金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

北朝鮮の核実験場、廃棄ではなく崩壊?

2018年04月26日 | ニュース

先週北朝鮮は「豊渓里(プンゲリ)の核実験場を廃棄する」と発表した。同時に大陸間弾道弾の発射実験も中止すると発表していたから、南北サミットやトランプ・金会談に向けて、殊勝な準備を進めていると思っていた。

だが今日WSJを見ると「北朝鮮の核実験場は実験場の山の中の地下坑道の大崩壊で使用不能になっていると中国の地震学者が述べた」と報じている。

昨年9月の北朝鮮の最大級の核実験の後、日本のメディアは「地下坑道崩壊で200名以上の死者が出た」と報じ、北朝鮮はこれは虚偽報道だと猛反発していた。しかし中国の地震科学者の研究は「地下坑道の大規模な崩壊」説の信ぴょう性を高めるとWSJは報じている。

中国の地震科学者による研究は、中国および中国外の観察点で、核実験時の最初の揺れ(マグニチュード6.3)と8分後の小さな揺れ(マグニチュード4.1)を分析した結果、2回目の小さな揺れは核爆発や地殻変動によるものではなく、地下坑道の大崩壊によるものだ結論付けた。

9月の核実験後の衛星写真によると、実験場の上のマンタップ山の頂上が低くなっていることが分かるそうだ。

地震科学者によると、もし仮に次の核実験を行うと「環境面での大惨事を引き起こすだろう」と警鐘をならしている。

この分析が正しいとすれば、北朝鮮は今後核実験を行うことができなくった(少なくとも今まで使用していた場所で)ので、地下坑道の崩壊が大々的なニュースになる前に、対韓国・対米国との協議を進めることを急いでいると判断することができる。

もっともこの程度の情報は米韓とも知っているはずだから、北朝鮮の核実験場廃棄は交渉材料にはならないだろう。

米韓にはより踏み込んだ北朝鮮の譲歩を引き出して欲しいものである。


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直葬は非情なことなのか?

2018年04月24日 | ライフプランニングファイル

1ヶ月ほど先にネパール支援団体で講演することになっています。

今回のテーマは「ネパールの水資源を考える」というテーマなので、死や葬儀の話を深くする積もりはありません。

しかしカトマンズ盆地を流れるバクマティ川の話をしますので、そこで行われいてる火葬と遺骨を川に流す話には言及する可能性があります。そこで少し葬儀という問題を整理してみました。

現在の日本では通夜や葬式を行わないで火葬のみを行う「直葬」が葬儀の15%位を占めるようですが、ネパールの葬礼は直葬といえば直葬にあたります。

バクマティ川に面する寺院の付属施設で最後を迎えた死者は、長男の手で火葬に付され遺骨は川に流されます。そこには坊さん(ヒンドゥ教徒が多いので坊さんという呼び方が良いのかどうかは分かりませんが)の介在はありません。

ネパールはヒンドゥ教徒と仏教徒が共存している社会(ヒンドゥ教徒が圧倒的に多い)です。ブッダ(釈迦)の時代まで遡るとヒンドゥ教と仏教(ブッダが唱えた仏教)は根本的な教義が異なるのですが、現在のネパールでは仏教がヒンドゥ教に歩み寄った結果、2つの宗教には表面的な対立はなく、共存しています。

ネパールでは、仏教徒もヒンドゥ教徒も大雑把にいうと火葬⇒遺骨を川に流す、という直葬形式を取っていると私は考えています。何故なら魂は不滅で、魂の乗り物である肉体は蛇の抜け殻のようなものだからです。

ブッダ自身死の直前に弟子に向かって「おまえたちは、私の遺骸の供養に一切関わるな。そんなことはせず、自分自身の目的(修行生活の完遂)のためだけにはげみ、努力するように。」(大パリニッバーナ経)と述べています。

今日的にいうと、「華美な葬式をせずに、自分自身の目的のために励みなさい」と言っているのです。だからある前提を置くと、直葬はブッダの教えに沿う葬礼であるということもできます。

ある前提とはブッダの言葉を借りると「生も死もどうでもよい」という境地に達することです。

ヒンドゥ教とブッダの仏教の最大の違いは、前者が輪廻転生を教義の中核に据えたのに対し、後者は輪廻転生を無視した点です。ブッダ的には死後のことは分かりませんから、輪廻転生があるのかないのかということは全く興味の外です。

ブッダの考えは極端にいうと生きている時が総て、ですから直葬であろうと一般葬であろうと手厚い社葬であろうと関心外ということになります。ヒンドゥ教的には肉体は蛇の抜け殻ですから、火葬してハイお仕舞で良い訳です。根本の考え方は違うけれど、葬礼としては同じになるということでしょうね。

もっとも現在日本で直葬を行う人の最大の動機は経済的なものだそうですから、ネパールの直葬と同列に論じることはできません。

私は直ちに直葬を支持するものでも否定するものでもありません。しかしブッダが唱えた原始仏教が直葬的なものだったことは頭に留めておいてよいと考えています。少し前までの複雑な葬礼はお寺の坊さんが金儲けの仕組みとして発達させたものである、ということは知るべきでしょうね。

この話に深入りすると講演時間を越えてしまいますから、この辺りでやめにしましょう。

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スクリーン・ショットはWindows Ink ワークスペースが便利

2018年04月23日 | デジタル・インターネット

パソコンの画面をそのままコピーしたり、書き込んで保存したい時がありますね。

自宅の地図を車で迎えに来る友人に送るとか、ウエッブ画面をブログに貼り付ける時などです。

以前はプリントスクリーン機能(FnキーとPrtScnキーF7などの同時押し)を使い、ペイントに張り付けて処理をしていたのですが、最近は「Windows Ink ワークスペース」を使っています。

ワークスペースを立ち上げるには、タスクバーの中のペンマークをクリックする方法がありますが、私はもっぱらウインドウズキーとWキーの同時押しで起動しています。

ワークスペースの中には「付箋」「スケッチパッド」「画面スケッチ」の3つの機能がありますが、この場合は画面スケッチを使います。

画面スケッチ機能を使う方がプリントスクリーンよりも手間が少ないと思います。

 

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京都のゲストハウス、手頃で良さそう

2018年04月22日 | 旅行記
ボランティア関係の仕事の後、京都に一泊することにしていた。泊まりはゲストハウス。ルステュディオ五条高倉という地下鉄五条駅から数分の所。一泊8600円程度。
受付のお兄さんはアジア系の人で日本語より英語の方が得意そうなので、英語でチェックインする。インバウンドの勢いを実感した。
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藤とサツキ、満開。神代植物公園

2018年04月21日 | まち歩き
今日も暑い日だ。暑い中一汗かきに神代植物公園をクロスバイクで往復した。
公園では藤が満開。

サツキも満開だ。

トチノキの花は旬を過ぎている。

帰りにジムに寄って、少し無酸素運動をしてから水風呂に入った。暑い日の過ごし方としては最高❗
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