金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

内縁の妻への遺贈大丈夫?「まぐまぐ」で見てみましょう

2015年08月31日 | 相続

法定相続人以外の人の財産を贈る手段として有力な手段が遺言書による「遺贈」であることは多くの人が知っているところです。

では「内縁の妻」への遺贈は有効でしょうか?

配偶者がいない場合は「有効」と考えてよいでしょうが、配偶者がいる場合つまり重婚的内縁の場合「内縁の妻」への遺贈は有効になるのでしょうか?

答はYes or No. つまりその状況次第で判例も分かれています。

ご興味のある方は明日(9月1日)配信される「まぐまぐ」のメールマガジン(発信元「日本相続学会」。無料)を見てください。

「まぐまぐ」のメールを見る方法は簡単です。

「まぐまぐ」のHPから初めての方はまず会員登録をします。既に会員の方は直接マガジンキーワード検索で「相続学会」を検索し、登録してください。

当学会では毎月1日にメールを発信しています。

 

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カナダ・バンフ・トレッキング(1)まずは予算の話から

2015年08月31日 | ライフプランニングファイル

先週出かけたカナダ・バンフ・トレッキングについてまず予算の話から始めます。

【航空券】

バンフに近い(車で1.5時間)カルガリーまでは毎日成田からエア・カナダの直行便が出ています(成田発16:00)。

今回エコノミークラスのチケットをExpediaで予約しました。

フライト料金は114,000円、税及びサービス料が29,280円で合計143,280円でした(大人往復)。

【ホテル】

今回泊まったのは、バンフの中心街からは外れたBanff Rocky Moutain Resortというホテルです。

部屋代はツインベッドで一泊219ドル+税金11.2%。朝食は含まれず、ホテルでその都度払いました(部屋付けは可能です)。

朝食は量が多いので、夫婦2人で一人前をシェアすることもありました。シェアすれば一人当たり10ドル強です。

ホテルからバンフ中心街までは送迎シャトルバス(無料)が1時間に1本ありました。

またタクシーを使うこともありましたが、6人乗りタクシーで13,4ドル(チップ込)です。

ホテルはキャスケードマウンティンを真ん前に見る風光明媚な場所にあります。鹿などの野生動物に出会うこともあるという話でしたが、今回はリスしか見ることはありませんでした。

【現地旅行会社】

今回は日本人の方が経営するBanff Top Toursという現地旅行会社を使いました。

総勢12名のツアーでしたので、空港・ホテルの送迎は車2台使いました。1台580ドル+ガイドチップ20ドル+駐車料金35ドル(迎車の場合)です。

【トレッキング・観光ツアー】

今回男性組は4-5時間のハイキング、奥様連中は車での観光旅行に分けました。1日ガイド1名+車1台で800~900ドル(一人当たりにすると67~75ドル)が基本料金で、他に弁当代10ドル程度とガイドさんへのチップ35ドルがかかりました。

またコロンビア大氷原観光は雪上車54.95ドル、スカイウォーク29.95ドルが別途かかりました。

ホテル宿泊料+ツアー料金合計一人当たり1,157ドルを事前にBanff Top Toursに送金しました。

送金した時に較べると旅行時は10円近く円高になっていましたので、ちょっと残念。

【夕食】

夕食はダウンタウンのレストランで食べました。

カナダ料理のMelissaやステーキのBumpers Beef House、中華料理のSilver Dragonなどで食べましたが、料金は不思議なことに一人当たり5-60ドル(アルコール+チップ)でほぼ同じでした。ツアー仲間は酒豪が揃っていましたので、お酒が進みましたが、余り飲まないともう少し安くなります。

【まとめ】

以上をまとめますと、総旅行代金は一人約30万円になりました。文明国の旅はネパール・トレッキングに較べるとやはり高いですね。

なお安く上げる方法としては、「レンタカーを利用して、ガイドは使わない」という手はあります。海外での運転に慣れていることが前提ですが。若い時の旅であれば、恐らくそうしたでしょう。

しかし歳をとって、慣れない外国で道迷いをしながらドライブをするのは少し辛い。

楽をしながら、ベテランガイドさんから山や湖の説明を聞き、楽しい旅をするという意味では、今回のアレンジは大変リーズナブルだったと思います。

Banff Top Toursさんは良い旅行会社だったと思います。

なおバンフ近郊には、登山やバックカントリースキーを専門にガイドするYamnuska Mountain Adventuresという会社があることを同行したガイドさんから聞きました。

今回のトレッキングは、お遊びでしたが、もしもうちょっとハードな山登りをする機会があれば(年なのでないかもしれませんが (笑))、頼りになるガイドさんがいると思いました。

バンフには色々なアトラクションがあります。一泊7~8百ドル出すと、古城のような豪華なホテルに泊まることもできますし、乗馬・カヌー・サイクリング・ゴルフと遊びにはことかきません。第一級のリゾート地ですね。

 

 

 

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カナダ・バンフ、トレッキングと小旅行

2015年08月31日 | 

8月25日~8月29日でカナダ・バンフにトレッキングと氷河見物の小旅行に出かけました。

旅行期間中天気は良かったのですが、米国北西部で起きている山火事の煙の影響でhttp://gonw.about.com/od/outdoorrecreation/a/wildfire.htm

どんよりとした日が続きました。泊まっていたホテルの前のカスケードマウンティンがくっきり見えたのも帰る日の朝のことでした。

そんな事情で余りきれいな写真は撮れませんでしたが、何枚か写真をアップします。

旅行記については追々まとめていきます。

泊まっていたホテルRocky Mountain Resortの目の前に見えるカスケード山(標高約3千メートル)の威容です。カスケードCascadeは「階段状の滝」という意味です。中央部の岩壁に垂直の滝が1本落ちています。

こちら側からは取り付く島もなさそうな山ですが、裏側からは比較的に簡単に登ることができるそうです。

バンフを代表する湖ルイーズ湖とその奥のビクトリア氷河です。

レイクアグネス・ハイキング・ルートの上にそびえるBig Beehive(蜂の巣)山です。

アグネス湖畔の喫茶店の回りにはリスが沢山いました。

コロンビア大氷原は末端のアサバスカ氷河の中ほどまで雪上車で行くことができます。

コロンビア大氷原の少し先(バンフから見て)のスカイウオーク。V字渓谷を上から眺めるスリル満点の空中散歩です。床はガラス張り。東京のスカイツリーのガラスの床よりも迫力はありますね。

 

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私の生涯学習論(8)~老い方・死に方を学ぶ

2015年08月27日 | ライフプランニングファイル

8月24日の新聞朝刊「経済教室」は「介護難民 防げるか㊤」でした。

話の大部分は「医療・介護の構造改革」など制度面の話でしたが、最後に筆者(高橋 康 国際医療福祉大学教授)は、「北欧型の老い方や死に方を一つの手本に」という提案を行っていました。

この提案をベースに「生涯学習の一つの目標は老い方・死に方を学ぶことにある」という話をしたいと思います。

高橋教授は次のように書いていました。

  • 若年人口の急速な減少と膨大な債務を抱える国家財政を考えると、「提供側の構造改革」だけでは不十分である。
  • 介護資源消費量を減らすための「利用者意識の改革」が必要で「北欧型の老い方・死に方」が手本になる。
  • 北欧では自らの口で食事をできなくなった場合、嚥下訓練が徹底的に行われる。
  • しかしそれでも食べることが無理な場合は、無理な食事介助は行わず自然な形でみとることが一般的である。
  • その結果北欧では寝たきりの高齢者はほとんどいない。

高齢化が進んだ結果医療と介護に振り向ける資源が乏しくなったので、北欧では終末期の延命治療は行わないという社会的コンセンサスが進んだわけです。

ただし利用者(高齢者)側は国民経済的な理由だけでは納得いかないでしょう。欧州の高齢者は「人生は楽しむものであり、楽しむことができなくなった以上生きている意味はない」という論理で経管栄養補給などの延命治療の廃止を受け入れたのだと私は思っています。

日本でも高齢者が延命治療の廃止を受け入れるには、このような高齢者側の論理が必要だと思います。

その論理としては「人生は楽しむものである」という論理の他に輪廻転生を教えるヒンズー教や上座部仏教の考え方があります。

輪廻転生論によれば、生き物はこの世の行いにより、必ず「六道(天上・人間・修羅・畜生・餓鬼・地獄)」のいずれかに生まれ変わります。肉体は滅ぶけれども、それはこの世における脱け殻であり、命は永遠に続くと彼等は信じています。

従って死は嘆き悲しむべきものでも忌避するべきものでもありません。

もっとも現在の日本人には輪廻転生論をそのまま信じている人はほとんどいないと思います。いや正確にいうと古来日本人はインド思想の中核を占める輪廻転生をほとんど信じていなかったと私は考えています。輪廻転生の考え方に立つと日本のお盆は成立しません。お盆の間に先祖の霊が帰ってくるとすると、その間先祖の魂が転生した生き物~人であれ犬であれ~はどうなるのでしょうか?

つまり日本人は亡くなった人は何かに生まれ変わるのではなく、祖霊は比較的人里近い森のようなところにいると考えていたのです。だから迎え火で魂を迎えることができたのです。

ところが都市化が進み日本では祖霊が暮らすと考えられていた森は遠くなってしまいました。お墓も遠くなり時には散骨のようにお墓がない場合もあります。

インド人は輪廻転生の確信の上に遺体をガンジス川に流しますが、散骨する日本人の総てが輪廻転生を信じているとは思えません。

「死んだらどうなるか分らない」のが多くの日本人の思いでしょう。そこからできるだけ死にたくない、と本人も回りの人も考えて延命至上主義につながると私は考えています。

恐らく欧州人は死んだらどうなるか分らない(キリスト教徒は分っているはずですが、キリスト教徒でない人も沢山います)ので、「この世を楽しく過ごす」ことでこの問題を乗り越えたのではないか?と私は考えています。

「死んだらどうなる?」という問いは「生きてきた意味は何なのだ?」という問いと対になっていると思います。頭でっかちになってしまった私たちは輪廻転生をそのまま受け入れることはできません。

しかし次のように考えることはできます。一人一人の命は限りあるけれど、遺伝子の連鎖という点で考えると、遺伝子(=情報)というものは命の誕生から今日まで切れることなく続いています。そして将来に続いてい行きます。我々は遺伝子というバトンを運ぶリレーの一走者なのです。それが命の意味です。リレー走者は前後不覚に陥る前に次の元気な走者にバトンを渡す必要があります。

川を遡り、産卵する鮭は産卵が終わると死にます。鮭は自らの体で運んできた森の豊かな養分を再び川に返すことにより、資源の循環の輪を担っています。親鮭の体は川虫に食べられるでしょうが、その虫は鮭の子どもやその他の魚のエサになって、命の循環を担います。

もしこのような命の循環を輪廻転生と呼ぶならば、輪廻転生は宇宙の真理と呼ぶことができると思います。

もっとも無理に輪廻転生と呼ぶ必要はないでしょう。

大切なことは自分なりに「納得する命の意味」を見つけることです。そうして確信することです。そうすれば回復しない肉体にしがみつくことはなくなると思います。

介護制度の利用者側の意識改革はこのような確信をベースにするものでないと私は非常に居心地の悪いものになると思っています。

 

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私の生涯学習論(7)~留守の間にネットで情報収集

2015年08月26日 | ライフプランニングファイル

私ごとながら明日から5日ほどカナダに遊びに行きます。

でもその間情報収集で少し気になることがあります。それは1カ月ほど先に予定されている「マイナンバー制度」に関する情報収集です。

ご承知のとおり、10月1日からスタートする予定のマイナンバー制度ですが、参院でのマイナンバー法通過を前に「年金番号とマイナンバーの連結」を最大1年5ケ月延長する修正案が民主党より提案され政府・与党は受け入れる方向で調整しています。

またマイナンバーカードの申請を企業経由で行えるようにするなど、運用面でも色々な施策が打ち出されていますし、私が遊んでいる間にも新しい事柄が起きると思います。

これらのことは帰国後新聞を繰れば分るのですが、面倒です。

そこで活用したいのが、インターネットを使った情報収集です。これは前から実行しているのですが、今回キーワードに「マイナンバー」を加えることにしました。

一般的なのはグーグルのアラート機能を使う方法です。

これはグーグルアカウントを持っていると誰でも無料で使えるサービスです。

アラート作成で「マイナンバー」と入力しておくと、マイナンバーに関するニュースを自動的に拾ってGメールで知らせてくれます。

もう一つは日経新聞電子版のMyニュースの中のキーワード機能を使う方法です。こちらに「マイナンバー」を登録しておくと日経新聞に掲載された「マイナンバー」に関する「記事を見出し+出だし」で保存し、一括検索することができます。

便利な機能ですが、一度に登録できるキーワードは5つなので、新しい言葉を入れようと思うと以前登録したキーワードを削除する必要があります。

他にも自動的にニュースを収集するエンジンはあるのでしょうが、私はこの2つを使っています。

「良く遊び良く学ぶ」を手助けするツールの一つがネット上のニュース自動収集なのです。

★   ★   ★

最近出版した電子本

「海外トレッキングで役に立つ80の英語」

「インフレ時代の人生設計術」 B00UA2T3VK

「人生の山坂の登り方・降り方」 http://www.amazon.co.jp/ebook/dp/B00LYDWVPO/

「英語の慣用表現集」 http://www.amazon.co.jp/ebook/dp/B00LMU9SQE/

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