に注意喚起のメールを発信させたのでしょう。
銀行からのメールを読むと「不正利用」とか「入出金規制」等と不安を煽り、偽メールからログイン画面に誘導するようです。
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ところで不正送金被害防止に関して金融機関側に1つ苦情を申し上げたいことがあります。
それは「緊急時の連絡先が簡単にわからない」ということです。
私は今三井住友銀行の普通預金は無通帳にして、キャッシュカードはクレジットカードと一体化したOliveを使っています。このカードには口座番号やクレジットカード番号の記載がありません。また緊急連絡先(電話番号)の記載もありません。Olive切り替え時に「キャッシュカード情報」が送られてきましたので、そこを見るかスマートフォンのアプリからログインすれば口座情報等は分かるのですが、緊急連絡用の電話番号を探すのは簡単ではありません。
どうするか?というとホーム画面の右上の?マークをタップして、次に現れる画面の【お問い合わせ】をタップします。そうすると「三井住友銀行アプリ」「ワンタイムパスワード」などの項目が並んだ画面が出てきます。その中のOliveをタップします。そして「解決しないため問い合わせをする」の下の「こちら」をタップします。
そうすると「何にお困りですか?」という画面が出てきて「ログイン」「不審なメール」などのアイコンが出てきますので「不審なメール」をタップします。そして次に現れた画面を下までスクロールすると漸く「不審なメールを受け取った場合」として連絡先電話番号が出てきます。
そこには「不審メールに誘導され情報を入力された方」へ毎日24時間受付ますと書かれていました。
さて不審メールに誘導され口座情報等を入力してしまった人がこの電話番号からすぐ連絡できるでしょうか?
私は「ほとんど不可能」と考えます。何故なら一般的には不審メールに誘導される人は高齢の方などITリテラシーが低い人です。さらに不審メールに誘導にされて、気が動転している時に、ホームページの階層の底に書かれた電話番号に素早く辿り着くのは至難の業でしょう。
銀行側は、人員削減・コスト削減の観点から電話受付を極力削減しようとして、電話番号をわざと見つけ難い場所に記載しているのです。
免罪符にはなっていますが、これでは詐欺にあった預金者の救済という点では不十分でしょう。
「キャッシュカードの盗難・紛失・詐欺による不正送金等については直ぐにこちらに電話してください」としてヘルプデスクの電話番号をHPの見やすい場所に掲載する位のことはして欲しいと思いますが、如何なものでしょうか?