金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

NPOにもメールやビデオ会議は必要なのだが・・・

2020年03月31日 | デジタル・インターネット

私が理事を務めるあるNPO法人が4月初旬に大阪で理事会を開催したいと言ってきた。5月に社員総会を開くために理事会開催が必要ということだ。だが大阪では松井市長が「当面は不要不急の外出や会合は控えて欲しい」と呼び掛けている。NPOの理事会や総会が不要だとは思わないが、緊急性には検討の余地がある。「新型コロナウイルス感染拡大防止に協力するため、総会を暫く延期する」と会員に通知しても大きな反対はおきないはずだ。

問題は会員に低コストで迅速に情報を伝える手段を揃えていない点である。このNPO法人は教員のOB・OGが多いが高齢の方が多く、連絡は事務局からの手紙・はがきの郵送となっている。手紙やはがきの郵送にはコストと手間がかかるので、頻繁に連絡をとることができない。

私はかねてより、情報伝達手段としてHPの活用やメーリングリストの活用を提言してきたのだが、抵抗勢力が多く実現していない。

ついでにいうとかって事務局長を務めていた相続関連の団体もIT技術の活用にはあまり熱心ではなかった。こちらの団体は現役の税理士や司法書士の方も参加している団体なのだが、IT技術を活用して、コミュニケーション環境を整えるということにほとんど関心を示さなかった。これは「先生方」の顧客が高齢者でコミュニケーション環境を整えても、顧客との情報交換に使えないという事情があるのだろうと私は好意的に解釈している。

だが今回のコロナ騒動は、企業のみならずNPO法人など各種団体にもテレコミュニケーション環境の整備の必要性を痛感させたろう。

NPO法人もメールはもとより、ZOOMなど安価で使い易いビデオ会議ツールを使い、コミュニケーションを行うように努めるべきである。それはコロナ対策のためだけではない。NPO法人といえども、会員から集めた会費や寄付金を効率的に使うべきである。つまり通信費や交通費は極少化するべきなのだ。

コロナという危機を将来に生かすことがあるとすれば、それは全国民的なITリテラシーの向上とマイナンバーを使ったある程度の国民の行動管理が必要、という教訓なのだが、どこまで理解を得ることができるか?私は少々悲観的である。

 

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春の雪には寒緋桜が似合う

2020年03月29日 | うんちく・小ネタ

今日3月29日(日曜日)東京は午後3時前まで雪が降っていた。

雪が止んだので、近所の家に咲く桜の花の写真を撮った。

春の雪は色の濃い花が似合う。

寒緋桜の一種だと思うが自信はない。

小学校に回るとソメイヨシノにも雪が残っていた。

小学校の校庭は門が閉まっていて桜の木に近づけなかった。色の薄いソメイヨシノと雪では写真にならないが記念のため?に一枚写真を撮った。

 

 

 

 

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コロナウイルスをチャンスに変えるならば

2020年03月28日 | うんちく・小ネタ

この週末(3月28日ー29日)は外出抑制要請で自宅で過ごされる方が多いと思う。自宅で過ごすには、「本を読む」「音楽を聴く」「ネットフリックスやアマゾンプライムで映画やテテレビ番組を観る」「料理を作る」「散歩をする」などというところが一般的なところだろう。

新型コロナウイルス感染防止の観点では、人混みの少ない場所の散歩や登山~車で行く~などは良い週末の過ごし方だと思うがこの週末は天気が悪そうで外出気分にはならない。

公共機関の活動停止というのは日常の生活にも不自由を及ぼしている。本を読もうと思っても近所の図書館は閉館が続いているので、ブックオフを含む本屋さんに行く必要がある。あるいはアマゾンで紙の本を頼むか電子本を購入するかだ。自宅でじっくり楽しむ趣味が少ないと結構苦労するものである。

私には日曜大工の趣味はないが、日曜大工が趣味の方であれば、コロナウイルスをチャンスに変えることができるのではないか?とふと考えた。

日曜大工以外に家の中で時間をかけて行う趣味をお持ちの方には、外出抑制というのはそれほど辛い話ではないかもしれない。

だが長時間かけて楽しむレベルになるには、何事にしろ付け刃はだめだろう。「俳句」や「水彩画」なども日頃からサークルに入ったり、先生に教えて貰いながら研鑽する必要があるだろう。

良い趣味を持っているとコロナウイルスをチャンスに変えることも可能なのだが、無芸の私には外出抑制は気が滅入る話である。せめて今日は久しぶりに台所に立ち料理を作ってみようと思う。

ぼやいていても始まらないないので、コロナウイルスというイベントをプラスに転じる方法を見つけたいと考え始めている。

 

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新型コロナはテレワークのチャンスではあるが・・・

2020年03月27日 | デジタル・インターネット

東京ではこの週末(28日ー29日)外出の自粛要請が出ている。偶々今日の夕方マイカーで小金井街道を走る用事があったが夕方にも関わらずかなり空いている感じだった。どうも外訪活動の低下が始まっているようだ。

外訪活動の低下が始まる中で在宅勤務などのテレワークは脚光を集めている。私の顧問先でもテレワークに備えて、テレビ会議やビデオ会議向けのツールやライセンスを集め始めているが、注文殺到の様子でサクサクとは進まないようだ。

コロナ騒動の初期は「在宅勤務はコロナウイルス感染者(または疑惑者)が発生してから始めても間に合う」と考えていたが、最近の企業や世間の動きを見るとどうも違うようだ。つまり企業に積極的にテレワークを導入して、都内のオフィスに来ないで仕事ができるならそうしてくれ、といった要望が高まっていると感じる。

そんなこんなで私の周りもバタバタとテレワークの準備を始めている次第。ただテレワークといっても「直ぐできること」と「時間がかかること」がある。

実はテレワークを行うツール、例えばビデオ会議を行うためのZOOMだとか、自宅のPCから会社のPCやサーバを操作するリモートアクセスというものは、多少時間がかかるとはいえ比較的簡単に手に入る。また教育すれば誰でも短期間に操作することができるようになる。そんな難しいものではないのだ。

だが簡単に進まないのは「仕事そのもの進め方」や「やった仕事の評価方法」だ。こちらはテレワークのツールを入手するよりはるかに時間がかかる。また改めるのは大変だ。極端なことをいうと日本の組織の仕事の進め方には江戸時代の武士の仕事の以来の旧弊が浸み込んでいる。ここを変革しない限り本当のテレワークの時代は来ない。

江戸時代から続く仕事上の旧弊とは何か?というとお城勤めの侍、特に勘定方の侍などがお城で働く姿を想像すると良い。つまり朝から夕方まで大勢の侍が一堂に会しそろばんを入れながら、あるいは過去の書付などを参考にしながら帳簿を付けていく。上司は高い場所から部下がちゃんと働いているかを眺め、部下は下城時刻まで真面目そうに働き、時刻になると下城していく。そこで求められるのは、成果ではなく勤務態度である。今のサラリーマンの評価も成果だけでなく、協調性という名の下の付き合いの良さなどがポイントになるから、江戸時代の残影が長く伸びているということもできるだろう。

何故こんなことになったか?というと戦国時代が終わり江戸時代には武力集団である侍の数が余ったからである。だから生産性を上げるよりも仕事を分け合うことを選んだだのだ。そしてそのスタイルの射程距離は今日まで伸びている部分があるだろう。

私の経験を踏まえていうと日本の会社は「個人個人の担当職務を明確にせずムードで働く」ところが多い。だから会社に来て一堂で仕事をすることを好むのである。一方テレワークはその対極にある。

新型コロナウイルスがテレワークの促進を後押しすることは間違いないが、テレワークが定着拡大するかどうかはもっと根の深い問題が関わっていると私は考えている。

 

 

 

 

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相場の底は近づいてきた

2020年03月27日 | 投資

昨日(3月26日)の米国株は大幅上昇。ダウは1,351ドル(6.38%)上昇。3日連続の上昇で上昇幅は20%に達した。テクニカルには20%上昇すると強気相場入りだが、さすがに強気相場に戻ったという声はない。

昨日米労働省が発表した失業保険申請数は過去最大の328万人だった。申請数がこれについで多かったのは1982年10月の69.5万人だからすさまじい数である。ただそれでもウオール街の予想4百万人よりは少なかったので、相場は失業者数には驚かなかったのだ。

相場は米国上院が2兆ドルのコロナウイルス対策経済刺激策を可決したことを好感した。同法案は今日下院に回され電話投票で可決される見込みだ。

GDPの1割に相当する大型景気刺激策を好感してダウは3日続けて上昇した。この後まだまだ悪いニュースが流れそのたびに株価が下落する場面はあるだろう。だがパニック的な売りは落ち着いてきたようだ。

相場をコメントする人の間では相場の底は近いという声が聞かれる。

相場は実体経済に先行する。株式相場は概ね半年くらい先を見ているという人が多いようだ。

GDP等これから発表される経済データは経済活動の収縮を示すものが多いだろうが、投資家は明るい材料を探し始めているようだ。

慌てて底値買いに入る必要はないと思うが、最悪期は脱しつつあると私は感じている。

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