Kindle本の作り方については多くの解説書が出版されていますが、それらの多くは電子書籍のファイル等技術的な話が中心になっています。技術的な話は重要ですが、MicrosoftのWordで文章を書くことができる人であればまず問題はありません。気になる方は本の作成に関するアマゾンのホームページ(本の作成)
をご覧ください。
をご覧ください。
本を書く上で私が大切だと考えていることは、「その本を書く目的をはっきりさせる」ことと「書きたいことをまとめてみる」ことだと考えています。
「本を書く目的」については前回のブログ「今年2冊目のKindle本を書くことにしました(1)」で書きましたが「時間ができたから本でも書いてみよう」という人がこのブログの読者には多いのではないか?と思います。
自分の思いや経験を文章で残したいという思いは良いことだと思います。
一方「本を書いて販売収入を得よう」というような経済的メリットを得ることは非情に困難だと考えておいた方が良いでしょう(年に数万円の収入になることはあると思いますが)。
Kindle本を出版して「無料キャンペーン」を通じて友人知人に読んで貰う、ということで良いではありませんか? 多額のコストを払って、紙の本を出しても多くの本は贈呈することになった可能性があるのですから。
さて次に「書きたいこと」について考えてみます。
大きく分けると「小説」「自分の仕事に関わる専門性がある程度高い本」「自分史」「旅行など趣味に関する本」「その他」になると思います。私は小説を書く才能も意欲もありませんのでこれまで「資産運用を中心とした個人のライフプラン本」「50代を中心とした自分史~書名は『人生という山坂の登り方・降り方』」などの本を書いてきました。
「書きたいこと」は書く人が決めれば良いことなのですが、ある程度ボリュームのある本を書くことは中々大変なことです。新書本(150ページ~200ページ)の字数は12万字から15万字位です。Kindle本はこれより短いものが多いと思いますが、短すぎると本の値段をつける時に気が引けますからそこそこボリュームがあった方が良いでしょう。標準的なA4の紙に約1200字入りますから12万字というとA4の紙100枚です。中々のボリュームですね。
どうすれば長い本を書くことができるでしょうか?
例えば「100名城」などシリーズになっている名所旧跡の旅行記+多少の歴史的考察などを書くというのもボリュームの見当をつけやすいテーマだと思います。100名城全部を一度に書くのは大変であれば、「関東甲信越の名城を訪ねる」などというのも面白いでしょうね。
要は自分の頭の中に浮かんでくるテーマの中から「これなら相当ボリュームの話を書き切れる」と思うものを選び出すことです。