金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

猛暑のジム通いで上級アスリートになった?

2024年09月16日 | 健康・病気
猛暑続きで毎日30度を超えていた最高気温も来週から20度台に下がる予想ですね。
 さてこの猛暑の中、私は週に3回程ジムに通っていました。暑すぎて近くの山歩きなどする気が起きなかったからです。
 少し前にジムで筋肉量等を測定したところ、上級アスリートのレベルに改善していました。改善した理由は、骨格筋量は減らずに、体脂肪量が減り、その結果若干ですが、体重が減少したことにあります。
 しかし夏の間運動量を増やした訳ではなく、従来通りの運動を続けていたのに、どうして脂肪量が減ったのでしょうか?
 考えられる理由は、食べる量が若干減ったか?という位ですね。どうして食べる量が減ったか?というと暑くて炭酸水(無糖)を飲むことが多く、それでお腹が膨れ食べる量が減ったのではないか?ということです。
 本計画的にきちんとダイエットと運動をして、筋肉量や基礎代謝量を増やして、体質を改善したと言いたいところですが、現実は違うと思います。
 経緯はともあれ暑さに起因する食欲減退が体脂肪量を減らしたというところで、健康的だったかどうかは分かりません。



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ウォール街、利下げ前に神経質になっている

2024年09月16日 | 投資
 今朝(9月16日)目にしたWSJの記事のタイトルは、Wall Street tyrns skittish on eve of rate cutsだった。
 人工知能(モニカ)で和訳すると「ウォール街、利下げ前夜に不機嫌に」と出てきた。Skittishを不機嫌と訳すのはこの場合ピンとこないので、DeepLにも聞いてみた。こちらの訳は「ウォール街、利下げ前夜に神経質になる」
 こちらはしっくりくる。モニカ(使ったエンジンはおそらくChatGPT)の訳がよいかDeepLの訳が良いかについては議論している人もいるだろうが、私は勝ったり負けたりではないか?と思っている。ただこの場合はDeepLに軍配があがったが。
 さて今週半ば18日には、米連銀で2020年以降初めての政策金利の引き下げが決定される。利下げはほぼ既定路線で、問題は引き下げ幅だ。
 WSJによるとトレーダーの間で利下げ幅が0.25%か0.5かはほぼ拮抗している。
 またこの記事によると、景気見通しについて債券市場と株式市場では見方が分かれているそうだ。
 金利デリバティブのトレーダーは、来年末の政策金利水準を2.75%程度とみているが、これは0.25%の利下げを10回行うことに相当する。このような連続的な利下げは、連銀がリセッション対応としてのみ行う可能性が高い訳だから、債券市場はリセッションに陥る可能性が高いとみているということになる。
一方株式市場はもっと楽観的だ。固定利付債は、市場金利が低下すると価格が上昇する。基本的に債券投資家は、金利低下つまり景気の減速を歓迎する傾向がある。一方株式投資家は景気の上昇を期待するので、二つの投資家のビューが対立するのは、自然なことかもしれない。
 私自身は、今月の連銀の利下げ幅について、特別な判断材料を持ち合わせないが、大幅な利下げを予想する人の一つの根拠は、クレジットカードや自動車ローンの延滞が増加していることだ。これは低所得消費者層にストレスがかかっている兆候だ。
 しかしこの点を強調して、最初に大幅な利下げを行うと、市場に「連銀はリセッションリスクが高いと判断している」というメッセージを送ることになる可能性がある。
 したがって漠然とではあるが、今月の利下げ幅は0.25%かな、私は感じている。
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米インフレ5カ月連続で鈍化。とこれでインフレは誰の責任なのか?

2024年09月12日 | 投資
 昨日(9月11日)米労働省が発表した8月のインフレ率は2.5%で5カ月連続で低下した。ちなみに7月のインフレ率は2.9%で、WSJによる事前予想は2.6%だった。
 ただし食料品・エネルギーを除くコアインフレ率は3.2%で先月と変わらなかった。
 住宅関連費用の高止まりで、コアインフレ率が事前予想を若干上回ったことから、今月のFOMCで0.5%の政策金利引き下げの見通しが後退したことから、朝方株は大きく売り込まれた。しかし午後にはハイテク銘柄の反発などにより相場は反転し、S&P500は1%強上昇した。ナスダックは2.1%、ダウは0.3%上昇した。
 昨日の大きな出来事は、大統領選挙のテレビ討論会だった。CNNの世論調査によると討論会を視聴した有権者のうち、民主党のハリス副大統領が「勝利」と答えた人が63%、共和党のトランプ前大統領が「勝利」と答えた人は37%だった。
 さてインフレの問題は、大多数の無党派層にとって最大の関心事で、トランプ氏もインフレはバイデン政権の失政の結果であり、ハリス副大統領にもその責任があるという趣旨の主張を繰り返している。
 少し経済に詳しい人であれば、このような単純な議論には組しないだろうが、インフレが沈静化する中で、米国のインフレの原因は何だったのか?ということを見ておきたい。
 おそらく最大の原因は「コロナショック後、経済活動が急速に回復する中で、急増する需要にサプライチェーンの混乱や労働力不足により、供給が追い付かず価格上昇圧力が生じたこと」だ。
 また「コロナ危機に対応するため、連銀が大規模な金融緩和政策を実施したことで市場に大量の資金が供給されたこと」もある。
 また「政府がコロナ禍で疲弊する経済を支えるため大規模な財政支出を行い、消費者の購買意欲が高まり、需要を押し上げたこと」もある。
 また「コロナ禍で労働市場に大きな変化が起こり、人手不足が生じ、賃金上昇が加速したこと」も原因だ。
 これらの原因を総て現政権の失策のせいだとするのは、無理がある。
 しかしインフレの原因を深く考えない多くの有権者にとっては、おそらく「目の前でモノの値段が上がり続けているかいないか?」で、現政権の政策の良し悪しを判断するのではないだろうか?
 つまり大統領選挙が行われる11月初旬にインフレ沈静化がさらに顕著になっているかどうかが民主党政権に対する評価につながり、大統領選挙に影響を与えることになる。
 経済学的に政治の責任を議論するのであれば、財政支出規模の妥当性を議論するというところだろうが、もちろんテレビ討論会ではそんな冷静な話はでなかった。


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ハリス、大統領討論会で優位に立つ

2024年09月11日 | ニュース
 今日フィラデルフィアで行われたアメリカの大統領選挙の討論会は、ジムのランニングマシーンの上で見ていました。
 私がマシーンの上を走り始めた時、トランプ氏が移民問題について「オハイオ州スプリングフィールドでハイチ移民がペットを食べている」と主張したのに対し、司会者がそんな事実はないと訂正している場面を見ました。
 トランプさん、杜撰だなぁというのが私の印象。
 午後になって、アメリカの新聞をネットでパラパラと見てみた。
 英語が簡単で読みやすいUSA TODAYの見出しはシンプル。
 Who won the debate? Harris' forceful performance rattles a defensive Trump.
「議論に勝ったのは誰か? ハリス氏の力強いパフォーマンスは、防御的なトランプ氏を揺さぶる」
 つまりUSA TODAYは明らかにハリス氏が勝ったと言っているのだ。
 アメリカの新聞は政党色が強いので、保守的なWSJはハリス氏の勝利をそこまで明確にしていなかった。
 ハリス氏は冷静に、そして時々トランプ氏を煽り、有権者に対しては「前を向いて新しいページをめくろう」というメッセージを送り続けた。
 討論会直後に歌手のテーラー・スウィフトさんが、ハリス候補支持を表明した。
 11月の投票日までにはまだまだ波乱があるだろう。しかしここでハリス氏が少しリードしたことは間違いないと私は感じた。


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保護色の雷鳥もAI背景除去には勝てず?

2024年09月11日 | 写真
先日笠ヶ岳に登った時、途中で雷鳥一家を見ました。この時期の雷鳥の羽は茶色で、周囲のハイマツや草などによく溶け込んでいます。雷鳥だけをくっきりと撮りたいというのは人間のわがままで、雷鳥は猛禽類など天敵から身を守るため、保護色で防御しているのですね。
自宅に戻ってから、画像処理アプリPhotoDirectorを使って背景をぼかしてみました。すると雷鳥がくっきり浮かび上がってきました。
雷鳥の生息環境がわかる範囲で雷鳥をくっきり浮かび上がらせたいと思って作ったのがこの写真です。画像処理AIにかかると雷鳥の保護色も負けてしまいますね。

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