金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

XperiaのGPSはネットワークアシスト方式

2010年05月31日 | デジタル・インターネット

XperiaのGPSが鳴虫山で機能しなかったことをもう少し突っ込んで調べてみた。

GPS(Global Positioning System)=全地球方位システムは、人工衛星からの電波を受けて地球上どこでも簡単に位置を測定できるシステムだ。ただし最近携帯電話に組み込まれているGPSは基地局との交信を必要とする「ネットワークアシスト方式」を取っている。これに対し基地局との交信を必要としない方式を「独立測位方式」と呼ぶ。

XperiaのGPSは山の中で機能しなかったので、「ネットワークアシスト方式」であることはほぼ間違いないのだが、念のためドコモに電話で質問したところ、調べた上で「ネットワークアシスト方式」であるという返事だった。

XperiaのGPSは携帯電話がつながらないところでは機能しないのである。つまり山向きではないのである。世の中そんな甘いものではないということが分かった次第である・・・・

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中国を空売りするには?

2010年05月31日 | 金融

少し前ドイツが国債と金融機関の株の現物の裏付けのない空売りを禁止した。この時ユーロが激しく売られたが、これは国債や金融機関のリスクをヘッジしたいと考えた投資家が代替品としてのユーロを空売りしたと考えることができるだろう。

空売りすることができなければ、同じような価格特性を持つ商品を空売りするというのがスマートな投資家の行動パターンだろう。

中国の国内株の空売りは非合法であり、中国株の先物やオプション市場は存在しないかほとんど取引されていない。

エコノミスト誌はこのような状況下、中国リスクを回避したいと考える投資家はどのよに振舞うかをゴールドマンとモルガンスタンレーの丸秘レポートの中から紹介している。その記事の中に上海A株指数と豪ドルの対米ドル価格を一つのグラフにしたものが出ていて、そのグラフはA株と豪ドルの強い相関関係を示している。

つまり中国株の下落リスクをヘッジしたいのであれば、豪ドルを空売りすることである程度のヘッジ効果を上げることが可能(少なくとも過去のトレンドから見れば)ということになる。

またモルガンのレポートによると中国の経済成長と高い相関関係にあるのが、銅、大豆、石油だ。

ゴールドザックスは少し違った戦術を薦めている。例えば香港の大手電話会社ハチソン・ワンポアのCDSを買うという手法だ。

エコノミスト誌は「このような中国株ヘッジ手法が人気が高いかどうか判断するデータは得ることはできないが、寓話的な出来事は多くの人が中国経済に弱気なことを示唆している」と述べている。そして一例として示したのが、先週中国政府が不動産税を強化するといううわさが市場に流れた時、(香港に上場する?)開発業者の株価が急騰した例である。エコノミスト誌はこれはショートカバーの殺到による価格急騰だと分析している。

☆   ☆   ☆

この記事は個人投資家にも幾つかのことを示唆してくれる。

一つは一見別のリスクに見える金融商品でも相関関係(因果関係ではない)を分析すると、ヘッジに使うことができるということだ。またこのような二つの商品を持っていてもそれはリスク分散にはならないということだ。

日本株についても中国株価と相関性の高い銘柄を選び出すと中国株のダミーとしてショートポジションを作ることが可能ということだ。無論多くの市場参加者が同じ行動をとると機能不全に陥ることが多いだろうが。

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スマートフォンのGPS、鳴虫山では機能せず

2010年05月31日 | デジタル・インターネット

スマートフォンを買った理由の一つはGPSをアウトドアで活用することだった。昨日日光の鳴虫山でXperiaにダウンロードしているMy tracksというGPSロガーを起動してみたが上手く機能しなかった。山の中で現在位置が把握できないのである。

標高1100mの鳴虫山ではほとんど深い森の中を歩く。だからGPSが機能しなかったのだろう。

今回のようなハイキングでは「ログが取れなかった」で終わりだが、GPSを積極的に使うツアースキーなどではこれは大問題。だってGPSが必要なのは電波が届き難い樹林の中やガスが深い時だからだ。

本格的登山には登山用のGPSが必要なのだろう。ただそれを買うかどうかは別の問題で今後の検討課題だと考えている。

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同期幹事会、懐かしくそして歳月は重く・・・

2010年05月31日 | うんちく・小ネタ

土曜日のランチタイム、関東在住の高校同期会を開こうということで男女各2名の幹事が新宿に集った。開口一番「何年ぶり!そう、40年ぶりか?」「いや正確に言うと45年ぶりですかね」なんて会話が飛び交った。

話は順調に進み9月に同期会を行うことになり後は雑談。

僕等の高校、京都教育大学付属高校は南北二つの中学の卒業生が一つになっているし、高校・中学の編入生がいるので卒業生の数が少ない割に出身グループは割りと細かく分かれる(別にグループ間で対立がある訳ではない)。

さて僕は田舎の小学校から編入試験で北の中学に入った組なのだが、中学に入った時ちょっと憧れを感じた女性が今回の幹事の一人Hさんなのである。田舎育ちの僕には彼女がまぶしい程明るく見えたことを覚えている。残念なことにその淡い思いを上手く伝える術も僕は知らずそのまま終わってしまったのだが・・・

Hさんの問わず語りを聞くと離婚したり一人でお嬢さんを育てるために音楽の仕事をしたりと色々ご活躍されたようだ。今も明るく素敵な感じだった。

ただふと彼女の首筋に目をやった時、すこししわが目に付いた。

「嫌なやつだな。お前は、そんなことを気にするなんて」と心の中のもう一人の僕が足を蹴った。

思い出の美しさに較べて現実は時として味気ない。

女性達は同期の仲間で今でも時々旅行をしていてその時の楽しい話を聞かせてくれた。

「みんな変わらないわよ」というので「僕はこの頃すっかり髪が薄くなったよ」と僕が返事をすると「あら、今の方が素敵よ」というお世辞が返ってきた。

女性は淡々と現実を受け入れるものなのかもしれない。そしてその現実の中にこそ確かなものがあるのだろう。

9月の同期会が楽しみである。

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鳴虫山は泣いていた

2010年05月30日 | 

鳴虫山(なきむしやま)1,104mは東照宮の南側にそびえる山だ。日光駅から歩いて登ることができるのでハイキングコースとして人気の高い山だ。鳴虫山のいわれはこの山に雲がかかると雨になることから「泣き虫山」と呼ばれていたものが、転じて鳴虫山となったということだ。

5月30日日曜日某ロータリークラブ・トレッキング同好会と鳴虫山に登った。新宿を7時30分に出発する東武日光行きの日光1号はそれほど混んでいなかった。9時29分に日光に到着。9時50分出発。鳴虫山は雲の中でありいつ雨が降ってもおかしく天気だ。それでも神ノ主山(こうのすやま)842mまでは泣きそうになりながらこらえていた。

700

神ノ主山を越えて鳴虫山の頂上に向かう途中に写真のようにブナなどの根が錯綜する急斜面が出てくる。

頂上到着は12時20分。コースタイムより30分程遅い。この同好会の人達の歩くペースはそれ程遅くないのだが、雨模様で道が滑るのと、20名を越す大部隊なので、険路での渋滞のためコースタイムより時間がかかる。

鳴虫山はツツジで有名だが、既に大半の花は盛りを過ぎていた。ただ頂上から少し降ったところにはきれいなツツジが残っていた。

Tutuji

この辺りから雨が本格的に降ってくる。憾満が淵に降る道はところどころトラロープが張ってある急斜面がある。特に今日のように雨でぬかるむと滑りやすい。降りもコースタイムより時間がかかり憾満が淵に下山したのは14時50分。

ここから20分ほど歩いて「やしおの湯」という日帰り温泉で汗を流し雨で冷えた体を温めた。日光駅まではタクシー(駅から車を呼んで2800円程度)で戻り、4時37分の日光8号で新宿へ戻った。

鳴虫山は関東地方の日帰りハイキングの本には良く登場する山である。天気が良いと日光市内や男体山などの眺望を楽しむことができる。しかし今日のような雨の日は眺望もなく、滑りやすい泥の坂が続くちょっと手強い山に変身するのである。

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