金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

パソコンの大掃除

2007年12月30日 | デジタル・インターネット

今日(30日)は大掃除の日にした。大掃除は大掃除でも書斎のパソコンのクリーンアップをして処理速度を高めることにする。まず「使っていないプログラムを削除する」ことにした。私のパソコンは富士通のFMVなので、とにかく「おまけソフト」が山ほど入っている。例えば駅すぱあとという目的地までの所要時間を調べるソフトが入っている。しかし今ではヤフーのHPから簡単に所要時間を調べることができるので、この類のソフトを全部捨てることにした。

使わないプログラムの削除自体は簡単な操作で行うことができる。「スタートボタン」をクリックして「プログラムのアクセスと規定の設定」をクリックすると良い。そうすると「プログラムの追加と削除」というメニューが出てくるので、左のコラムから「プログラムの変更と削除」を選ぶ。そしてインストールされているプログラムの一覧が出てくるので、不要と思うものを削除すると良い。

次にハードディスクの空き容量を増やすため、Cドライブのファイルを外付けハードディスクに移動した。具体的には「山の写真」だ。写真管理ソフトも複数存在している。まずオリンパスがカメラに添付しているオリンパスマスターとマスター2をまとめることにして、旧バージョンのマスターは削除した。

次にデスクトップに並んでいるショートカットの内、使用頻度の低いものを別管理することにした。そのやり方は「スクリーンの空白部分を右クリック」する。「画面のプロパティ」という画面が表れるので「デスクトップというタブをクリックする」。すると「デスクトップのカスタマイズ」という項目が出てくるので、そこをクリックする。そうすると「デスクトップをクリーンアップする」というボタンが出てくるので、ここをクリックする。後は支持に従って操作を行うと日頃使わないショートカットは「使用していないショートカット」というファイルに集約することができる。これでかなりパソコンの動きは改善する。

次に「ディスククリーンアップ」を実施した。これは「スタート」ボタンをクリックして「アクセサリー」→「システムツール」→「ディスククリーンアップ」を選択することで行うことができる。

以上のようなことを今日の午後半日かけて行ったところ、パソコンは相当早く動くようになった。しかしそのために相当くたびれたので、今日は早く寝ることにした。パソコンという奴は駄々っ子のように手のかかるものである。

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アクセス解析

2007年12月30日 | ブログ

私はブログのアクセス解析にOCNの解析ツールの他にBlogpetを使っている。今月Blogpetはドメイン解析機能をリリースした。これはアクセスした人がどの組織(会社・学校など)のコンピュータネットワークからアクセスしているかが、分かるものだ。この機能を使ってアクセスが多い組織を見てみると「新生銀行」「中央三井ファイナンシャルグループ」「野村総研」「三菱UFJ」「大和住銀投信投資顧問」など銀行・資産運用会社・研究所などが上位にきている。その次に多いのは金沢大学等の大学だ。もっとも数としてはISPと呼ばれるインターネット・サービス・プロバイダー(OCNなど)経由のアクセスの方がずっと多い。

このアクセス解析を通じて「組織とインターネット・アクセス」の関係を想像してみた。金融機関からのアクセスが多いといったが、地銀系からのアクセスは全くない。その理由は分からないが勝手な想像をすると次のようなことが考えられる。一つは「会社からブログへのアクセスを禁止している」可能性がある。システム的にブログへのアクセスをブロックすることは可能だ。次に目先の仕事が忙しくて、会社でインターネットを見ている暇などないという可能性もある。会社や組織としてブログへのアクセスを禁止することが良いのか悪いのかは議論のあるところだろうが、ブログの信頼性を含めて使い方をしっている社員がいる組織では制限をする必要もあるまいと私は考えている。世の中には広い意味で仕事に役立つブログもあるからだ。

大学関係について言えば「貴兄のブログを拝見して参考にしたい。引用しているオリジナルレポートについて教えて欲しい」という類のメールを何度か頂いたことがある。このような時は出来るだけ丁寧に対応することを心がけている。

ブロガーとして多少なりとも世の中に役に立つことがあるとうれしいものだ。

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ブット元大統領を悼む

2007年12月29日 | 国際・政治

先週パキスタンの元大統領ベナジール・ブット氏が暗殺された。ベナジール・ブットの父親は軍事政権に処刑されたズルフィカール・アリー・ブットだ。私が1974年にパキスタンの奥地カラコルム山脈に遠征をした時の大統領がアリー・ブットだった。そんなことがあり私はパキスタン情勢には関心を払っていた。ベナジール・ブットが帰国すると暗殺される可能性が高いと懸念していたことが本当になってしまい、誠に痛ましい限りである。

英字新聞を見ると政治・思想的理由による暗殺を意味するassassinationということが目に付いた。Assassinationの語源はアラビア語のhashshashinで、このhashshashinハサシンは8世紀から14世紀頃暗躍した暗殺集団の名前である。

Hashashashinは麻薬の一種ハッシシを語源にしている。暗殺者集団ハサシンは暗殺者を鼓舞するためハッシシを吸わせたらしい。ハッシシは大麻の樹液を固めたもので、タバコに詰めて吸う。イスラム教徒の一部に非常に危険なテロリストがいることは語源からも分かるという話だ。

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オリンピックは民主化につながるか

2007年12月28日 | 国際・政治

最近のFTに中国内で共産党に対する二つの挑戦的な抗議活動が行われているという記事があった。

一つは元南京大学の教授郭泉Guo Quan氏が「中国共産党の一党独裁に反対し、中国に複数政党による選挙を導入するべきだ」と主張したことだ。郭氏は中国共産党に対する挑戦的な姿勢が党の逆鱗に触れ、教職職から降格されたと聞いたことがある。

もう一つは黒龍江省Heilongjiang他数省の農民が政府に強制収用された土地を取り戻し、再配分を求めるいう主張をインターネットで公開したということだ。土地の強制収用に対する抗議は既に中国各地で起きているが、今回の動きの特徴は距離の離れた複数の場所の人々が共同して抗議活動を行ったことと「推定される私的所有権」をベースとした返還請求という点だ。

上記の二つの動きの間には連携はないが、大きなな共通点がある。それは中国共産党の根本思想に対する挑戦ということだ。一昔前ならこのような行為は厳罰に処されたであろう。実際1998年に「中国民主党」の設立運動に関与した首謀者達は10年の懲役刑を受けている。先ほどの黒龍江省他の抗議運動の件では少なくとも8名が拘留されているとFTは報じている。

しかし私は今の中国政府はこれらの「反政府的・反共産党的」な活動に対して、以前ほど強行な弾圧を行わないだろうと見ている。何故なら北京オリンピックを控えているからだ。北京オリンピックを前にして欧米の人権擁護主義者やアクティビスト達の眼が光りだしている。

前述の二つの動きはこのような風向きの変化を見た上のことではないだろうか?

オリンピックの開催が直ちに民主化につながるものではないが、民主化運動にフォローの風であることは間違いない。オリンピックは中国の本当の姿を観察する良い機会である。

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大統領予備選挙の意味

2007年12月27日 | 国際・政治

米大統領選挙の予備選挙が13日のアイオワ州の党員集会で始まる。
候補者は極寒のアイオワ州で選挙活動に大わらわだ。アイオワ州は小さな州にもかかわらずそこでの予備選挙の結果は大統領選挙の行方に大きな影響を持つ。
その理由や予備選挙の今日的な意味を考えて見た。合わせて大統領選挙に関係する英語表現もチェックして、来年に入ると海外ペーパーを賑わす大統領選挙関連記事を素早く読める様に準備をしてみた。

まず選挙にでることをrun for officeと表現する(より一般的な意味は「公職を求める」だ)。 予備選挙はprimary。予備選挙は夏(政権党は8月、非政権党は7月)の党大会で共和・民主両党が大統領候補を選ぶための代議員を選ぶ選挙で、党員集会caucusを通じて行われる。
アイオワ州の党員集会システムでは、党員は約2千の地区precinctに分かれて討議を行う。

候補者は支持者固めを行うのは当然だが、対立候補の支持者に対しても自分を第2位に投票することを売り込むことにも注力する。何故なら民主党のシステムでは15%以下の支持しか集められなかった候補者の票は「生き残っている他の候補者」に回るからだ。

ところで民主党の本命favoriteと見られていたヒラリー・クリントンだが、急速に支持をオバマに奪われている。昨日26日)の日経新聞朝刊によると「クリントン氏は不法移民に自動車免許を付与する質問に明確に答えられずつまずいて、メディアや対立候補から批判を浴びた」と説明している。
だがエコノミスト誌は予備選挙活動の中でクリントン氏の「気が短い」techy、「威張り散らす」hectorという性格が目立ち、人気が落ちてきたと分析している。因みにhectorという言葉はギリシア神話に出てくる英雄ヘクトールに由来する。

エコノミスト誌によると予備選挙で重要なのは資金力ではなく「スタミナ」「明敏さ」agility「カリスマ性」だという。
大統領候補の言動は、マスコミやブログなどを通じて全米に伝えられる。アイオワ州は小さな州で2004年の選挙では13万人が党員大会に出席したにすぎないが、「先駆け」としての役割は重大だ。

ここで候補者の素顔が明らかになっていく。選挙民達は大統領候補の人間力をテストしているのだ。大統領選挙は来年11月という長い選挙戦だがこのプロセスが、民主主義を支えていると言って良いのだろう。民主主義とは手間のかかる仕組みなのだ。

ところで大統領選挙の年は統計的には株高である。ただし証券界は優勢が伝えられる民主党ではなく、共和党好みだ。大統領選挙と米国株式相場を予想しながら、選挙戦を見ていくと面白そうだ。

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